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ベンジャミンの寿命は何年?長生きで押さえておくべき3つのポイント

編み込みがかわいいスタンダード仕立てのベンジャミン ベンジャミン

ベンジャミンの寿命はどれくらい?長く育てるには何を気を付ければいいの?

ベンジャミンは非常に寿命の長い観葉植物で、環境が合えば10年以上生き続けることが可能です。

ただし、管理のポイントを押さえていないと、1年も経たずに枯れてしまうこともあります…。

そこで今回は、ベンジャミンの寿命と、長く育てるために押さえておくべき3つの重要ポイントを紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ベンジャミンの寿命は何年くらい?

リビングの窓際に置いたベンジャミン

ベンジャミンは、上手に育てると10年、20年、さらにはそれ以上育てることのできる寿命の長い植物です。

元々インドや東南アジアなどの温暖な地域に自生しており、適切に管理すれば数十年にわたって生き続けることができます。

ただ冒頭でもお伝えした通り、管理のポイントを押さえていないと、一年も持たずに弱ってしまうことも多いです。

 

ベンジャミンの寿命を延ばすためのポイント3つとは?

植え替え後のベンジャミン

以下の3つのポイントを押さえることで、ベンジャミンを元気に長生きさせることができます。

室内なら南~東向きの窓際に置く

くるくるしたベンジャミンバロック

ベンジャミンは日光を好む植物です。

窓から遠く離れた壁際や、陰になりがちな部屋の隅に置いていると、葉が黄変したり、落葉したりします。

クリップタイプの植物育成ライト

どうしても日当たりが確保できな場合は、補助的アイテムとして「植物育成ライト」を使うのもおすすめです。

  • 日光を好むが直射日光は避ける
    ベンジャミンは適度な光が必要ですが、直射日光は葉を傷める原因になるため、レースカーテン越しにやわらかな光が入る南向き、または東向きの窓際が理想的です。特に午前中の日差しが柔らかい東向きは、ベンジャミンが元気に育ちやすい場所です。
  • 暗い場所は避ける
    ベンジャミンは暗い場所では光合成が十分にできず、元気を失いやすくなります。暗い部屋に置いている場合は、植物用の育成ライトを使って光を補うと良いでしょう。
  • 場所を頻繁に変えない
    ベンジャミンは環境の変化に敏感で、頻繁に場所を移動させると葉を落とすことがあります。できるだけ同じ場所で環境を安定させることが重要です。

https://www.oretanyamabokori.com/benjamisuka/

15度以下の寒さに当てない

床に落ちたベンジャミンバロックの葉

ベンジャミンは暖かい環境を好み、寒さに非常に弱い植物です。

特に冬場は室温が15℃以上を保てる場所で管理することが大切です。

  • 冬場は温度管理を徹底する
    室温が15度を下回ると葉が黄色くなりやすく、落葉が始まることがあります。特に窓際に置いている場合、夜間の冷え込みや窓の冷気が直接当たらないように、温度が低くならない位置に移動するか、夜は窓から少し離すなど工夫しましょう。
  • エアコンや暖房の風が直接当たらない場所
    暖房器具の近くは温度が一定に保たれるため適していますが、エアコンや暖房の風が直接当たると乾燥し、葉がダメージを受けやすくなります。ベンジャミンを暖房の風が直接当たらない位置に置き、乾燥を防ぎましょう。
  • 寒さ対策には加湿器も効果的
    冬場は室温だけでなく湿度も下がるため、加湿器で湿度を保つことも有効です。ベンジャミンの適した湿度は50~60%です。葉に霧吹きで水をかける「葉水」も乾燥対策として効果的です。
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時期によって水やり頻度を変える

