観葉植物を育てるなら寿命が長くて、初心者でも失敗しにくいものが欲しいな。
植物に慣れていない初心者でも育てやすくて、寿命の長い観葉植物にはどんなものがあるの?
室内を明るい雰囲気にしてくれる観葉植物。せっかくなら長く育て続けたいですよね。
今回は、初心者でも育てやすい高寿命な観葉植物をいくつか厳選してみました。
また、寿命が長い観葉植物の特徴や観葉植物の寿命を延ばすポイントを解説します。
この記事を読めば、
- 観葉植物の寿命について
- 初心者でも育てやすい!寿命が長い観葉植物【7選】
- 観葉植物の寿命を延ばすためのポイント3つ
が分かるよ!
観葉植物の寿命は?
実は、観葉植物の寿命は明確には決まっていません。
一年草と違い、観葉植物は熱帯原産の樹木が多く、環境さえ合えば何十年と生きて大木にまで生長することも多いからです。
観葉植物の寿命は決まっていない
▲室内に置いたガジュマル
観葉植物は環境さえ合えば、何十年も生き続けることも珍しくありません。
つまり、観葉植物の寿命は環境や管理方法によって変わります。
寿命の長い観葉植物の代表はガジュマル、ドラセナなど
▲推定樹齢300年のガジュマル(沖縄県)
観葉植物の中でも、特に乾燥に強いものは寿命が長い傾向です。
ガジュマルやゴムの木などのフィカスや、幸福の木・青年の木などのドラセナは寿命が数十年以上の長生きする植物で知られています。
筆者宅にも10年以上育てているガジュマルがいるよ。ガジュマルは丈夫だから、適期に切り戻せばコンパクトに育て続けることができるんだ。ドラセナも高寿命。少なくとも10年は生きてくれることが多いよ。
初心者でも育てやすい!寿命が長い観葉植物7選
寿命が長く丈夫な観葉植物を厳選して7つ紹介します。初心者の方でも長く育て続けられるおすすめのグリーンです。
初心者でも育てやすい!長寿の観葉植物①パキラ
- 特徴:人気ナンバーワンの初心者向け観葉植物。柔らかな質感の広がる葉が特徴で、おしゃれなインテリアにもぴったり。風水では金運を高めてくれる植物として知られる。
- 育て方のポイント:寒さに当てないことが重要。また、水やりは土が乾いてから与えること。直射日光に当たると葉が焼けやすいので、室内で育てやすい植物。
初心者でも育てやすい!長寿の観葉植物②ゴムの木
- 特徴:おしゃれな雰囲気を持つゴムの木は種類豊富。中でも人気で育てやすいのが厚みのある葉を持つ「アルテシマ」や「ベンガレンシス」など。光沢のある大きな葉がインテリアともよく馴染む。乾燥にも強く育てやすい。
- 育て方のポイント:寒さに当てないこと。気温が許す限りは屋外の半日陰で育てると株がどんどん充実していく。幹が柔軟なので曲げることも容易。
初心者でも育てやすい!長寿の観葉植物③ユッカ
- 特徴:幹の先端から吹きだすように伸びる細長い葉が特徴で、独特の存在感がある。水やり頻度が少なく枯れにくい。
- 育て方のポイント:土の表面が乾いたら水やり。弱ってきた場合は切り戻しも可能。水はけの良い土に植えることが大事。室内なら南向きの明るい場所に置くと長生きする。
初心者でも育てやすい!長寿の観葉植物④サンスベリア
- 特徴:剣のような形状の葉が特徴で、シンプルでスタイリッシュな印象を与える。乾燥に強く、初心者でも育てやすい。空気清浄効果の高いエコプランツとしても人気。
- 育て方のポイント:水やりは土がしっかり乾いてから。冬は暖かい場所で管理し乾燥気味に管理する。日当たりの良い場所に置くことで株が丈夫になる。
初心者でも育てやすい!長寿の観葉植物⑤ホンコンカポック
- 特徴:丸く艶やかな葉が花びらのようにたくさん付く観葉植物。インテリアに華やかさをプラスしてくれる。生育旺盛で寒さにも強い。地域によっては屋外で冬越し可能(少なくとも東京では、冬でも外に置きっぱなしにされている姿をよく見る)。
- 育て方のポイント:とにかく強健。気温が許す限りは屋外で管理すると株が丈夫に育つ。水やりは土が乾いてからたっぷりと。日当たりが悪いと間延びしやすい。室内なら南~東向きの窓際に置くと長生きする。
初心者でも育てやすい!長寿の観葉植物⑥ポトス
- 特徴:小さいサイズで葉のバリエーションが豊富な観葉植物。空間に彩りを添えてくれる。ハンギングにしてもおしゃれ。丈夫で育てやすい。
- 育て方のポイント:枯葉を取り除き、水やりを過ぎないように注意。直射日光に当たらない場所で育てる。窓越しの光でok。水やりは土の表面が乾いてから。ただし、冬は土を乾かし気味に管理。
初心者でも育てやすい!長寿の観葉植物⑦モンステラ
- 特徴:切れ込みの入った葉がエキゾチック、存在感抜群の観葉植物。乾燥にも強く、丈夫で強健。耐陰性が強いので室内でも育てやすい。
- 育て方のポイント:1年~2年に1回は植え替える。根詰まりを放置していると徐々に弱ってしまうため注意。伸びすぎた茎は切り取って水挿しで発根させ、そのまま育てることもできる。
観葉植物の寿命を延ばすためのポイント3つ
観葉植物の寿命を延ばすためには、以下3つポイントに注意する必要があります。
観葉植物の寿命を延ばすためのポイント①南~東向きの窓際に置く
観葉植物は十分な日光を浴びることで光合成が行われ生き生きと成長します。
室内で育てる場合、南~東向きの窓際に置くか、植物育成ライトを利用することが重要です。
風通しも重要。風通しが悪いと根腐れや害虫、カビなどのトラブルリスクが高まるよ。窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須!
観葉植物の寿命を延ばすためのポイント②土が乾いてからの水やり
初心者が観葉植物を枯らす原因で最も多いといわれるのが「水のやりすぎによる根腐れ」です。
土が湿っている状態で、次から次へと水を与え続けていると、根が鉢内で腐敗しそのまま枯れてしまいます。
観葉植物の水やりは、土が乾いてからおこなうのが基本です。
水やりのタイミングを教えてくれる便利グッズもあるよ。くわしくは下記事を参考にしてみてね。
観葉植物の寿命を延ばすためのポイント③2年に1回程度の植え替え
2年以上植え替えないままだと、鉢の中が根でいっぱいになる根詰まりを起こします。
また、土の粒は経年により崩れて団子状に固まります。
水はけの悪くなった土を更新するためにも、2年に1回は新しい土に植え替えてやると植物は長生きします。
植え替えの適期は春~秋。なかでも春~初夏に植え替えると、株への負担を少なく済ませられるよ。寒い時期の植え替えは株を弱らせる恐れがあるから避けてね。
寿命が長い観葉植物の特徴は?
観葉植物を長く楽しむためには、寿命が長くて枯れにくい品種を選ぶことが重要です。以下に、寿命が長い観葉植物の特徴を紹介します。
寿命が長い観葉植物の特徴①水やりの頻度が少ない
寿命が長い観葉植物は水やりの頻度が少なく、乾燥に強い傾向があります。
厚い葉を持つ植物は水をタンクのように蓄えるため、水分の貯蔵能力が高く、長期間の水不足にも耐えることができます。
寿命が長い観葉植物の特徴②日陰や寒さに強い
寿命が長い観葉植物は、日照条件や気温に対する耐性が強い特徴を持ちます。
日陰でも光合成を十分に行えるため、室内の暗い場所でも育てることができます。
また、寒さにも耐性があるため、冷暖房の効いた部屋でも枯れる心配が少なくなります。
寿命が長い観葉植物の特徴③回復力が高い
寿命が長い観葉植物は、弱った状態からの復活能力が高いことも特徴の一つです。
植物が病気やストレスによって弱ってしまった場合でも、適切なケアや環境の改善によって元気に回復することができます。
このような植物は生命力が強く、環境に適応する力が備わっています。
白い斑模様の入った品種は緑色の植物に比べると生育がゆっくりで、一度弱ると回復するまでに時間がかかることが多い。植物の管理に慣れるまでは、緑色の葉を持つ品種を育てるのがおすすめ。
よくある質問
Q1. 観葉植物の寿命はどれくらいですか?
観葉植物の寿命は育て方や環境によって異なりますが、適切なケアをすることで数年以上生き続けることができます。
一部の品種では100年以上生きることもあります。
Q2. 観葉植物の寿命を延ばすためにはどのようなケアが必要ですか?
観葉植物の寿命を延ばすためには、以下のポイントに注意する必要があります。
- 十分な日光を与える
- 適切な水やりを行う
- 風通しの良い環境を保つ
- 定期的な植え替えや剪定を行う
Q3. 寿命が長い観葉植物を選ぶ際に注意すべき点はありますか?
寿命が長い観葉植物を選ぶ際には、以下の点に注意してください。
- 水やりの頻度が少なくても良い植物を選ぶ
- 日陰や寒さに強い植物を選ぶ
- 弱っても復活しやすい植物を選ぶ
Q4. 初心者向けの寿命が長い観葉植物はありますか?
パキラ、ガジュマル、ポトス、モンステラ、ドラセナ、ホンコンカポックなどがおすすめです。
これらの観葉植物は育てやすく、初心者でも楽しむことができます。
Q5.100円ショップの観葉植物は寿命が短い?
環境さえ整えてやればどんどん長く育てられます。
ちなみに、筆者は15年前にホームセンターで買った300円のガジュマルが今も元気に育っていますよ。
まとめ
日光や水やり、風通しの良さなどに注意しながら育てることで、観葉植物の寿命は延ばすことができます。
また、寿命が長い品種を選んだり、定期的に植え替えや剪定を行うことも寿命延長に効果的です。