アグラオネマの葉が黄色くなってしまったけど、原因がさっぱり分からない…!
アグラオネマの葉が黄色くなってお困りではありませんか?
特に、水やりして数日経っても調子が戻らない…という場合は要注意。
根が水分を吸えない状態になっている可能性が高いです。
今回は、アグラオネマの葉が黄色くなる原因と復活方法を紹介します。
この記事はこんな人におすすめ。↓↓
- アグラオネマの葉が黄色くなっているけど原因が分らない…
- アグラオネマの調子が何となく良くない…
- 元気のないアグラオネマを復活させたい…
アグラオネマの葉が黄色くなる原因は?
アグラオネマの葉が黄色くなる場合、考えられる原因には以下のようなものがあります。
水の遣りすぎ
アグラオネマは比較的水を好む植物ですが、毎日のように水を与えていると、根が呼吸できずに腐る可能性があります。
アグラオネマにとって水は重要ですが、過剰な水や水の停滞は根の酸素供給を妨げ、根腐れを引き起こす可能性があります。
根腐れを起こすと水分や養分を吸い上げることが出来ず、葉が黄色くなったり株元がぶよぶよに腐ったりします。
根腐れが疑われる場合、いくら水やりしても土は湿ったまま。葉のハリも戻らないどころか、腐敗がさらに進んでしまうことも…。新しい葉まで黄変する場合は要注意!
光線不足(栄養不足)
アグラオネマは耐陰性ありますが、あまりにも日当たり・風通しの悪い場所に置いていると栄養不足に陥ります。
植物が必要とする栄養素が不足している場合、葉が黄色くなることがあります。
ただし、株が弱っている状態で肥料を与えるのは厳禁。さらに根を傷めてしまう恐れがあります。
日照時間が短くなる秋から冬にかけても葉が黄色く変色しやすい。ただし、この場合は株元の古い葉のみが黄変しやすいよ。
根詰まり、土の劣化
アグラオネマを2年以上植え替えていない場合、根詰まりや土の劣化によって鉢の中が蒸れていることが多いです。
根が適切な空間を持っていない場合、根が圧迫されることでダメージを受けやすくなります。
鉢のサイズが小さい、または土の粒が崩れて団子状に固まっている場合、根が蒸れることで根腐れを引き起こします。
アグラオネマは比較的水を好むけど、通気性の悪い土だとうまく根が張らないことが多いんだ。アグラオネマには粒が崩れにくい硬質タイプの土を使うのがおすすめ。
害虫被害
アグラオネマにはハダニやカイガラムシなどの害虫が付きやすいです。
これらの害虫がアグラオネマに付くと、葉がまばらに変色するのが特徴です。
放っておくと吸汁によって葉を変色させるだけでなく、最悪の場合は枯らされたり、他の植物にまで被害が拡がる恐れがります。
害虫は柔らかい新芽を好むよ。新しい葉が黄変するようなら害虫が付いていないか要チェック!
☆★害虫被害の症状や駆除方法、害虫対策について詳しくはこちら↓↓
栄養不足でアグラオネマの葉が黄色くなる時の復活方法
栄養不足なら肥料をあげればいいんじゃないの?
このように思われる方も多いかもしれませんが、株が弱っている状態で肥料を与えるのは避けた方が無難です。
地上部の調子が悪いということは、根っこの状態も良くないことがほとんど。根が弱った状態で肥料を与えると、さらに根を傷めてしまう。
まずは置き場所の見直しから
室内なら窓のある明るい場所に置きます。
おすすめは南~東向きの窓際です。明るく風通しの良い場所に置くことで光合成が盛んになります。
ただしアグラオネマは寒さが苦手なため、冬は夜のみ部屋の中心へ移動しておくと寒さを防ぐことができます。
窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須
光合成する上で欠かせないのが風通しです。
室内の場合、屋外に比べるとどうしても風通しが制限されます。
窓を閉め切る時期はサーキュレーターが必須アイテムです。
肥料を与える場合は以下条件がすべて揃ったとき
- 春~秋の暖かい時期。目安は20度以上(35度以上の場合は高温で株が弱りやすいので控えるのが無難)
- 株が弱っていないとき
- 根詰まりを起こしていないとき
- 植え替え後は1か月くらい経ってから
根腐れでアグラオネマの葉が黄色くなる時の復活方法
水を与えているのに葉に元気にならない。土もずっと湿りっぱなし…。
このような場合、根が水分を吸えなくなっている(=ダメージを受けている)と考えられます。
根腐れが疑われる場合は、一旦水やりをストップ。鉢から取り出して根の状態を確認しよう。
鉢から取り出して根の状態を確認
まずは鉢から株を取り出し、根の状態を確認しましょう。
ブヨブヨと腐った根があれば取り除いておく
ぶよぶよ柔らかくなっていたり、黒っぽく変色してスカスカになったりしている根があれば、取り除いておきます。
水はけの良い清潔な土に植え付ける
肥料分を含まない清潔で水はけの良い土を使い、これまでよりもやや小さめの鉢に植え付けます。
鉢は底穴やスリットのある通気性に優れるものを使ってください。おすすめはプレステラ鉢です。
プレステラ鉢は育苗用のポットで、根の生育をサポートしてくれる鉢だよ。
明るく風通しの良い場所で発根を待つ
たっぷりと水をやり、余分な水気はしっかり切っておきます。
直射日光・強風を避けた明るく風通しの良い場所に置き、新しい根が出るのを待ちましょう。
新しい葉が開き始めたら発根のサイン。観葉植物用の土や水苔に植え替えてね。
アグラオネマの葉が黄色くなる時の原因と対処法【まとめ】
- アグラオネマの葉が黄色くなり元気がないときの原因には、「水の遣りすぎ」「光線不足(栄養不足)」「根詰まり、土の劣化(2年以上植え替えていない)」「害虫被害」などがある
- 栄養不足で葉が黄色くなる場合、安易に肥料を与えるのは避ける。まずは置き場所を見直すこと
- 根腐れで葉が黄変する場合、一旦鉢から株を取り出して根を確認。傷んだ根があれば取り除き、水はけ・通気性に優れる土に植えこんで発根を待つ