ベンジャミンの土に差したサスティー

土の乾き具合が可視化できる水やりチェッカーを使うのもおすすめ。

水やりはベンジャミンの健康に大きな影響を与えますが、時期によって適切な頻度が異なるため、季節に応じた水やりを心がけましょう。

  • 春~秋(成長期)は土が乾いたらたっぷり水やり
    春から秋の成長期は水分を多く必要とするため、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えましょう。鉢底から水が流れるくらいまでしっかり水を与えると、土全体に水分が行き渡り、根がしっかり水分を吸収できます。水やりの頻度は、一般的には週に1~2回ですが、気温や湿度によっても変わるため、土の表面が乾いたかどうかを目安にしましょう。
  • 冬場(休眠期)は水やりを控えめに
    冬場は成長が緩やかになるため、春~秋に比べて水やりの頻度を減らします。冬は土が乾燥しきってから水を与えるようにし、頻度は月に2~3回程度が目安です。水を与えすぎると根腐れの原因になるため、乾燥してから水を与える「乾湿のサイクル」を意識しましょう。

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ベンジャミンの寿命を縮める!よくある失敗と対策

落ちたベンジャミンの葉っぱ

ベンジャミンは育てやすい植物ですが、ついついやってしまいがちな失敗があります。

ここでは、特に初心者がやりがちな3つの失敗とその対策について解説します。

失敗1. 水やりの頻度を間違える

ベンジャミンは湿気を好むものの、土が常に湿った状態になると根腐れを起こしやすくなります。

特に冬場に頻繁に水やりをしてしまうと、根が酸素不足になりやすく、根腐れの原因となります。

対策

季節に応じた水やりの頻度を守ることが大切です。

土の表面が乾いたのを確認してから水やりを行い、冬場は控えめに水を与えることで健康な成長を促します。

また、鉢底から水が抜けるようにし、受け皿の水は必ず捨てるようにしましょう。

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窓から遠く離れた壁際や部屋の隅に置いてしまう

ベンジャミン

ベンジャミンは明るい場所を好むため、あまりにも日光が不足すると葉が落ちやすいです。

暗い部屋や部屋の奥に置いていると成長が鈍くなり、見た目も寂しくなってしまいます。

対策

南向きや東向きの窓際、または明るい日陰に置き、適度な光を取り入れることが重要です。

日光が足りない場合は、植物用のLEDライトで補光するのも有効です。

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失敗3. 室温や湿度を気にせずに管理する

温度計

ベンジャミンは温度変化に敏感。温湿度計は必須アイテム!

ベンジャミンは寒さと乾燥に弱いため、特に冬場は暖かく湿度が保たれる環境が必要です。

気温が15℃を下回ると、葉が黄変して落葉することがあり、極端に乾燥すると葉先が傷んでしまいます。

対策

窓際に置いたモンステラ

冬場は15℃以上の温度が保てる場所で管理し、乾燥を防ぐために加湿器や葉水を取り入れると良いでしょう。

また、窓際に置いている場合、夜間の冷気が直接当たらないように注意し、寒さや乾燥によるダメージを防ぎましょう。

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ベンジャミンの寿命は何年?長生きで押さえておくべき3つのポイント【まとめ】

ベンジャミンの寿命を延ばし、長く健康に育てるためには、以下の3つのポイントを押さえることが大切です。

  1. 南~東向きの窓際で明るさを確保
    日光が必要な植物であるため、明るい日陰やカーテン越しの柔らかい光が入る場所で管理しましょう。
  2. 15度以下の寒さに当てない
    寒さに弱いベンジャミンは冬場の冷え込みに注意が必要です。温度が安定した室内で、暖房の風が直接当たらない場所で育てます。
  3. 時期によって水やりの頻度を変える
    季節ごとに水やりの頻度を調整し、特に冬場は乾燥気味に管理して根腐れを防ぎましょう。

これらのポイントを守り、ベンジャミンを育てる際の失敗を避けることで、美しく健康的なベンジャミンを長く楽しむことができます。

今回の記事を参考にして、ベンジャミンを長く育ててみてください。

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