ザミオクルカスって水耕栽培でもいけるの？
蒸れを嫌い乾燥を好むザミオクルカスですが、実は、水耕栽培でも育てられなくはありません。
この記事では、ザミオクルカスを水耕栽培で育てる方法や注意点について詳しく解説します。
ザミオクルカスの水耕栽培は可能？
結論から言うと、ザミオクルカスは水耕栽培でも育てられなくはありません。
ただし、長く育て続けるなら水耕栽培より土を使った通常の栽培が適しています。
葉挿しや挿し木の際、発根させるまでなら
上写真は水耕栽培で発根させたザミオクルカスの葉です。
このように、発根までは水耕栽培でも問題ありませんが、長く育てていくなら寒くなる前に土に植えつけておく方が無難です。
管理人の一口メモ
ザミオクルカスは蒸れを嫌うため、水耕栽培だとかなり難しい。
よくある失敗としては、暖かい時期に水挿しで発根させた茎や葉を、水耕栽培のまま放置。
冬を迎えた段階で徐々に葉が枯れ、根も腐ってダメになるパターン。
ザミオクルカスを水耕栽培で育てる方法
あまり長く育てるのはおすすめできませんが、ザミオクルカスを水耕栽培で育てる方法は以下の通りです。
まずは植物の準備
- 土栽培のザミオクルカスを使用する場合：株全体を掘り出して根を丁寧に洗い流します。根に残った土や汚れをしっかり落とし、傷んだ根をカットしておきましょう。
- 葉や茎を使用して挿し木を作る場合：切り口を乾かしてから水に挿します。
容器に挿す
ガラス容器に水を張り、ザミオクルカスの芋部分が、水に軽く浸かるようにセットします。
芋全体が水に浸かると根腐れのリスクが高まるため注意です。
管理方法
- 水替え：1～2週間ごとに水を交換し、清潔な状態を保つ。夏場は水が傷みやすいため、3日～4日に1回替えてもok。
- 置き場所：室内管理。直射日光は避け、窓から1～2mほど離れた明るい場所がベスト。窓際は温度変化が激しいため避ける。
- 栄養剤：生育が盛んな春～秋に、水耕栽培用の活力剤を月に1～2回与える。肥料の与え過ぎは根を傷める原因になるため注意。
ザミオクルカスを水耕栽培で育てるときの注意点は？
根腐れに注意
水が濁ったり、悪臭がする場合は根腐れが発生している可能性があります。
- 水替えをこまめに行い、容器を清潔に保つ。
- 症状がひどい場合、腐った部分を切除し再セットする。
寒さに注意
冬場は10℃以下にならないよう室内で管理してください。
冷えすぎると成長が止まり、ダメージを受ける可能性が高くなります。
日光の量を調整
強すぎる直射日光は水温を上昇させ、根腐れの原因になります。
温度変化の激しい窓際は避け、レース越しの柔らかい光が当たる場所に置いて楽しみましょう。
ザミオクルカスの水耕栽培に関するよくあるQ&A
Q1. 成長速度は土栽培と同じ？
A. 水耕栽培は土栽培と比べると成長は遅いです。また、株を充実させるなら土で育てるのが良いでしょう。
基本、水耕栽培では窓際に置くことができないので、日当たり・風通しの面で大きく制限されます。
Q2. 容器はどのくらいの大きさがいい？
A. 株や茎に対し、根が広がる余裕のある容器を選ぶのがポイント。深さは根茎が安定する程度で十分です。
Q3. 水耕栽培から土栽培に戻せる？
A. 戻すことは可能ですが、根が水に慣れているため、徐々に土の環境に慣らす必要があります。
植え直すなら春～初夏がもっとも回復力が高く、失敗しにくいです。
ザミオクルカスは水耕栽培できる？管理方法と注意点【まとめ】
ザミオクルカスは水耕栽培に適した植物で、初心者でも比較的簡単に育てられます。
水の管理や根腐れの予防、適切な日照環境に注意すれば、インテリア性の高い植物として楽しむことができます。
ぜひ水耕栽培でザミオクルカスの新たな魅力を楽しんでみてください！
