モンステラを室内に飾りたいけど、赤ちゃんやペットがいても大丈夫なのかな?
赤ちゃんやペットがいるお住まいでは、観葉植物を飾る際にその毒性が心配ですよね。
そこで今回は、モンステラの毒性と、赤ちゃんや犬、猫がいる環境でも安全に育てるためのポイントをお伝えします。
また、万が一のトラブルを避けるために、人工観葉の利用についてもご紹介しましょう。
モンステラに毒性はある?
モンステラは「シュウ酸カルシウム」を含むため誤食に注意
モンステラには「シュウ酸カルシウム」という物質が含まれています。
シュウ酸カルシウムは針のような結晶体で、口内や消化管に触れると強い刺激を引き起こす恐れがあります。
樹液が肌に付着するとかぶれる恐れがある
また、モンステラの樹液が直接肌に触れると、かぶれを引き起こす恐れがあります。
特に肌が弱い方は、剪定や植え替えなどのお手入れの際に十分注意して作業する必要があります。
毒性を持つモンステラ、赤ちゃんやペットへの影響は?
万が一、赤ちゃんやペットがモンステラを誤食した場合、以下のような影響が懸念されます。
赤ちゃんへの影響
赤ちゃんは好奇心旺盛で、身の回りの物を口に入れることが多いです。
そのため、万が一赤ちゃんがモンステラの葉や茎を噛んでしまった場合、口内の痛みや腫れなどの症状が現れる可能性があります。
さらに、喉にシュウ酸カルシウムの結晶が付着すると、呼吸困難を引き起こすリスクもあり危険です。
犬や猫への影響
犬や猫などのペットも、時折観葉植物を噛む習性があります。
モンステラを誤って摂取した場合、動物も同様に口内の痛み、腫れ、吐き気、嘔吐、食欲不振といった症状を示すことがあります。
特に猫は、植物の葉を噛むことで中毒症状を起こしやすいため注意が必要です。
モンステラの毒性への対策!赤ちゃんやペットがいる場合の注意点
モンステラの美しさを楽しみながらも、赤ちゃんやペットの安全を守るためには、いくつかの対策を講じることが重要です。
モンステラを手の届かない場所に配置する
最も簡単な方法は、赤ちゃんやペットがモンステラに触れることができない場所に配置することです。
高い棚の上や、専用のフラワースタンドを利用して、手の届かない位置に置きましょう。
鉢カバーやフェンスで保護する
モンステラを直接触れることができないようにするために、鉢カバーやフェンスを使用するのも有効です。
特に猫は高さを苦にしないため、フェンスなどで物理的に近づけなくする工夫が必要です。
赤ちゃんやペットに植物の危険性を教える
少し大きくなった子供には、植物を食べることの危険性を教えることも重要です。
また、ペットには噛んではいけないことを教えるために、苦味スプレーを使用することも検討してください。
誤ってモンステラを摂取してしまったときの対処法
赤ちゃんやペットがモンステラを誤って摂取してしまった場合、以下のような対処法があります。
人間の中毒症状と対処法
人間がモンステラを誤って摂取した場合、口内の痛みや腫れ、よだれの増加が見られることがあります。
症状が軽度の場合は口内をよくすすぎ、水を飲ませることで対処できますが、
症状が重い場合や呼吸困難が見られる場合は、すぐに医療機関を受診してください。
ペットの中毒症状と対処法
ペットがモンステラを摂取した場合、吐き気や嘔吐、口内の痛みなどの症状が現れることがあります。
まずは、ペットが摂取した量を確認し、速やかに動物病院に連絡を取りましょう。
可能であればモンステラの一部を持参し、獣医師に見せるとよいでしょう。
モンステラの毒性が心配なら人工観葉がおすすめ!
赤ちゃんやペットがいるお住まいでモンステラの毒性が心配な場合、人工観葉という選択肢もあります。
近ごろの人工観葉は、見た目が非常にリアルで本物と見分けが付かないものも多いです。
人工観葉なら衛生的。虫が苦手でも安心
人工観葉植物の最大のメリットは、手入れが不要であることです。
水やりや植え替えなどの面倒な手入れも不要なため、小さなお子さんやペットがいる家庭でも負担が少なく楽しめます。
高品質な人工観葉植物の選び方
人工観葉植物を選ぶ際は、品質に注目しましょう。
リアルな質感や色合いを持つものを選ぶことで、インテリアとしての満足度も高まります。
特に造花専門店の人工観葉は精巧に作られており、遠くから見ると本物と見分けがつかないほどです。
造花専門店の人工観葉はお値段が少々張りますが、安っぽく見せたくないという方にはかなりおすすめです。
モンステラの毒性は?赤ちゃんやペットがいても大丈夫?【まとめ】
モンステラは美しい観葉植物ですが、その毒性には注意が必要です。
特に赤ちゃんやペットがいるお住まいでは、モンステラを手の届かない場所に配置したり、物理的な対策を講じたりする必要があるでしょう。
また、万が一の事故に備え、中毒症状とその対処法についても理解しておく必要があります。
モンステラの毒性が心配であれば、人工観葉を選ぶのも一つの方法です。
あなたのライフスタイルに合わせた方法で、美しいモンステラをインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか?