オリヅルランの葉が黄色くなってきちゃった。。
株元あたりの古い葉だけが黄色くなる場合は心配要らない場合が多いですが、
比較的新し目の葉まで黄色くなる場合は注意が必要です…!
そこで今回は、オリヅルランの葉が黄色くなるときによくある原因と対処法についてくわしく紹介します。
農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!
オリヅルランの葉が黄色くなるときによくある原因
オリヅルランの葉が黄色くなる理由はさまざまですが、よくある原因には以下のようなものが挙げられます。
水のやりすぎ
オリヅルランは太い根に多くの水分を蓄えているため、乾燥には割と強い!
土が乾く前に次から次へと水やりしていると、根が常に湿った状態となり、根腐れを起こすことがあります。
根が腐敗すると水分を吸収できず、徐々に葉が黄色く、株元が柔らかく傷んでくることが多いです。
経験上、オリヅルランは意外と乾燥に強い。春~秋は、土がしっかり乾いてからの水やりで十分育つ。
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日光不足
オリヅルランは耐陰性があるため、室内の少ない光でもすぐに枯れることはありません。
とはいえ、あまりにも光が足りない環境では、葉が健康に育たず黄色くなることがあります。
寒さ(10度以下)
冬場、10℃以下になると葉が黄色くなりやすいです。さらに5度以下になると全体の色味が悪くなり、そのまま弱ってしまいます。
オリヅルランは温暖で湿度のある環境を好みます。
経験上、10度以下になると葉にハリが無くなって色も黄味がかってくることが多い。寒さは結構苦手。
2年以上植え替えていない
オリヅルランは数ある観葉植物の中でも、かなり成長が早いです。
2年以上植え替えていないと、鉢の中が根っこでぎゅうぎゅう詰めになり、水分がスムーズに吸収できなくなります。
筆者の経験上、オリヅルランは半年くらいでも根詰まりを起こすことが多い。春植え替えて、秋にもう一度植え替えることもよくある。根詰まりを放置していると根が傷みやすいので注意!
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オリヅルランの葉が黄色くなったときの対処法
それぞれの原因に応じて早めに対処することで、オリヅルランの元気を取り戻しましょう!
水のやりすぎが疑われる場合
- 明るく風通しの良い場所に置き、土が乾くのを待ちましょう。
- 鉢から取り出し傷んだ根をすべて取り除きます。傷んだ根は黒く脆いので、土と一緒に崩れ落ちることが多いです。
- 水はけの良い清潔な土で植え直します。根の量が大幅に減った場合は小さめの鉢を使います。
- 水やり後はしっかり水を切り、明るく風通しの良い場所に置いて発根を待ちます。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想。窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須。風通しが悪いと発根前に腐敗しやすい。春~秋ならこれで復活してくれることが多いけど、冬はなかなか難しい。
日光不足が疑われる場合
- 明るい窓辺やカーテン越しの光が当たる場所が理想です。直射日光は避けましょう。
- 冬場や日照時間が短い地域では、植物用のLEDライトを利用するのも効果的です。
寒さが疑われる場合
- 冬場は室温を10℃以上に保ち、寒さによるダメージを防ぎましょう。最低10度、できれば15度は欲しいです。
- 冬の水やりは控え目に。土が乾いてさらに3~4日経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で十分。
- 空気が乾燥している場合、加湿器を使ったり、葉に霧吹きで水を与えて湿度を上げましょう。
冬も暖かい時期と同じ頻度で水やりすると、高確率で根腐れを起こす。冬は水やりを控え目にすることで樹液濃度を高め、耐寒性をつけよう。
根詰まりが疑われる場合
あっという間に巨大化するので、定期的に株分けして鉢のサイズを抑えるのがおすすめ!
- 1~2年に一度、ひとまわり大きめの鉢に植え替えて根詰まりを解消する。
- これ以上鉢を大きくしたくない場合は、株分けするのがおすすめ。
- 植え替えは春~秋に済ませる。理想は春~初夏。冬の植え替えはできるだけ控える。
オリヅルランの葉が黄色くなる原因と対処法【まとめ】
オリヅルランの葉が黄色くなる原因は、水のやり過ぎ、日光不足、寒さ、根詰まりなどさまざまです。
それぞれの原因に応じて対処することで、オリヅルランの健康を保つことができます。
葉が黄色くなる症状を見つけたら、早めの対応を心がけましょう!