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クワズイモは水苔でも育つ?メリット・デメリットと使い方を解説

陶器鉢に植えたクワズイモ クワズイモ

クワズイモは水苔でも育てられるって聞いたけど、使い方がイマイチ分からない。。

観葉植物の中でも、独特の存在感を放つクワズイモ。水耕栽培や土植えが一般的ですが、実は「水苔」を使った育て方もあるのをご存じでしょうか?

水苔は通気性が良く、湿度管理も容易なため、上手に活用すればクワズイモにとっても快適な環境になります。

この記事では、クワズイモを水苔で育てるメリットとデメリット、さらに効果的な使い方について詳しく解説します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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水苔でクワズイモを育てるメリットとデメリット

植え替え後のシマクワズイモ

クワズイモにとって水苔を使用するメリットは、特に通気性と保湿性にあります。以下に、具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。

水苔で育てるメリット

根腐れを防ぎやすい

水苔は保水性が高いものの、土よりも通気性が良いため、クワズイモの根が酸欠になるのを防ぎやすい特徴があります。根がしっかりと呼吸できるため、湿度が高い環境でも根腐れのリスクを抑えられます。特に水はけが良いものを好むクワズイモには、水苔が適している点がメリットです。

水やりの手間が軽減される

水苔の保湿性の高さもクワズイモの栽培に適しています。特に乾燥しがちな冬やエアコンを使用する季節には、湿度が失われやすい環境であっても、比較的湿度を維持できるため、水やりの頻度が減らせます。乾燥に弱い葉の先端が黒ずむのも防ぎやすくなります。

インテリアとしての見栄えが良い

水苔を使用すると、クワズイモがよりナチュラルで美しい仕上がりに見えるため、インテリアとしても楽しめます。透明な鉢やガラスの容器を使って水苔を見せると、見た目も清潔でおしゃれに映え、根の成長具合を観察できる楽しみもあります。

水苔で育てるデメリット

一方、水苔を使った栽培にはデメリットもあります。育てる際に押さえておきたい注意点についても解説します。

保湿性が高いため乾かしにくい

水苔は保湿性が高い分、通気性が保たれていても完全に乾燥するまでに時間がかかることが多く、水分過多になりがちです。適切な湿度を保つためには水やりの頻度や量を調整し、水苔の湿り具合を頻繁にチェックすることが大切です。

栄養が少ない

水苔そのものには植物に必要な栄養が含まれていないため、土と違って、追肥が必須です。クワズイモが十分な栄養を得られるように、成長期には適切な肥料を与える必要があります。特に葉が大きくなる成長期には、液肥を定期的に与えて栄養を補いましょう。

水苔が古くなると劣化しやすい

水苔は使用しているうちに劣化が進み、通気性や保水性が落ちてきます。劣化した水苔は菌の発生や根の腐敗を引き起こしやすいため、1年から1年半に一度の交換が必要です。定期的に新しい水苔に取り替えて、健康的な根の状態を保つことが重要です。

 

水苔を使ってクワズイモを育てる方法

園芸用の水苔

水苔を使ってクワズイモを育てるためには、正しい準備と管理方法を知ることが必要です。

水苔の準備

まず、市販の乾燥水苔をぬるま湯に浸し、十分に水を吸収させた後、しっかりと水を絞ってください。

これにより、水苔がふんわりと膨らみ、保水性と通気性が向上します。絞りすぎない程度に余分な水を取り除くことがポイントです。

鉢選びと植え付け方法

水苔でクワズイモを育てる際には、通気性の良い鉢や水苔が見えるガラス容器がおすすめです。

鉢の底には数センチの軽石や砂利を敷き、水が溜まりすぎないようにします。

水苔でクワズイモの根を包み込むようにし、根がしっかりと固定されるように水苔を調整しましょう。

水やりと湿度管理

水苔は乾燥するまでに時間がかかるため、乾燥気味に管理することが基本です。

水苔が軽く乾いてきたタイミングで、根が湿る程度の水やりを行います。

また、エアコンを使用する乾燥しやすい環境では、加湿器や霧吹きを併用すると良いでしょう。

 

クワズイモを水苔で育てるときの肥料の使い方は?

植え替え前のシマクワズイモ

前述の通り、水苔は栄養分を含まないため、クワズイモの健康的な成長には定期的な肥料の補給が必要です。

特に春から秋にかけては成長期に入るため、以下の点に注意して栄養を与えましょう。

液体肥料の使用

クワズイモには、液体肥料が向いています。水やりの際に、水に溶かした液肥を月に1回から2回与えると、栄養が効率よく吸収されます。

規定量に希釈した肥料を使用し、肥料が濃すぎると根が傷むため、必ず薄めて使用するようにしましょう。

肥料の種類

窒素が多く含まれた肥料は葉の成長を促し、クワズイモの葉をより青々と育ててくれます。

ただし、成長が鈍くなる冬季には肥料を控えるか使用を止めて、休眠期に備えさせると良いでしょう。

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クワズイモを水苔で栽培する時によくあるトラブルと解決方法

シマクワズイモの葉

水苔でクワズイモを育てる際に起こりがちなトラブルと、その対処法について解説します。

根が黒くなる・根腐れ

水苔が湿りすぎると根腐れが起こりやすくなります。水苔の湿度を確認し、常に湿りすぎていないか注意しましょう。

根が黒くなってきた場合は、傷んだ根を剪定し、新しい水苔に植え替えることをおすすめします。

葉の変色や枯れ

栄養不足や根腐れが原因で葉が変色することがあります。

元気な葉を保つために、適度な肥料を与えると共に、必要に応じて古くなった水苔を交換して新鮮な環境を整えることが大切です。

 

クワズイモを水苔で育てるときの管理のコツ

ブリキ缶に植えたクワズイモ

水苔で育てるクワズイモには、定期的な環境チェックも重要です。

乾燥に注意

乾燥しすぎないように水苔の湿度を確認し、通気性を保ちながらも安定した湿度を維持しましょう。

強い光を避けて

また、日光も重要ですが、直射日光に当てると水苔が早く乾いてしまうため、レースカーテン越しの日差しや半日陰に置くことをおすすめします。

 

クワズイモは水苔でも育つ?メリット・デメリットと使い方を解説【まとめ】

クワズイモを水苔で育てる方法は、保水性や通気性の点で優れ、上手に管理すれば健康的な成長が期待できます。

今回紹介したメリット・デメリットを参考に、適切な水やりと肥料管理を行いながら、育てやすい環境を整えていきましょう。

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クワズイモ
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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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