クワズイモを丸坊主にして形を整えてみたいけど、失敗しそうで怖いな。。
クワズイモを丸坊主にするのは、見た目のリフレッシュだけでなく、病害虫の対策や成長促進のために効果的です。
とはいえ、失敗しそうで怖い…という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、クワズイモを丸坊主にする手順、失敗回避のコツを詳しく解説します。
クワズイモを丸坊主にする際に準備するもの
クワズイモを丸坊主にするには、適切な準備と道具が必要です。以下の道具と準備を整えましょう。
必要な道具
- 剪定ばさみ
切れ味の良い剪定ばさみを用意しましょう。刃がよく切れるものを使用することで、植物に与えるダメージを最小限に抑えられます。 - 殺菌剤
切り口から病気が入り込むのを防ぐため、殺菌剤を準備しておきます。植物用の殺菌剤を使用すると効果的です。 - 手袋
クワズイモにはシュウ酸カルシウムが含まれており、肌に触れると刺激を感じることがあるため、手袋を着用して安全に作業しましょう。 - 消毒液
はさみや手を消毒するためのアルコール消毒液を用意します。清潔な状態で剪定することが大切です。
クワズイモを丸坊主にする手順
では、実際にクワズイモを丸坊主にしていきましょう。
葉を観察し、切り取る葉を決める
元気のない葉や、病気や害虫に侵されている葉は、特に注意して取り除きます。
クワズイモを丸坊主では、基本すべての葉を切り落としますが、健康な新芽が出ているなら残すのも一つの方法です。
切る場所
根元から約2〜3cm上の位置を目安にして切り落とします。
切り口が大きすぎると乾燥しやすくなるため、少しだけ茎を残すと良いでしょう。
切り方のポイント
一気に刃を入れると植物にかかるダメージが少なくなります。
切りにくい場合は刃を清潔にし、力を均等に入れて切りましょう。
丸坊主にした後の管理方法
クワズイモを丸坊主にした後は、以下のポイントに注意して管理を続けましょう。
明るく風通しの良い場所で新芽が出るのを待つ
丸坊主にした後は、明るく風通しの良い場所で新芽が出るのを待ちます。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想ですが、気温が許すなら屋外の半日陰に置くと生育が良くなります。
土が乾きにくいので水やりは控えめに済ませて
丸坊主にした直後は、水を与えすぎないように注意します。
すべての葉を失ったクワズイモは蒸散による水分の放出がかなり減っている状態です。
新芽が出るまでは、土全体が乾いたタイミングで、土の半分程度が湿るくらいの量の水やりに抑えます。
肥料は新芽が出てから与える
丸坊主にした後、すぐに肥料を与えると負担になるため、新芽が出てきてから成長を促すための肥料を少量ずつ与えましょう。
発根や新しい葉が出るまでは、栄養過多にしないよう注意します。
クワズイモを丸坊主にする理由
クワズイモを丸坊主にする理由について確認しましょう。
見た目をリフレッシュしたいとき
クワズイモは成長すると大きな葉が茂り、インテリアとして圧迫感が出ることもあります。
また、古い葉がたくさん残っていると見た目が乱れるため、丸坊主にすることで、株全体をリフレッシュできます。
病害虫の被害を抑えるため
クワズイモは湿気の多い環境でカイガラムシやハダニなどの害虫が発生しやすく、葉に病気が広がることもあります。
被害が広がってしまった場合には、思い切って葉をすべて取り除くことで、病害虫が拡大するのを防ぐことができます。
成長を促進させるため
葉を落とすと、植物はエネルギーを株に集中させるため、若い芽が勢いよく成長することが期待できます。
特に、茎や葉が弱っている場合や、株全体に元気がなくなってきたと感じたら、リセットの意味で丸坊主にするのも良いでしょう。
丸坊主にする際の失敗を防ぐコツ
クワズイモを丸坊主にする際、失敗を防ぐためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
春から初夏に実施。秋以降は避けた方が無難
クワズイモを丸坊主にする最適な時期は、春から初夏の成長期です。
冬は休眠期に入るため、丸坊主にすると回復に時間がかかり危険です。
春から初夏の暖かい時期に丸坊主にすることで、新芽の成長がスムーズになります。
清潔な環境で作業を行う
切り口から病原菌が侵入すると、植物が病気になってしまうことがあります。
作業前には道具を消毒し、クワズイモ自体も清潔にしておくと、感染リスクが軽減します。
また、作業場所もゴミやほこりがない清潔な場所を選びましょう。
切りすぎないように注意
クワズイモの株元には新芽が出る「芽点」があります。
この芽点を傷つけないように注意して、余分な切りすぎを防ぎましょう。
芽点がダメージを受けると、新しい芽が出なくなる可能性があるため、慎重に確認しながら作業を行います。
クワズイモを丸坊主にする方法!失敗回避のコツを画像付きで解説【まとめ】
クワズイモを丸坊主にすることは、植物のリフレッシュや成長促進、病害虫対策として効果的です。
丸坊主にした後は、光や水、肥料の管理を慎重に行い、健康な新芽が育つ環境を整えましょう。
また、作業時期や道具の清潔さ、切りすぎないようにするなど、失敗を防ぐためのポイントも重要です。
この記事を参考に、クワズイモを丸坊主にして、元気で美しい株にリフレッシュさせてくださいね。