フィカスベンガレンシスの幹がなかなか太くならないなぁ。
フィカスベンガレンシスを長く育てている方のなかには、幹がなかなか太くならないとお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、フィカスベンガレンシスの幹を太くする方法、太くならない原因、そして太くするまでにかかる期間などについて解説します。
農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!
フィカスベンガレンシスの幹が太くならない原因
まずは幹が太くならない原因から見ていきましょう。原因を知ることが解決の第一歩です。
日光不足
フィカスベンガレンシスは耐陰性があるため、室内の観葉植物として人気ですが、本来は日光が大好きです。
あまりにも日当たりが悪いと幹が細く間延びします。
室内で育てるなら、明るく風通しの良い南~東向きの窓際に置くのがベストです。
窓を閉め切った室内に放置
風通しが悪い環境も、幹の成長に悪影響を及ぼします。
空気の流れが悪いと幹が弱く細くなりがちです。風通しの良い場所に置くことで、成長を促進します。
剪定をしていない
余分な枝や葉が多いとそれらを支えるためにエネルギーを使いすぎてしまい、幹の成長が遅れることがあります。
定期的に剪定することで必要な栄養とエネルギーが幹に集中し、幹が太くなりやすいです。
2年以上植え替えていない
2年以上植え替えていない場合、根が狭い空間に制限されることで、植物全体の成長が抑制されます。
根が十分に広がることで、幹も強く成長しやすいです。
根詰まりを放置していると幹が太くならないどころか、根腐れのリスクが高まります。
フィカスベンガレンシスの幹を太くする具体的な方法
フィカスベンガレンシスの幹を太くするためには、以下のポイントを押さえておく必要があります。
室内なら南~東向きの窓際に置く
フィカスベンガレンシスが太く強く成長するためには、光の確保が欠かせません。
室内なら南~東向きの窓際に置くことで光合成が盛んになり、幹が太く育ちやすいです。
空気の流れを良くする
植物は適度な風を受けることで、葉にある気孔の開閉が盛んになり、光合成も活発化します。
風通しの良い場所に置くことで丈夫な株に育つとともに、根腐れやカビ、害虫の発生を防いでくれます。
気温が許す限りは屋外で育てる
最低気温が15度以上あるなら、屋外で育てることをお勧めします。自然光と自然の風は、幹を太く強くするために不可欠です。
室内の場合、日当たり・風通しの面でどうしても屋外には劣ります。
定期的な剪定
定期的な剪定は、幹の太さを増すために不可欠です。
剪定は春から初夏にかけて行い、枝葉を適度に間引くことで、幹に栄養が集中しやすくなります。
フィカスベンガレンシスの幹が太くなるまでの期間はどれくらい?
フィカスベンガレンシスの幹が太くなるまでの期間は、環境条件や管理方法によって異なります。
一般的には少なくとも2年~3年はかかると考えておくべきです。以下が成長過程の目安です。
最初の1年
最初の1年は、根の発達と全体の成長が主な課題です。この期間に適切な光、水、肥料を確保することで、健康の基盤を築きます。
2~3年目
この時期に、幹の太さが徐々に増してきます。定期的な剪定と適切な栄養管理を続けることで、目に見える変化が現れ始めます。
4年目以降
幹の太さが本格的に増してくるのは4年目以降です。この時期には、幹がしっかりとした太さになり、全体のバランスが良くなります。
フィカスの幹を太くするのは大変…そんな時は「フェイクグリーン」もおすすめ
フィカスの幹を太く育てるためには、時間と手間を要します。なかなか大変です。
幹が太くてカッコいい観葉植物が欲しいけど、そんなに時間をかけていられないなぁ。。
そんな方におすすめなのが、虫が湧きにくく枯れない「フェイクグリーン(人工観葉植物)」です。
虫がわかない
フェイクグリーンの最大の魅力の一つは、虫がわかないことです。
リアルな植物は、土や水分を好む虫が寄ってきますが、フェイクグリーンにはその心配がありません。
枯れない
リアルな植物は、水やりの頻度や日光の量によっては枯れてしまうことがありますが、フェイクグリーンはその心配がありません。
旅行や出張で家を留守にすることが多い方にも最適です。
面倒な世話は一切不要
フェイクグリーンはお世話が一切不要。忙しい方でも安心して楽しめます。
水やり、剪定、植え替えなどの面倒な作業が要らず、置くだけで簡単にお部屋をグリーンで満たすことができます。
フィカスベンガレンシスの幹を太くする方法【まとめ】
フィカスベンガレンシスの幹を太くするためには、適切な光、剪定、栄養、水やり、そして風通しの良い環境をバランスよく管理することが重要です。
幹が太くなるまでには時間がかかりますが、根気よくケアを続けることで、美しい樹形に育て上げることができます。