クワズイモの葉の色が薄い。。どうしちゃったのかな?
クワズイモの葉がいつもより薄い色や黄緑色に変わってしまった…と感じたことはありませんか?
環境や栄養の不足などによって葉色が薄くなり、見栄えが悪くなってしまうことがあります。
そこで今回は、クワズイモの葉の色が薄くなる原因とその対処法について解説していきます。
クワズイモの葉色が薄い・黄緑に変色する時によくある原因と対処法
クワズイモの葉が薄い緑や黄緑色になる原因には、以下のようなものが考えられます。
窓から遠く離れた場所に置いている
クワズイモは日陰でも育ちますが、暗すぎる場所に置くと葉が薄くなります。
日照不足が続くと光合成が十分に行えず、健康な緑色が保てなくなり、全体的に色が薄くなってしまいます。
対処法
- 室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想。レースカーテンも基本不要
- 日照不足に陥りやすい冬場や北側の室内では、植物育成用LEDライトの使用も検討してみる
無機質な土のみを使っている
クワズイモを赤玉土や鹿沼土、バーミキュライトなどの無機質な土だけで育てていると、必要とする栄養素が足りず、葉の色が薄くなることがあります。
特に窒素(N)は葉の健康に重要で、不足すると葉が淡い黄緑色になることが多いです。
対処法
- 無機質な土だけで育てる際は、適切な肥料を定期的に与えるか、緩効性肥料を土に混ぜ込んでおく
- 腐葉土や堆肥などの有機質の土を3割ほど混ぜておく
水やりの過不足
過剰な水やりや乾燥し過ぎも、葉の色に影響します。水分が多すぎると根が酸欠状態になり、栄養の吸収が妨げられます。
逆に、水不足も栄養の運搬が滞り、葉の色が薄くなる原因となります。
対処法
- 春~秋(最低気温15度以上が目安):土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水を与える。目安は週1~2回ほど。
- 冬(最低気温15度以下が目安):土全体が乾いてさらに2~3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量の水を与える。目安は月1~2回。
害虫被害
クワズイモの葉がまばらに変色したり、比較的新しい葉まで色が薄くなる場合、害虫被害の可能性もあります。
特にクワズイモに付きやすいのがハダニで、寄生すると葉の色がまばらに薄くなり、徐々に枯らされてしまいます。
対処法
- 葉の表面に見慣れない汚れや粒々があれば濡らしたティッシュで拭き取る
- 何度拭き取っても再発する場合は殺虫剤の使用も検討。特にハダニの場合、拭き取ったくらいでは退治しきれないことが多い
葉の色が薄い?クワズイモの葉色改善に役立つ追加ケア
クワズイモの葉の色を美しく保つためには、以下のポイントにも配慮して管理しましょう。
空気の流れを良くする
空気がこもると、土が乾きにくくなり根に影響を及ぼすことがあります。
蒸れは根腐れの原因にもなりやすいので、通気性の良い環境で育てることが大切です。
対処法
- 室内管理の場合、サーキュレーターは必須アイテム
- 室内の湿度が高すぎる場合は適度に換気し、根が蒸れないように配慮
1~2年に一度の植え替え
古い土や栄養不足の土も、葉が薄くなる原因になります。
栄養が不足していたり、土の排水性が悪いと、健康な成長が阻害されます。
対処法
- 1〜2年に一度、植え替えを行う
- 排水性と通気性の良い観葉植物用の土や、腐葉土を使用することで、クワズイモにとって快適な土壌環境を整えることができる
- 植え替えの際には根の状態もチェックし、黒く変色した根はカットしておく
クワズイモの葉の色を美しく保つための予防策
温度・湿度の管理
クワズイモは湿度が高い環境を好みますが、温度が低くなりすぎると元気を失い、葉が変色しやすくなります。
冬場に室温が10℃以下になるとクワズイモにダメージがあるため、温度管理が重要です。
対処法
冬は加湿器を使って湿度を50〜60%に保ち、暖かい場所に置いて寒さから保護しましょう。
日中は窓越しに光を取り入れ、夜間は窓からの冷気にさらさない工夫が必要です。
春~秋は規則的な肥料の供給
葉の色が薄くならないよう、栄養補給のタイミングを守ることが重要です。
成長期には肥料を与え、冬場は肥料を控えることで、クワズイモの健康を保ちます。
対処法
- 肥料を与える前には、「根詰まりを起こしていないこと」「気温が足りていること(20度以上)」「明らかに弱っていないこと」の3つを必ず確認する
- いちいち水で薄めて与えるのが面倒な場合、土に混ぜ込むタイプのマグァンプkがおすすめ。一度土に混ぜておけば約一年効果が持続する
クワズイモの葉の色が薄い!黄緑に変色する原因と対処法【まとめ】
クワズイモの葉が黄緑色に変色してしまう原因には、栄養不足、日光不足、水やりの過不足、通気不足などが挙げられます。
これらの要因を正しく理解し、適切な対処を行うことで、健康な緑色の葉を保つことができます。
クワズイモは初心者にも育てやすい観葉植物ですが、少しのケアでその美しさを長く楽しむことができます。