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クワズイモは地植えで雨ざらしでもok?メリット・デメリットと注意点

瓦屋根の隙間で根を張るクワズイモ クワズイモ

クワズイモは地植えでも育つの?雨ざらしでも大丈夫かな?

クワズイモを地植えにし、雨ざらしの環境で育てたいという方も多いのではないでしょうか?

この記事では、クワズイモを地植えし雨ざらし環境で育てることのメリットとデメリット、そしてその際に気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。

雨ざらしで育てることのメリットを活かしつつ、失敗しないためのコツを知りたい方はぜひご参考にしてください!

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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クワズイモは地植えや雨ざらしでも育つ?

まるで雑草のように生い茂るクワズイモ

沖縄の民家脇で見かけたクワズイモ。雑草のように生い茂っています。(1月上旬)

クワズイモは耐寒性が低いため、地域によって地植えが向く場所とそうでない場所があります。

屋外で育てやすい地域

九州南部、四国、沖縄などの温暖地域では、年間を通じて屋外での栽培が可能なため、地植えでも問題ないでしょう。

最低気温が5℃以上であれば、葉が元気に育ちます。冬季に暖かく、霜が降りにくい地域ほど適しています。

屋外での管理が難しい地域

一方、関東以北や山間部、東北や北海道といった寒冷地では、冬の気温が低くなるため地植えには向きません。

クワズイモは5℃以下になると成長が止まり、0℃以下では凍害を受けてしまうため、特に霜が降りる環境では地植えは避けます。

屋外で育てたいなら、鉢植えにして冬は室内へ移動

植え替え後のシマクワズイモ

春~秋はベランダ。冬は屋外へ移動。(近畿地方)

もし、寒冷地でどうしても屋外で育てたい場合は、冬になる前に鉢植えにして室内へ取り込む方法が一般的です。

地植えではなく、移動が可能な鉢植えで育てましょう。

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クワズイモを地植えにするメリット

切られても繰り返し芽を出すクワズイモ

根の広がりで生長が促進される

地植えにすることで鉢の制約がなくなり、クワズイモの根が自由に広がることができます。

これにより、株全体がしっかりとしたサイズに育ちやすく、幹も太くなり葉も豊かに育つ可能性が高まります。

水やりの頻度が少なくて済む

地植えにして雨ざらしにすることで、頻繁に水やりを行う手間が軽減されます。

特に梅雨や雨の多い時期は、自然の降水が十分な水分を供給してくれるため、水やりの手間がほとんど不要になります。

湿度が保たれる

クワズイモは湿度を好む植物です。地植えと雨ざらしにすることで、周囲の湿度が高まり、根や葉の乾燥を防ぎやすくなります。

特に夏場や乾燥が強い季節には、地植えの環境が適しているといえるでしょう。

 

クワズイモを地植えするデメリット

植え替え前のシマクワズイモ

根腐れのリスク

雨ざらしで常に湿った環境にあると、根が呼吸できなくなり、根腐れを引き起こす可能性があります。

特に排水性が悪い土壌では水が溜まりやすく、根が窒息しやすくなります。

冬の寒さに弱い

クワズイモは熱帯地域の植物で、寒さには弱いです。

日本では冬の寒さで凍傷が起こり、最悪の場合は枯死してしまう可能性もあります。

特に霜が降りるような地域では注意が必要です。

害虫や病気のリスク

地植えにすると外部から害虫が付きやすくなります。

特に雨ざらし環境ではナメクジやカタツムリ、アブラムシなどが発生しやすいため、注意が必要です。

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クワズイモを地植えで雨ざらしで育てる際の注意点

奄美大島のクワズイモ

排水性の良い土を選ぶ

クワズイモを雨ざらしの地植えにする際は、土壌の排水性が非常に重要です。

クワズイモは湿気を好む一方で、過剰な水分によって根腐れを引き起こしやすいです。

排水性の良い土に植えることで、余分な水分が土中に溜まらず、根腐れのリスクを減らすことができます。

寒冷地では冬場の保護を

寒冷地で地植えする場合、冬季には根元に厚めのマルチングを行い、土中の温度が急激に低下するのを防ぎましょう。

また、可能であれば防寒シートや寒冷紗などで覆い、霜からの保護を行うことも効果的です。

適切な栄養補給

地植えで雨ざらしにすると、土壌の栄養分が雨で流されることがあるため、適切なタイミングで肥料を補うことが重要です。

成長期である春から秋にかけて、緩効性肥料を少量追加するか、液体肥料を月に1回程度与えるとよいでしょう。

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失敗回避!クワズイモを地植えするためのポイント2つ

プラスチック鉢のクワズイモ

半日陰で風通しの良い場所に植える

クワズイモは直射日光が強すぎる場所では葉焼けを起こしやすいため、日差しが和らぐ半日陰が適しています。

また、風通しが良い環境を選ぶことで、カビや病害虫の発生を抑えられます。

害虫対策を万全に

地植えは鉢植えに比べて害虫のリスクが高いため、定期的に植物専用の殺虫剤や天然由来の防虫剤を用いることで害虫の侵入を防ぎましょう。

特に、ナメクジやカタツムリが付きやすい場所では、土の周囲に木炭を敷くなどの対策も有効です。

 

クワズイモは地植えで雨ざらしでもok?メリット・デメリットと注意点【まとめ】

クワズイモを地植えし、雨ざらしで育てることは、鉢植えでは得られない成長のスピードや手入れのしやすさといったメリットがあります。

しかし、その一方で根腐れや冬の寒さ、害虫などのリスクも伴います。

地植えを検討する際は、適切な土壌の選定や季節ごとの管理方法を取り入れ、クワズイモが健やかに育つような環境を整えることが大切です。

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クワズイモ
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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