コーヒーの木って育てるのが難しいの?初心者は避けた方がいい?
コーヒーの木は育てるのが難しい、難易度が高いから初心者は避けた方が無難。
このように言われることも多いコーヒーの木ですが、今回紹介する3つのポイントを押さえておけば、初心者でも失敗を回避できます。
そこで今回は、コーヒーの木が難しいと言われがちな理由と、失敗を防ぐためのポイント3つを紹介します。
コーヒーの木は育てるのが難しいといわれがちな理由は?
手軽に購入できるコーヒーの木ですが、初心者が長く育て続けるのはなかなか難易度が高いです。その理由には、以下のようなものがあります。
寒さに弱い
コーヒーの木は数ある観葉植物の中でも、寒さに非常に弱い植物です。
気温が低くなると成長が鈍化し、10度以下の寒さが続くと徐々に弱って枯れてしまいます。
この寒さに対する感受性が、コーヒーの木を育てる際の難しさの一つです。
寒さに当たった時によくある症状
- 葉が黄色く変色し、落葉する
- 根が冷えることで水分と栄養の吸収が妨げられ、植物全体の健康状態が悪化
株が大きくなると日光を多く必要とする
コーヒーの木は成長するとともに、日光をより多く必要とするようになります。
若い苗の段階では間接的な光でも十分に成長しますが、株が大きくなると、日光不足が成長を阻害する原因となります。
かといって、直射日光に当たると葉が傷んでしまいます。これが、コーヒーの木が「難しい」とされるもう一つの理由です。
日光不足に陥った時によくある症状
- 葉が落ちて枝ばかりがひょろ長く間延びする
- 葉の黄変や落葉、成長の遅れ
生長が早く植え替えが大変
コーヒーの木は比較的成長が早く、成長するにつれて根が鉢を占領し、土壌中の栄養素が不足することがよくあります。
そのため、1〜2年ごとに植え替えを行わなければならないという点が、コーヒーの木を育てる難しさの一つです。
根詰まりを放置すると根が傷み、葉の変色や落葉を起こします。
2年以上植え替えないと起こりがちな症状
- 土壌の栄養が不足し、植物の成長が阻害される
- 根が絡み合って空気の通りが悪くなると、根腐れの症状が現われやすい
- 葉の先端が茶色く枯れ込んでくる
コーヒーの木は難しい?失敗を防ぐための3つのポイント
コーヒーの木は比較的繊細で、初心者が育てる際は「なんだか難しいな…」と感じることも多いでしょう。
ただ、以下3つのポイントさえ押さえていれば、初心者でも健康で美しいコーヒーの木を育てることができます。
屋外の直射日光に当てない
コーヒーの木は屋外の直射日光に当てると、葉が焼けたように傷んでしまうことが多いです。
室内なら南~東向きの窓際に置き、屋外なら遮光ネットが必須です。
15度以下は避ける
コーヒーの木を育てるなら、冬でも最低15度はキープしましょう。とにかく他の観葉植物に比べて寒さに弱いです。
窓際に置いている場合、冬は夜になったら窓から1~2m離し、冷え込みを防ぎましょう。
1~2年に一度、植え替える
コーヒーの木は成長すると根が鉢の中でいっぱいになり、土壌の栄養分が不足することがあります。
このため、1~2年に一度は植え替えを行う必要があります。5月~6月頃が植え替えのベストシーズンです。
コーヒーの木は難しい?失敗を防ぐための3つのポイント【まとめ】
コーヒーの木を長く育て続けるためには、置き場所と定期的な植え替え、温度管理が必須です。
とはいえ、直射日光を避けた明るい場所に置き、15度以上の温度を保ち、1~2年に一度植え替えを行うことで、初心者でも各段に失敗しにくくなります。
今回の記事を参考に、ぜひ末永くコーヒーの木を育ててみてくださいね。