水やりチェッカーの「サスティー」って、実際どうなの?
水やりのタイミングを色で教えてくれる便利グッズ「サスティー」。
土に挿しておくだけで水やりのタイミングを色で教えてくれる便利グッズですが、
「本当にあてにして大丈夫なの…?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、筆者が実際にサスティーを使ってみた感想、使い方のコツなどをまとめて紹介します。
☆★サスティーは家庭用水分計では世界で初めて「pf値」を採用。適切な水やりのタイミングを色で教えてくれる便利グッズです。
サスティーはあてにならない?2年間使ってみた感想
完全サスティー頼りで2年間水やりしてみた
今回、フィカス・ウンベラータをサスティーを使って2年ほど育ててみました。
水やりのタイミングは完全にサスティー頼り!
根腐れを起こすことなく、2年でこんなに大きく育ちました。
土の乾き具合を確認する方法には、
- 割りばしを挿して乾く具合を確認
- 鉢を持ち上げて重さで判断
などがありますが、どれも感覚頼りで確実性に欠けます。割りばしを土に突き刺すたびに、根が傷む可能性も捨てきれません。
サスティーなら基本、挿しっぱなしでokだよ
プロトリーフの「室内向け観葉の土」を使用の場合、購入から約1年後に色が変わらなくなった
筆者の場合、室内でサスティーを使っていますが、一年くらいで色が変わらなくなってきました。
土はプロトリーフさんの「室内向け観葉の土」。無機質な土でブレンドされた培養土です。
腐葉土やピートモスなど有機質な土を使っている場合はさらに寿命が短く、6か月~9か月くらいで色が変わらなくなってきます。
筆者のように、無機質な土をメインで使っている場合は9か月~1年が交換の目安です。
有機培養土を使っている場合は半年ほどで寿命を迎える。本体と一緒に中芯を購入しておくのがおすすめ
サスティーには寿命があります。
経験上、水やりから30分以上経っても色が変わらないようなら中芯交換のタイミングです。
中芯は自然素材のため、使用とともに土の中の微生物に分解されます。
サスティーの寿命については次項にくわしくまとめているよ。
サスティーが青くならない時の原因と対処法
水やり後、1時間以上経っても白のままなら中芯交換のタイミングです。
経験上、使用から10か月くらいで反応が鈍くなってくることが多いな…と感じます。
水やり後、1時間以上経っても青いままなら中芯の寿命
サスティーの寿命・交換時期は、使用している土や使用回数によっても異なります。
サスティーの先端(土に挿す方)の中芯が溶けていたら交換の目安
中芯は天然繊維100%で、使っているうちにバクテリアによって分解されます。
土に挿す方の先端から見える中芯が、分解されて無くなっていれば中芯交換のサインです。
- 有機培養土を使っている場合…6か月~9か月が交換の目安
- 無機培養土を使っている場合…9か月~1年が交換の目安
- ハイドロカルチャーや水苔、バークの場合…1年~2年が交換の目安
水はけが良すぎたり、水はけが悪すぎるとなかなか青くならない
水はけの良すぎる土や水はけの悪すぎる土にサスティーを使うと、水分を感知できず色が変わらないこともあります。
「物理的に水分が吸えない状態になっている場合」
サスティーは製品下部にある吸水口部から水分を吸水します。この吸水口部が「古く硬くなった土」「根詰まりによる異常な根の量」「極端に粘度のある泥」などで蓋がされてしまっている場合水が吸えなくなり変色できないことがあります。サスティーを挿すときに少し土をほぐしたり、挿す場所を変えて頂けると改善する場合があります。
「水はけが良すぎて水分が吸えない状態になっている場合」
サスティーは製品下部にある吸水口部から水分を吸水します。極端に粒の大きさが粗い土などを利用しているとサスティーが水を吸い上げる前に水が抜けきってしまい変色できないことがあります。水やりをされる際にサスティーの根元にも水をかけて頂けるとより変色しやすくなり改善する場合があります。
買ったばかりなのに色が変わらない場合、水の量が足りなかった可能性が高いです。
鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えてみてください。
また、サスティー側面にある「▼▲」マークの間に土の表面が来るように挿してあるかも確認してみましょう。(下写真)
サスティー中芯(リフィル)の交換方法
中芯交換の手順①キャップを外して古い中芯を取り出す
サスティー上部のキャップを左に回し、中から古くなった中芯を抜き取ります。
交換時期を迎えた中芯は、微生物によって分解されているので崩れやすいです。
中芯交換の手順②先端を掃除する
本体の先端部分に溜まった汚れを取り除きます。
今回はつまようじを使って土やゴミをほじくり出しました。
土に挿す方の先端のキャップも左に回せば外れるみたい。中に芯材の屑や土が詰まっていると、新しい中芯が入らないから綺麗にしておこう。
中芯交換の手順③新しい中芯を入れキャップを閉める
あとは新しい中芯を本体に差し込むだけ。とっても簡単です。
観葉植物を枯らしてしまう原因の約80%が、水のやり過ぎによる根腐れといわれます。
サスティーを使えば、水のやり過ぎによる根腐れのリスクをかなり低く抑えることが可能です。
また、中芯を交換すれば本体は繰り返し使用可能。とってもエコなアイテムです。
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サスティー使い方のコツ
土が乾いている時は「白」
土に挿すだけ。水やり後、10~25分くらいで白から青に色が変わる
サスティーを挿して水やりすると、10分~25分くらいでチェッカーの色が白から青に変わります。
水やり後は10分程度で青に変色しました
いちいち土の乾き具合を確認する必要が無い上、土の乾き具合を可視化することで管理を楽にし、水やりの失敗を防いでくれます。
- Sサイズの場合:水やりから約3分で色が変わる
- Mサイズの場合:水やりから約15分で色が変わる
- Lサイズの場合:水やりから約25分で色が変わる
- 土によっては1時間くらいかかることもある
- 根詰まりや土の劣化によって鉢内が蒸れていると、なかなか色が変わらないこともあるので注意
冬は白になってさらに3~4日程してから水を与える
サスティーを使って観葉植物を育てる場合、時期によって水やりのタイミングは変わります。
- 春~秋…白になったタイミングでたっぷりと水やり
- 冬…白になってさらに3~4日経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で水やり
上記はあくまで目安です。植物によっては水を好むものもあります。
筆者の場合、ほとんどの観葉植物は上記の方法で問題なく育っています。
サスティーはあてにならない?水やり後も青くならない時の対処法【まとめ】
- サスティーを使えば水やりの管理がかなり楽になる上、根腐れのリスクも抑えられる
- ただし、中芯には寿命がある。交換のサインは「先端の開口部から中芯が見えない(分解されている)」「水やり後、30分以上経っても色が変わらない」
- 筆者の経験上、室内で無機質の土で観葉植物を育てている場合は、購入から約10か月~1年ほどで交換時期を迎えることが多い
- 筆者の場合、サスティーのおかげで管理の手間がかなり省けた上、根腐れさせることなく観葉植物を大きく育てられている
中芯は寿命があるから、本体購入時に一緒に購入しておくのがおすすめ!
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キャビノチェ|Cabinotier サスティー Mサイズ ホワイト
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