アルテシマの調子がイマイチ。。もしかして、根腐れしてる!?
ツートンカラーの葉が美しい「フィカス・アルテシマ」。
初心者でも育てやすいうえ、見た目がお洒落で人気の観葉植物ですが、長く育てていると根腐れに悩まされることも多いです。
そこで今回は、アルテシマが根腐れしたときによくある症状とその見分け方、復活方法までをまとめて紹介します。
アルテシマが根腐れしたときによくある症状
まずは、アルテシマが根腐れを起こしたときによくある症状がから見ていきましょう。
葉の変色
アルテシマの根が腐り始めると、最初に見られる症状の一つは葉の変色です。通常、葉は鮮やかな緑色をしていますが、根腐れが進行すると葉が黄色く変色し始めます。
葉のしおれ、落葉
根腐れが進行すると、根が水分と栄養を吸収できないため、葉が水分不足に陥ることで落ちやすくなります。しおれた葉は柔らかくしなしなで、通常の健康な葉と比較してハリがありません。
土がかび臭い
根腐れが進行すると、腐敗した根から悪臭が発生することがあります。この臭いは土から上がってくることが多く、特に鉢の周りや水を与えた直後に感じることがあります。
土が5日以上湿ったまま
水やり後、5日以上経っても土が湿りっぱなしなら、根腐れのリスクが高まっている状態です。土が湿り続けることで根は呼吸ができず、蒸れて腐りやすくなります。
株元がぐらつく
根が腐ると地上部をしっかりと支えることができず、株元がぐらぐらと不安定になってきます。土を足したところで根本的な解決にはならず、それどころか余計に根腐れを進行させてしまう恐れもあります。
アルテシマが根腐れしたかどうかの見分け方
アルテシマが根腐れを起こしたかどうかを見分けるには、地上部だけでなく地中部の根っこを確認する必要があります。
根の確認方法
根腐れを確認する最も確実な方法は、植物を鉢から取り出して根の状態を直接観察することです。
根が黒っぽく変色し、脆く柔らかくなっている場合は、根腐れが進行していると判断できます。
健康な根と根腐れした根の見分け方
- 健康な根っこ:弾力があり、カットすると白い樹液が滲み出てくる
- 根腐れした根っこ:黒っぽく脆い、スカスカで弾力がない。カットしても樹液が出ず空洞のようになっている。少し触れただけでボロボロと崩れ抜け落ちる
根腐れしたフィカスアルテシマを復活させる方法
次に、根腐れしたアルテシマを復活させる方法を見ていきましょう。
鉢から取り出し、傷んだ根を取り除く
根腐れが確認された場合、腐った根を取り除くことが重要です。植物を鉢から取り出し、腐った根を消毒したハサミで切り取ります。腐敗した根を放置していると、健康な根まで腐敗が拡がってしまう恐れがあるためです。
肥料分を含まない清潔な土で植え直す
腐った根を切り取った後は、水はけの良い清潔な土で植え直します。使い古しの土は根腐れの原因となる病原菌を含んでいる可能性があるため避けてください。根が大幅に減ってしまった場合は、これまでよりも小さめの鉢を使いましょう。
室内なら南~東向きの窓際に置いて発根を待つ
植え替え後はたっぷりと水を与え、明るく風通しの良い場所で新しい根が育つのを待ちます。水やりは土が乾いてから。直射日光を避け、風通しの良い明るい場所に置くことで新しい根が出るのを待ちます。
アルテシマが根腐れする原因と対策
根腐れは、過剰な水分によって根が酸素不足に陥り、細菌やカビが発生して根が腐敗する状態です。
根腐れの原因と対策
- 水のやりすぎ➡フィカスアルテシマは、過剰な水やりによって根腐れを起こしやすい植物です。適切な水やりの頻度を守り、土の表面が乾燥していることを確認してから水を与えるようにしましょう。
- 排水性の悪い土、古い土➡保水性の高すぎる土や古くなった土は、水分が長時間土中に留まり、根腐れの原因となります。アルテシマには水はけの良い土を使用し、1年~2年に一度は新しい土に交換しましょう。
- 水はけの悪い鉢➡排水穴のない鉢や、水が溜まりやすい鉢を使用すると、根腐れのリスクが高まります。必ず排水穴のある鉢を使用し、余分な水分が滞留しないようにしましょう。
- 肥料の与えすぎ➡過剰な肥料は根を傷める原因となります。肥料を与える場合は、必ず根詰まりを起こしていないことを確認しましょう。株が弱っている時に肥料を与えるのも避けた方が無難です。
アルテシマが根腐れした時の症状は?見分け方と復活方法【まとめ】
フィカスアルテシマの根腐れは、適切な水管理と排水性の良い土を使用することで防ぐことができます。
根腐れの初期症状を見逃さず、早期に対策を講じることで、植物の健康を保つことが可能です。
根腐れを発見した場合は、すぐに根を切り戻し、新しい土で植え替えることで、フィカスアルテシマを復活させることができます。
日々の観察と適切なケアを行い、根腐れを防いで元気に成長する環境に整えましょう。