モンステラの株元がグラグラして不安定。。土で固めてもぐらつきが直らない。。
結論から申し上げると、モンステラの株元がグラグラと不安定にぐらつく場合、根がダメージを受けている可能性が高いです。
そこで今回は、モンステラの株元がぐらつく原因と対処法について詳しく解説します。
モンステラの株元がグラグラとぐらつく➡根がダメージを受けている可能性大
モンステラの株元がぐらつく場合、根が深刻なダメージを受けている可能性が高いです。
根が腐ると、土中の酸素不足や細菌の繁殖が引き金となり、根の機能が低下します。
その結果、株元がぐらつき、最悪の場合には植物全体が枯れてしまうこともあります。
根がダメージを受ける原因
- 過剰な水やり:土が常に湿っていると根腐れを引き起こします。特に、鉢底に水が溜まっていると、根が窒息し腐りやすいです。
- 水はけの悪い土:水はけの良くない土を使用していると、水が鉢の中に溜まりやすく根が傷みやすいです。水が長時間滞留することで酸素が不足し、根の健全な成長が妨げられます。
- 鉢の底に穴がない、または詰まっている:排水穴がない鉢や、穴が土や根で詰まっている場合、余分な水が排出されず、根が過剰な水分にさらされることになります。
- 2年以上植え替えていない:2年以上植え替えていない場合、鉢の中が根でいっぱいになったり、土がカチコチに固まっていることが多いです。結果、根が蒸れて傷みやすくなります。
- 土が濡れた状態で極端な高温や低温に晒された:水やり後、沢山の水分を含んだ鉢を熱くなった床面や10度以下の環境に晒すと、根に大きな負担がかかってしまいます。
モンステラがぐらつくときの対処法
根へのダメージが疑われる場合、迅速な対応が必要なケースが多いです。モンステラがぐらつくときの対処法は以下の通りです。
土が湿っている場合、完全に乾くまで水やりはストップ
株元がぐらついてかつ、土が湿っている場合、土が完全に乾くまでは水やりを控えましょう。
明るく風通しの良い場所に置き、根に負担がかかる肥料は与えません。
根の状態を確認する
植物を鉢から取り出し、根の状態を観察します。
健康な根は白くしっかりしていますが、傷んだ根は黒っぽく脆いのが特徴です。ぬめりや悪臭がすることも。
これらの症状が見られる場合は、根腐れが進行している可能性が高いです。
腐った根を取り除く
根腐れが確認された場合、腐った根をすべて取り除く必要があります。鋭利なハサミを使用し、腐った部分を切り取ります。
腐った根を残すと腐敗が広がり、健康な部分にまで影響を及ぼす恐れがあるためです。
清潔な土で植え直す
腐った根を取り除いた後は、水はけの良い清潔な土で植え直しましょう。
この際、肥料分を含まない無機質な土を使用することが重要です。
市販の「赤玉土(小粒)」や「バーミキュライト」「鹿沼土(小粒)」などを混ぜたものが理想です。
また、根の量が極端に減ってしまったなら、これまでよりも小さめの鉢を使ってください。
根が回復するまでは、自然乾燥でも土が乾くくらいの環境を用意してやります。
室内なら南~東向きの窓際に置く
どんなに水やりを気を付けていても、うす暗く風通しの悪い場所だと土が乾きにくく、根が蒸れて傷みやすいです。
室内なら南~東向きの窓際に置くと良いでしょう。
窓を閉め切る時期はサーキュレーターを使用し、一か所に湿気や冷気が停滞しないよう気を付けます。
モンステラの株元がグラグラとぐらつく?原因と対処法【まとめ】
モンステラの株元がぐらつく場合、今回紹介したように、根が深刻なダメージを受けていることがよくあります。
耐陰性があるとはいえ、窓から遠く離れた壁際や部屋の隅にモンステラを置きっぱなしだと、どうしても弱ってしまいます。
株元のぐらつきは、モンステラの健康状態を反映する重要なサイン。注意深く観察し、適切に対処して元気な姿を取り戻しましょう。