アグラオネマの茎が伸びすぎて不格好…。
色鮮やかな葉が美しいアグラオネマですが、成長とともに下葉が落ちて茎が目立っていませんか?
茎が伸びすぎて見栄えが悪い場合、適期に切り戻すことで樹形を仕立て直すことができます。
今回は、茎が伸びすぎて形の崩れたアグラオネマを仕立て直す方法、形が乱れる原因、仕立て直す時の注意点を紹介します。
伸びすぎたアグラオネマを仕立て直すのに適した時期は?
適期は5月~6月ころ、梅雨前がベスト
アグラオネマを切り戻すなら、生長が盛んになり始める5月~6月頃がベストです。
寒くなる直前の秋や休眠に入る冬に、大胆に切り戻すのは避けます。
成功のコツは適期におこなうこと!これに尽きる。
アグラオネマが伸びすぎたときの仕立て直し方
では、実際に茎が伸びすぎたアグラオネマを仕立て直してみましょう。
5月~6月頃、伸びすぎた部分をカット
生育が盛んになり始める5月~6月頃に、伸びすぎた部分を思い切ってカットします。
心配な場合は、元株に葉を数枚残しておくとよいでしょう。
切った茎は水に挿して発根を待つ
切り取った茎は発根させて育てられます。
そのまま土に挿して発根させても構いませんが、心配なら水挿しで発根させると確実です。
発根後、土に植えつける。水苔でもok
発根後、水苔や土を使って植え付けます。
直射日光を避けた明るく風通しの良い場所に置くと生育が良くなります。
元株からも2週間ほどで新芽が出てくる
元株もそのまま管理を続けていれば、約2週間で茎のまわりに新芽が出てきます。
株の状態が良ければ複数の新芽が出てくるはずです。
アグラオネマは成長とともに茎が伸びすぎて姿が乱れる?
古い葉が落ちると茎が目立ってくる
アグラオネマは長く育てていると徐々に古い葉が落ち、株元がスカスカになってきます。
すると茎が目立ち、当初よりもボリュームが無くなってひょろ長く見えてしまうことがあります。
葉と葉の間隔が広いなら日光不足の疑い
葉と葉の間隔が広かったり、茎自体が細長く弱々しいくなったりしているなら光線不足が疑われます。
アグラオネマは強い光は苦手ですが、あまりにも日当たりが悪いと徒長します。
すでに徒長した茎を元に戻すことはできないので、適期に仕立て直すことで樹形を整えることができます。
伸びすぎたアグラオネマを仕立て直すときに注意すべきポイントは?
真夏、秋以降に切り戻すのは避ける
大胆に切り戻す場合、生育が鈍る真夏や寒さに晒される冬直前の秋は避けてください。
新しい葉が展開する前に寒さに晒されると、そのまま弱ってしまうことが多いです。
アグラオネマにとって仕立て直しは大手術。回復力の高い時期に実施することで失敗を防げます。
元株は切り戻し後、水の遣りすぎに注意
切り戻し後の元株も、しばらくすると断面近くから新芽が出てきますが、その際、水をやり過ぎていると根腐れを起こしやすいです。
葉が減った分、切り戻す前よりも土が乾くのが遅くなるため、土の表面が乾いてからの水やりを徹底します。
伸びすぎたアグラオネマの仕立て直し方!適した時期や注意点を解説【まとめ】
- アグラオネマを仕立て直すのに適した時期は、成長が盛んになり始める5月~6月頃
- 真夏や寒くなる直前の秋、冬に大胆に切り戻すと回復する前に株が弱ってしまいやすいので避ける
- 伸びすぎた部分をカットし、切り取った茎は挿し木で発根させ育てられる。元株からも新芽が出てくる