ザミオクルカスの挿し木を成功させたいなら、土選びは超重要です。
発根に適さない土を使っていると、正しい手順で作業してもうまく根付かず、失敗してしまうこともあります。
そこで今回は、ザミオクルカスの挿し木に適した土の選び方から、成功率を高めるコツまで徹底解説します。
ザミオクルカスの挿し木に適した土とは?
ザミオクルカスの挿し木に適した土は、以下すべての条件をクリアした土です。
水はけが良い土
ザミオクルカスは多湿を嫌う植物のため、水はけが良い土が必須です。排水性の悪い土では根腐れを起こすリスクが高まります。
- おすすめの土:赤玉土(小粒)、軽石(小粒)、パーライトなど
- 注意点:市販の培養土を使う場合は、パーライトや軽石を混ぜて水はけを良くしておくと失敗しにくい
適度な保水性を持つ
排水性を確保しつつも、適度に水分を保持できる土が理想的です。乾燥しすぎると発根が遅れるため、保水性と排水性のバランスが重要です。
- 混ぜる材料例
- 赤玉土(小粒):排水性と保水性のバランスが良い
- 鹿沼土(小粒):赤玉土より通気性に優れるため室内での作業におすすめ
- パーライトやバーミキュライト:軽量で通気性を確保
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肥料分を含まない
ザミオクルカスを挿し木で発根させる場合、使用する土は肥料分を含まないものを使うのが基本です。
まずはしっかり根を育て、葉数が増えて株が安定したら、肥料分を含む土に植え替えます。
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ザミオクルカスを挿し木で増やす手順
準備するもの
- 健康なザミオクルカスの茎や葉
- 適切な土(赤玉土や鹿沼土、軽石などを混ぜたもの)
- 清潔な鉢ポット
成功させる最大のコツは、春~初夏におこなうこと!
ザミオクルカスの挿し木を成功させる最大のポイントは、ずばり「適期におこなう」これに尽きます。
ザミオクルカスは暖かくなる春~初夏に生育期を迎えます。
なので、挿し木や植え替え、株分けなどをするなら、この時期が最も失敗しにくいです。
茎を切る
茎を約10~15cmの長さに切り取ります。切り口は斜めにすると、発根面積が増えて成功率が上がります。
切り口を乾燥させる
切り取った茎の切り口を1~2日ほど乾燥させます。多肉植物と同様、切り口を乾かすことで腐りにくくなります。
土に植える
用意した土に茎を挿します。深さは茎の1/3程度が土に埋まるくらいが適切です。
適度に水やり
挿し木後の水やりは、土が軽く湿る程度に控えめにしましょう。水を与えすぎると根腐れの原因になります。
ザミオクルカスを葉で増やす手順
- 葉を切り取る
健康な葉を1枚ずつ切り取ります。切り口を斜めにすると発根しやすくなります。 - 切り口を乾燥させる
茎挿し同様、1~2日乾燥させます。 - 土に挿す
葉の1/3程度が土に埋まるように挿します。 - 水やりと管理
茎挿し同様、水やりは控えめにします。葉挿しの場合、発根までに数ヶ月かかることもあるため、根気よく待ちましょう。
ザミオクルカスの挿し木、発根までの注意点は?
挿し木後は、適切な管理が成功率を左右します。以下のポイントに注意してください。
室内なら南~東向きの窓際に置く
直射日光は避け、明るい日陰で管理しましょう。室内なら南~東向きの窓際に置くのがおすすめです。
屋外の直射日光は土の乾燥を早め、株を傷ませる原因になります。強光は避け、半日陰へ移動するか遮光ネットを張ります。
湿度を保つ
乾燥しすぎると発根が遅れるため、空気中の湿度を高める工夫をしましょう。
透明な袋やプラスチックカバーを使って簡易温室を作ると効果的です。
土の乾燥を確認
土の表面が乾いたら水を少量与えます。
湿りすぎると根腐れのリスクが高まるため、過湿を避けましょう。
ザミオクルカスの挿し木に関するよくあるQ&A
Q1. 発根までどのくらいかかりますか?
- 茎挿しの場合:1~2ヶ月ほどで発根します。
- 葉挿しの場合:1~3ヵ月くらい。根は比較的早い段階で出てくるものの、新芽が出て葉が開くまでは一年くらいかかることも。
Q2. 挿し木がうまくいかない原因は?
- 土が適切でない(水はけが悪い、保水性がないなど)
- 湿度や温度が低すぎる⇐これが最も多い印象!時期を間違えると失敗しやすい。
- 水やりが多すぎて根腐れを起こしている
挿し木がうまくいかない場合、ほとんどの場合、温度が足りていないことが多いです。
たとえば夏の終わりに挿し木すると、十分に根が張る前に寒さで株が弱ってしまう等です。
冬でも挿し木できますか?
冬は成長が鈍化するため、挿し木の成功率が下がります。個人的には避けた方が良いと思います。
逆に、春から初夏にかけての時期は回復力も高く、そこまで神経質に作業しなくとも、簡単に根が出て育つことが多いです。
ザミオクルカスの挿し木に適した土は?成功のコツを徹底解説!【まとめ】
ザミオクルカスの挿し木は、正しい土選びと管理をすれば初心者でも成功させることができます。
排水性と保水性を兼ね備えた土を選び、適切な湿度や温度を保ちながら根気よく管理しましょう。
挿し木を成功させて、お気に入りのザミオクルカスを増やしてみてください!