モンステラの水やりって結局、どれくらいすればいいの?週一で大丈夫?
モンステラを育てている方の中には、水やりの頻度でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
比較的水を好むと言われるモンステラですが、時期によっては週一では多すぎることもあるんです。
そこで今回は、失敗しないモンステラの水やり方法を紹介します。
モンステラの水やりは週一で大丈夫?
結論、モンステラの水やりは「〇日に1回」などと決めるべきではありません。その理由は以下の通りです。
水やりのタイミングは「土の乾き具合」と「時期」で判断
モンステラの水やりは、土の表面が乾いてからおこなうのが基本です。
土が乾かないうちに次から次へと水を与えていると、根が蒸れて腐ってしまいます。
ただし、生育が緩慢になる冬は、土が乾いてさらに3日ほど空けることで根腐れのリスクを抑えられます。
置き場所によっては週一でも足りないケースもある
春~秋の成長期にはモンステラの水分需要が高まります。
そのため、週一の水やりでは不十分なこともあるでしょう。特に屋外管理の場合、室内に比べて土の乾燥が早く進みます。
モンステラの基本的な水やり方法
モンステラの水やりは、置き場所や時期によって大きく異なります。以下は、基本的な水やりの原則です。
水やりは土が乾いてからが基本
モンステラに水を与えるタイミングは、土が乾いてからが基本です。
土が乾かないうちに、次から次へと水やりをしていると、土が常に湿った状態になることで根が傷みます。
鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えるのが基本
モンステラは過度の水やりを嫌いますが、完全な乾燥も好みません。適度な湿り気を保つことが理想的です。
土がしっかりと湿る程度の水を与え、余分な水は鉢底から排出されるようにしましょう。
生育が緩慢な冬は土を乾かし気味に管理する
生育が鈍る冬は、モンステラの水分需要が低下します。
冬は週一の水やりだと多すぎる場合が多く、根腐れを引き起こすリスクが高まります。
経験上、室内なら土が乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で十分です。
モンステラの土が乾いたかどうかのチェック方法
土に指を2~3センチほど差して湿気を感じない
成長期には、土壌が乾くスピードが早いため、表面だけでなく、指を数センチメートル挿し込んで土の中の乾燥具合も確認しましょう。
春~秋の暖かい時期は、土が乾燥していると感じたら、すぐに水を与えることが望ましいです。
鉢を持ち上げて重さで判断
プラスチック鉢であれば、鉢を持ち上げた時の重さで土の乾き具合を確認できます。
ただ、陶器鉢や素焼き鉢などの場合、重さで土の乾き具合を判断するのは難しいです。
水やりチェッカーを使う
土の乾き具合がイマイチ分からない…という場合に便利なのが、水やりチェッカーです。
スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、土の乾き具合を色で確認できます。
- 春~秋:チェッカーが白になったタイミングでたっぷりと水やり
- 冬:チェッカーが白になって、さらに2~3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で水やり
モンステラの水やりに関するよくある失敗と対策
モンステラの水やりに関して、よくある失敗やトラブルと、その対策について解説します。
秋~冬にかけての水のやり過ぎによる根腐れ
秋から冬にかけては徐々に気温が低下し、根が水分を吸う力も低下していきます。
気温が下がっているのにも関わらず、暖かい時期と同じ頻度で水やりしていると、根が常に湿った状態となることで傷みやすいです。
対策
- 天気予報で最低気温が15度以下になったら、水やりの頻度を徐々に少なめにシフトしていく
- 冬は土が乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える
- 土が湿った状態で寒さに晒さない。冬は夜間の水やりを控えるのが無難
土が湿っているのに調子が悪い時に、水やりを繰り返す
土が湿っているのにも関わらず株に元気が戻らない場合、原因は乾燥ではなく他にあることが多いです。
水やりしても復活しない場合、ほとんどの場合、根が水分を吸えないほど弱っています。
この場合、水やりを繰り返すことで根へのダメージを加速させてしまいます。
対策
- 根腐れが疑われる場合は一旦、水やりはストップ。明るく風通しの良い場所へ移動し、土が完全に乾くまで待つ
- 春~秋なら鉢から株を取り出し、根の状態をチェックしてみる
- 黒く傷んだ根があれば取り除き、水はけの良い清潔な土で植え直す
モンステラの水やりは週一で大丈夫?失敗しない水やり方法【まとめ】
モンステラの水やりは「週一」などと決めず、季節ごとに適切な頻度と方法を選ぶことが重要です。
基本は、土が乾いてからたっぷりと。
ただし、土が乾く速度は気温や湿度、置き場所や風通し、使用している土や鉢などによって異なります。
土の乾き具合と時期を見極め、最適なタイミングで水やりすることでより長く美しい姿を楽しむことが可能です。
水やりのタイミングに自信のない方は、水やりチェッカーのような便利グッズを活用してみてくださいね。