クワズイモの剪定をしてみたけど、芋じゃなくて土から新芽が出てきちゃった。どうすればいいの?
クワズイモの新芽が、芋からではなく土から出てくることがあります。
そこで今回は、土から新芽が出てきたときの対処法や、芋から新芽を出す方法について詳しく解説していきます。
クワズイモの土から新芽が出てきた?芋から新芽を出す方法
クワズイモの新芽を土からではなく、芋から出させたい場合の対処法を見ていきましょう。
結論、土から出た子株を元株から切り離す「株分け」が必要になります。
株分けに適した時期
株分けは、春から初夏にかけて行うのが理想です。
この時期は成長期にあたり、新芽や根が活発に成長するため、株分け後も順調に育ちやすいです。
株分けの手順
株分けの手順は以下の通りです。
- 掘り起こす:まず親株を鉢から慎重に取り出し、根を傷つけないように土を軽く払い落とします。
- 新芽の確認:親株から生えている新芽や小さな芋の状態を確認し、健康なものを選びます。新芽には少しでも根がついていると成功しやすいため、根が残っている部分を選んで株分けするのがポイントです。
- 分ける:鋭利なハサミやナイフで新芽の部分を親株から切り離します。切り口は乾燥させておくと、腐敗を防ぐことができます。
- 植え付け:分けた新芽を新しい鉢に植え付け、清潔な用土を使って軽く押さえます。新芽が埋まる深さに植えることが大切です。
株分け後の管理方法
株分け後は、湿度と温度に特に気を付けましょう。
根が新しい土に馴染むまで、明るい日陰で管理し、最初の数日は水を控えめにすることで根腐れを防ぎます。
土から新芽が出てきたときの対処法
クワズイモの土から新芽が出てきた場合、その新芽をしっかりと育てたいなら以下の点を意識してください。
日光の調整
新芽は光合成を行うため、適切な光が必要です。しかし、強い直射日光は避け、明るい場所に置きましょう。
半日陰程度の場所が最適で、室内であれば窓辺に置くか、カーテン越しの日差しが当たる場所が理想的です。
水やりの頻度
新芽が出始めたら、水やりの頻度も調整が必要です。土が乾いたらたっぷりと水を与え、根がしっかりと成長できるようにします。
水を与える際は、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと注ぎますが、水はけが悪いと根腐れの原因になるため注意が必要です。
最低でも10度をキープ
クワズイモは熱帯性植物のため、暖かい環境を好みます。
気温が20〜30℃で成長が活発になりますが、10℃を下回ると成長が停滞し、寒さに弱いため枯れるリスクが高まります。
冬場は室内で管理し、暖房の効いた部屋に置くと安心です。
根のチェック
新芽が多く出てきたときには、根詰まりの可能性があるため、鉢の底をチェックしましょう。
根が鉢を突き抜けているようであれば、植え替えのタイミングです。
通常は1〜2年ごとに一回り大きな鉢に植え替えると、クワズイモの健康を保つことができます。
クワズイモの新芽の成長を促すためにやってはいけないこと
クワズイモの新芽を健康的に成長させるために、避けるべきポイントも押さえておきましょう。
過剰な水やり
クワズイモは過湿に弱く、過剰な水やりは根腐れを引き起こす原因になります。
特に新芽が出てすぐの段階では土の乾燥具合に注意し、土が乾いたときにのみ水を与えるようにしましょう。
直射日光に当てすぎる
強い直射日光は新芽や葉を焼けさせてしまうことがあります。
日差しが強い場所に置く場合は、カーテン越しに日光を和らげるように工夫してください。
肥料の与えすぎ
肥料を過剰に与えると土の中に塩分が溜まり、根を傷める原因となります。
薄めの肥料を適度に与えることがポイントです。
クワズイモに新芽が出る理由とそのサイン
クワズイモに新芽が出るのは、環境が整って成長が進んでいる証拠です。
健康なクワズイモは、株元や土から新しい芽を出すことで、徐々にボリュームが増えていきます。
新芽は通常、春~夏にかけて気温が高くなる時期に出やすく、光や温度が整っていることが成長の引き金となります。
新芽が出る際のサインは?
- 株元に小さな芽が顔を出してくる
- 葉の色が濃くなり、全体的に健康的な緑色になる
- 茎や葉がしっかりと張りが出てくる
これらのサインが見られたら、新芽のケアや成長を助ける環境を整えるためのアプローチを考えましょう。
クワズイモの土から新芽が出てきた?芋から新芽を出す方法【まとめ】
クワズイモは育てる環境や管理方法によって、その成長具合が大きく変わる植物です。
新芽が出てくると、さらに株のボリュームが増してインテリアとしての存在感も一層増します。
また、新芽が出ることで観葉植物としての「成長を楽しむ」という側面も得られ、育てる楽しみが倍増します。
リビングや玄関を緑で豊かにするためにも、今回の新芽ケアや株分け方法をぜひ取り入れてみてくださいね。