観葉植物の葉や茎に蜘蛛の巣のようなものが付いている…。拭き取っても再発するんだけど、一体なに?
観葉植物に蜘蛛の巣のようなものが湧く場合、放置は厳禁です。
「ハダニ」という害虫が付いている可能性があります。
今回は、観葉植物にハダニが付いた時の症状や駆除方法、予防方法をまとめて紹介します。
観葉植物に蜘蛛の巣のようなものがわく原因は?
観葉植物に蜘蛛の巣のようなものが湧く場合、放置していると枯らされてしまう恐れもあります。
葉の表面や裏、付け根に蜘蛛の巣のようなものがあれば「ハダニ」の可能性が高い
観葉植物の葉や付け根などに、蜘蛛の巣のようなものが湧く場合、ハダニという害虫が寄生している可能性があります。
蜘蛛の巣にみえる物体は、ハダニの巣である可能性があるんだ…。
ハダニは蜘蛛の一種。白い糸を出して葉を汚す
ハダニは蜘蛛の一種。そのため、蜘蛛の巣のような白い糸を出して観葉植物の葉を汚します。
経験上、ハダニは暖かく空気が乾燥した場所で発生しやすいよ。
観葉植物にハダニがついたときによくある症状
観葉植物にハダニが付くと、蜘蛛の巣のようなものが付着する以外にも、以下のような症状が現れます。
葉の色がまばらに変色
ハダニが付くと吸汁によって葉の養分が取られます。
結果、葉がまばらに変色し、ところどころ色が抜けたように見えることがあります。
葉が黄色や茶色に変色する
ハダニ被害が進行すると、葉っぱ全体が黄色や茶色に変色し、しおれたようになることがあります。
新芽が枯れる、変形して開かない
さらにハダニ被害が進むと葉っぱが枯れてしまいます。
特に柔らかい新芽がハダニの被害を受けやすいです。
葉の裏側に小さな虫が見える
ハダニは1mmにも満たないとても小さな虫ですが、葉の裏をよく見ると目視で確認できるはずです。
色は黒(こげ茶)や赤であることが多く、葉の上をちょこちょこ動き回っています。
観葉植物に付いたハダニを放置しているとどうなる?
ハダニを放置していると観葉植物を枯らされたり、最悪の場合、他の植物にまで被害が拡がったりする恐れがあります。
葉が変色、枯れることで観賞価値が下がる
ハダニは葉の栄養を吸収します。
そのため、被害を受けた葉は徐々に枯れてしまうことが多いです。
新芽が被害を受けると成長が止まる
ハダニによる攻撃は、植物の生長を妨げる可能性があります。
葉の光合成が阻害されると、植物は成長を停止または遅延させ、徐々に弱ってしまいます。
周囲の植物への拡散
ハダニは容易に他の観葉植物へと移動できます。
そのため、1つの観葉植物にハダニが発生すると、その周りの植物にも感染が広がる可能性があるのです。
ハダニは放っておくとあっという間に増殖するよ。見つけたらすぐに対処しよう!
観葉植物に付いたハダニの駆除方法
初心者でも簡単!観葉植物のハダニ対策
こまめな観察で早期発見
観葉植物に定期的に霧吹きで水分を吹きかけ保湿しましょう。
その際、葉の裏や表面、付け根などに蜘蛛の巣状のもが付いていないかチェックします。
被害を最小限に抑えるためには早期発見が重要!
葉裏を中心に葉水で保湿
ハダニは乾燥した環境を好むため、予防のためには湿度を上げることが有効です。
特にハダニは葉裏に寄生することが多いので、葉裏を中心に霧吹きで水を吹きかけてみましょう。
オルトランDXを土に混ぜておく
害虫予防として効果的なのが「オルトランDX」です。
あらじめオルトランDXを土に混ぜておくことで、万が一害虫被害を受けても被害を最小限に抑えることができます。
毒を以て毒を制す。それがオルトランDX!
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結論:観葉植物に蜘蛛の巣のようなものが付いていたらハダニの可能性。早目に駆除すべし!
- 観葉植物に蜘蛛の巣のようなものが湧く場合、ハダニの被害を受けている可能性が高い
- 葉の色がまばらに変色したり、色が抜けたようになったり、小さな虫が葉裏を中心に湧いたりするならハダニの可能性大
- ハダニを放置していると枯らされたり、最悪の場合、他の植物にまで被害を及ぶ可能性もある
- まずは物理的に取り除くこと。再発するようなら殺虫剤の使用を検討する
- ハダニ予防のためには、日々の観察、葉水、オルトランDXなどの対策が有効