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ドラセナの茎がブヨブヨになる原因と対処法を解説

幸福の木を付け根からカット その他の観葉植物

ドラセナの茎がブヨブヨと柔らかくなる症状にお悩みですか?

ドラセナの茎や幹がブヨブヨ柔らかい場合、放っておくとそのまま枯れてしまうことが多いんです。

そこで今回は、ドラセナの茎や幹がブヨブヨになる原因とその対処法について詳しく解説します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ドラセナの茎がブヨブヨになる原因①水のやりすぎ

土が乾いたかどうかの確認方法

ドラセナは乾燥には比較的強いですが、過剰な水やりは大敵です。

土が常に湿っている状態が続くと、根が呼吸できなくなり、根腐れを引き起こします。

根腐れが進行すると、茎にも影響を及ぼし、茎や幹がブヨブヨと腐ってしまいます。

対処法

  1. 土が完全に乾くまでは水やりをストップ:明るく風通しの良い場所で管理を続けます。
  2. 植物を鉢から取り出す: 植物を優しく鉢から取り出し、根の状態を確認します。
  3. 根の状態を確認する: 根が黒く変色し、悪臭を放っている場合は、根腐れが進行しています。
  4. 腐った根を取り除く: 清潔なハサミで腐った根をすべて取り除きます。切り口を整え、健康な部分だけを残します。
  5. 新しい土に植え替える: 排水性の良い新しい土に植え替えます。この際、鉢底に鉢底石を敷くと効果的です。

水やり頻度の見直し

  1. 水やりの頻度を減らす: 土が完全に乾いてから次の水やりを行います。ドラセナは乾燥に強いため、過剰な水やりは避けます。
  2. 冬の管理: 特に冬季は成長が鈍くなるため、水やりの頻度を減らし、土が乾燥するのを待ちます。冬は土が乾いてさらに3日ほどしてから、土の約1/3が湿るくらいの量で充分です。

 

ドラセナの茎がブヨブヨになる原因②水はけが悪い鉢や土を使っている

鉢植え、鉢底ネット

小さい穴が1つだけの鉢よりは、小さい穴がメッシュ状に複数開いている方が水はけが良く根腐れを起こしにくい。

ドラセナは排水性の良い土を好みます。

排水性が悪い土や水はけの悪い鉢を使用していると、根が長時間水に浸かり、根腐れを引き起こす可能性が高まります。

対処法

ジャイロポットの鉢底

  1. 適切な土壌の選択: ドラセナには、軽石や砂を混ぜた排水性の良い土壌が適しています。市販の観葉植物用土にこれらを混ぜて使用します。
  2. 鉢底の工夫: 鉢底に穴がある鉢を使用し、余分な水が溜まらないようにします。鉢底には鉢底石を敷き、水はけを良くします。

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ドラセナの茎がブヨブヨになる原因③凍傷

冬場の幸福の木

ドラセナは寒さに弱い植物であり、特に冬季の低温や急激な温度変化によって茎や葉に凍傷が発生することがあります。

凍傷によって組織が破壊され、茎がブヨブヨになることがあります。

対処法

  1. 被害部分の除去: 凍傷によってダメージを受けた部分を清潔なハサミで取り除きます。
  2. 温度管理: 温暖な環境に置き、寒さから守ります。特に冬季には、ドラセナを寒い場所から遠ざけ、暖かい場所に移動させます。

環境の見直し

  1. 適切な湿度と温度の維持: ドラセナが置かれている環境を見直し、適切な湿度と温度を保ちます。冬季には、暖房器具による乾燥や冷気から植物を守るために、加湿器を使用するか、定期的に霧吹きを行います。
  2. 急激な温度変化を避ける: ドラセナを置く場所を選ぶ際には、急激な温度変化がない場所を選びます。
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ドラセナの茎がブヨブヨになる原因④土の劣化と蒸れ

ドラセナコンシンネの植え替え

2年以上同じ土を使用していると徐々に土の粒が崩れ、土が粘土状に固まって水はけが悪くなりやすいです。

鉢の中が蒸れると根が傷み、根腐れを起こす原因になります。

対処法

  1. 1年~2年に一度の植え替え: 長期間同じ土を使用している場合は、新しい土に植え替えます。植え替えの適期は春~初夏です。
  2. 水はけの良い鉢と土を準備:鉢底穴の開いた鉢に鉢底石を敷き、水はけの良い清潔な土を使って植え替えます。

 

ドラセナの茎や幹がブヨブヨで復活が難しい場合

幸福の木の土

幹全体がブヨブヨ、スカスカな場合は復活は難しい。

茎の一部がブヨブヨになった場合には対処が可能ですが、幹全体がブヨブヨに腐ってしまった場合、復活させるのは非常に難しいです。

この場合、植物全体が腐敗している可能性が高く、新たな成長が見込めないため、他の健康な植物を育てることを検討した方が良いでしょう。

ブヨブヨに腐った部分の切除

  1. 腐った部分の切り取り: ブヨブヨになって腐ってしまった部分を清潔なハサミやナイフで切り取ります。腐敗部分を放置すると、腐敗が広がる恐れがあるため、早めに取り除くことが重要です。
  2. 癒合剤の使用: 切り口に雑菌が侵入するのを防ぐため、癒合剤を塗布すると安心です。癒合剤は、切り口を保護し、感染を防ぐ効果があります。

 

ドラセナの茎がブヨブヨになるのを防ぐ方法

ふわっと広がる幸福の木

ドラセナの茎がブヨブヨになるのを防ぐための予防策も重要です。

水やりは土が中心部まで乾いてから

適切な水やりは、ドラセナの健康を保つための基本です。土が乾いたら水をやり、余分な水はしっかりと排出させます。

適切な土の選択

ドラセナには、排水性の良い土が適しています。市販の観葉植物用土に、軽石や砂を混ぜて使用するのが良いでしょう。

10度以下の寒さを避ける

ドラセナを置く場所は、直射日光を避けた明るい場所が理想的です。また、適度な湿度と温度を保ち、極端な環境変化を避けるようにします。

 

ドラセナの茎がブヨブヨになる原因と対処法【まとめ】

ドラセナの茎がブヨブヨになる原因は、過剰な水やりや不適切な排水、凍傷、土の劣化と蒸れなど様々です。

これらの原因に対処するためには、適切な水やり、排水性の良い土壌の使用、適切な環境の維持、定期的なチェックが重要です。

茎がブヨブヨになってしまった場合でも、迅速に対処することで、ドラセナの健康を回復させることができます。

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