清楚な白い花を咲かせてくれるスパティフィラム。開花後も継続して育て続けられる観葉植物として人気です。
せっかくなら可能な限りながーく楽しみたい!
今回は、スパティフィラムの寿命と寿命を縮める間違ったお手入れについてまとめてみました。
スパティフィラムの寿命はどれくらい?
環境が合えば10年以上生きる
スパティフィラムは環境さえ合えば10年以上生きることができます。
一般的な草花のように、葉がが終わったら株は枯れるということはありません。
花が終わった後も、管理を続けていれば毎年花が楽しめる
スパティフィラムは花が終わった後も、環境さえ合っていれば5月~10月頃に再び花を咲かせます。
ただし、花を繰り返し咲かせるためには十分な肥料が必要です。
スパティフィラムが寿命を縮める間違ったお手入れは?
土が完全に乾いてから水を与える
スパティフィラムは一般的な観葉植物に比べるとかなり水を好みます。
そのため、土が完全に乾いてからの水やりでは足りず、乾燥しすぎると根を傷めたり、株を弱らせたりします。
スパティフィラムの水やりは、土の表面が乾いてからおこなうのが基本です。
☆★スパティフィラムの水やり方法についてくわしくはこちら↓↓
直射日光に当てる
スパティフィラムは耐陰性が強いため、直射日光に当てると葉が白っぽく傷みやすいです。
本来は木陰のような場所で自生しているため、特に夏場の直射日光に晒すと株自体を弱らせてしまう原因にもなります。
室内なら南~東向きの窓際に置くのがベストです。
暖房の熱を直接当てる
寒さを恐れるあまり、スパティフィラムを暖房の熱が直接当たる場所に置いていませんか?
エアコンの風が直接当たる場所に鉢を置いたり、床暖房の上に直接鉢を置いたりしていると、乾燥と熱によって株が傷んでしまいます。
スパティフィラムは空気の乾燥で葉を傷めやすいため、一年を通して湿度が高く風通しの良い場所を好みます。
スパティフィラムに関するよくある質問
植え替え時は根切りした方がいいの?
スパティフィラムは1年~2年に1回ほど植え替え・株分けすることで、根詰まりを防いで長く楽しめます。
その際、古くなった根や伸びすぎた根は切っても構いませんが、寒くなる直前の秋(9月以降)は根をいじらない方が安心です。
春~初夏であれば、今ある根の半分ほどまで切り詰めても問題なく育ちます。
植え替え・株分け後は1ヵ月ほど強い光を避け、根付くまでは肥料も控えます。
地植えしても大丈夫?
スパティフィラムは10度以下の寒さに当たると株が弱ってしまうため、日本では鉢植えで育てるのが一般的です。
年間を通して最低気温が15度以下になることの少ない地域は、地植えにしても構いません。
スパティフィラムを地植えにする場合は、直射日光の当たらない木陰のような場所に植えます。
肥料はあげた方がいい?
スパティフィラムに継続して花を咲かせたい場合は肥料が欠かせません。
ただし、以下のような場合は肥料をお休みします。
- 明らかに弱っている
- 気温が足りない(20度以下)
- 植え替え、株分けから1か月経っていない
- 2年以上植え替えていない
スパティフィラムの寿命は何年?寿命を縮める間違ったお手入れとは【まとめ】
- スパティフィラムは環境さえ合えば10年以上生きられる
- スパティフィラムは花が終わったあとも継続して管理すれば、ほぼ一年中花を楽しめる
- スパティフィラムの寿命を縮めてしまう間違ったお手入れには、「土が完全に乾いてから水やり」「直射日光に晒す」「暖房の温風や熱に直接晒す」などがある
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