アルテシマを外で育てたいけど、夏も外に出しっぱなしで大丈夫かな。。?
アルテシマの置き場所としてよく言われるのが、「レースカーテン越しの柔らかな光が当たる場所」という表現です。
が、筆者が実際に夏の屋外でアルテシマを育ててみた結果、直射日光さえ気を付けていれば、むしろ株を充実させることができたので、
今回は、夏の屋外管理の注意点と夏場によくある失敗についてまとめてみました。
フィカス・アルテシマは夏の屋外で育てられる?
フィカス・アルテシマは夏の間、直射日光や過度な高温に晒さなければ、屋外で育てることが可能です。
屋外に出すことで、自然光や新鮮な空気をたっぷりと受け取ることができ、より健康的な株に育てることができます。
アルテシマを外で育てるメリット
- 成長の促進: 自然光をたっぷりと受けることで、葉の色が鮮やかになり、全体的な成長が促進されます。
- 健康状態の改善: 新鮮な空気と適度な風が植物の健康状態を改善し、病気の予防にもつながります。
- 害虫の予防: 屋外での自然の天敵が害虫の発生を抑制することが期待できます。
アルテシマを夏の屋外で育てる際によくある失敗・3選
アルテシマは、夏でも外で育てることができますが、高温&強光時では以下のようなトラブルを起こす恐れもあります。
直射日光で葉が焼け焦げる
アルテシマは明るい場所を好みますが、高温時の直射日光に当たると葉が焼けやすいです。
夏の強い日差しに長時間さらされると、葉が焦げたように焼ける「葉焼け」を起こします。
対策
- 適切な場所選び: アルテシマを屋外に出す場合、直射日光が直接当たらない場所を選びましょう。たとえば、木陰やベランダの一部、パラソルの下など、半日陰の場所が理想的です。
- 遮光ネットの使用: 強い日差しを避けるために、遮光ネットを使用することも有効です。これにより、日光の強さを調整し、葉焼けを防ぐことができます。
- 屋内と屋外の移動: 朝の涼しい時間帯や夕方にだけ屋外に出すなど、日中の強い日差しの時間帯を避ける方法もあります。
熱くなった床に鉢を直接置いて根が傷む
夏の暑い日差しが直接当たる場所では、床や地面の温度が非常に高くなります。
熱くなった床に鉢を直置きすると、鉢の中の温度も急上昇し、根が熱によって煮えて根腐れのような症状を引き起こします。
対策
- 鉢スタンドを使う:鉢を地面から少し浮かせるような工夫をすることで、熱い地面との接触を避ける。鉢スタンドを使ったり、鉢の下に木製のすのこやブロックを置くと良い。
- 日陰を作る: 鉢を置く場所に日陰を作ることで、地面の温度が上がりにくくなる。遮光ネットや植木鉢のカバーなどを利用して直射日光を防ぐこと。
害虫被害
夏の屋外では、アザミウマ、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどの害虫が活発に活動します。
特に新芽や若い葉は狙われやすく、放置すると株全体が弱って枯らされてしまうこともあります。
対策
- 定期的なチェック: 定期的に葉の裏側や茎をチェックし、害虫の兆候がないか確認しましょう。葉がまばらに変色する場合は要注意。
- 殺虫剤の使用: もし害虫が発生した場合、まずは確実に取り除くこと。取っても再発する、被害箇所が多い場合は殺虫剤の使用を検討。アザミウマやハダニの場合、取っても再発率が高くかなり厄介。
アルテシマを夏の屋外で育てるときの注意点
アルテシマを真夏の屋外で育てるなら、以下のポイントに注意する必要があります。
直射日光を避ける
アルテシマを夏の屋外に出すなら、直射日光に当たらない場所に置きます。
確実なのは遮光ネットを使用することです。風で飛ばされないよう、しっかりと固定します。
30度以上なら、遮光ネットを使うか日陰へ移動
アルテシマは、18℃~24℃の温度範囲で最もよく育ちます。
夏の暑い日中は気温が30℃を超えることもありますが、これは植物にとってストレスです。
高温時には風通しの良い場所に移動させ、遮光ネットを使用して直射日光を遮ることが推奨されます。
土の乾き過ぎに注意
屋外で育てる場合、土の乾き具合が室内よりも早くなることがあります。
特に夏の暑い時期には水分が蒸発しやすく、土が乾燥しやすいです。
アルテシマは過湿を嫌いますが、乾燥しすぎるのもよくありません。
アルテシマは真夏の屋外でも育つ?よくある失敗を画像で解説【まとめ】
フィカス・アルテシマは、適切な条件が整えば夏の屋外で育てることが可能です。
直射日光を避け、適度な水やりと風通しの良い環境を提供することで、健康に育てることができます。
これらのポイントを押さえて、フィカス・アルテシマを夏の間も美しく育てましょう。