アジアンタムを何度か買ってみたけど、半年持たずにすぐ枯れちゃう…。
アジアンタムはすぐに枯れてしまう…と感じる方は、かなり多いのではないでしょうか?
初心者には育てるのが難しいと感じやすいアジアンタムですが、今回紹介する3つのポイントを押さえておけば、長く美しい状態を保つことができます。
この記事では、アジアンタムを育てる上で「必ず押さえておくべき3つのポイント」を解説します。
アジアンタムはすぐ枯れるもの…?
アジアンタムは、すぐ枯れてしまうと思われがちですが、重要な3つのポイントを押さえておけば長く育てることが可能です。
湿度が足りないと葉がしおれやすい
繊細な見た目からわかるように、アジアンタムは湿度、水やり、光の管理が特に重要です。
湿気が不足すると葉がカサカサになりやすいものの、早めに対処すれば再生もできます。
直射日光に当てると葉が傷みやすい
また、強い直射日光に当たると葉が焼けてしまうため、明るい日陰やカーテン越しの光が最適な環境です。
アジアンタムが枯れやすいと感じる場合、多くは空気の乾燥や過度の水やり、または光の強さが原因です。
アジアンタムはすぐ枯れる?必ず押さえておくべき3つのポイント
アジアンタムを長く楽しむためには、以下3つのポイントを押さえておく必要があります。
湿度は最低でも50%を保つのが理想
アジアンタムはシダ植物のため、50〜70%の湿度を好みます。
乾燥が激しい環境では葉が乾燥しやすく、また湿度が低いと葉が枯れやすいです。
そのため、エアコンの風に直接当たると、あっという間に葉がしおれます。
湿度を保つ方法
- 加湿器の使用
室内の湿度が低い場合、加湿器を使って湿度を保ちます。湿度が足りないと感じたら、湿度計で確認しながら加湿器を適度に使用すると良いでしょう。 - 葉水スプレー
霧吹きを使って、アジアンタムの葉に直接水をかける「葉水」も効果的です。1日に1〜2回、葉全体に軽くスプレーをすることで、乾燥を防ぎ、適度な湿度を保つことができます。 - 水受け皿に水を溜める
鉢の下に水受け皿を置き、水を少量ためておくと、蒸発する水分が周囲の湿度を高める効果があります。ただし、受け皿に溜める水は少量に留め、根腐れしないよう鉢底が直接水に触れないように注意します。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える
アジアンタムは基本的に「土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える」という水やりが理想です。
- 目安としては週に2〜3回
水やりの頻度は気温や湿度によって異なりますが、目安としては週に2〜3回が適切です。乾燥しやすい季節や環境では、もう少し頻度を増やすと良いでしょう。
水やりの方法
- 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える
水やりをする際は、鉢底から水が出るまでしっかりと水を与えます。この方法により、根全体に水分が行き渡ります。 - 余分な水は取り除く
水やりの後に鉢受け皿に水が溜まっていると、根が過湿状態になり根腐れを起こしやすくなります。水やり後は必ず余分な水を取り除き、根が呼吸しやすい環境を作りましょう。
水やりのタイミングに気をつける
- 朝か夕方に水を与えると、水分が蒸発しにくく、アジアンタムにとって効果的
- 特に夏場は朝方に水を与えると、一日中土が湿った状態を保ちやすくなる
- 冬場は気温が低いため、午前中に水やりを行うことで、夜までに水分が少し乾くように調整するとよい
直射日光を避けて、適切な光を確保する
アジアンタムは直射日光を嫌いますが、全く光が当たらない場所では成長が鈍化し、弱ってしまいます。
室内なら南~東向きの窓際のやわらかな光の当たる場所が最適です。
植物育成ライトを使うのもおすすめ
日光が足りない環境では、植物育成ライトを使用すると良いでしょう。
育成ライトは自然光に近い光を提供し、アジアンタムの成長をサポートします。
育成ライトの光は、1日10時間ほど照らすと効果的です。
弱ったアジアンタムを復活させるリカバリー方法
アジアンタムが弱ってしまった時には、以下のリカバリー方法を試してみてください。
枯れた葉を取り除く
枯れてしまった葉や弱った葉は、根元からカットして取り除きましょう。
枯れた葉をそのままにしておくと、病気や害虫の原因になることがあるため、定期的に剪定しておくことが大切です。
植え替えを行う
根詰まりが原因で弱っている場合には、植え替えが必要です。
根が鉢いっぱいに広がっている場合には、ひと回り大きな鉢に新しい土で植え替えを行いましょう。
植え替えは春から初夏が適期で、植え替え後は直射日光を避け、風通しの良い場所で管理すると回復しやすくなります。
アジアンタムはすぐ枯れる?必ず押さえておくべき3つのポイント【まとめ】
アジアンタムは湿度、水やり、光の管理が非常に重要な植物で、これらを適切に行えば、室内でも健やかに育てられます。
アジアンタムがすぐに枯れる原因は主に「乾燥」「過度の水やり」「直射日光」にありますが、3つのポイントを押さえることで長く楽しめる観葉植物にすることができます。
この記事を参考に、アジアンタムを美しい状態で育て、室内に癒しの空間を作りましょう。