ザミオクルカスの水やり頻度はどれくらいがいいの?
ザミオクルカスは丈夫で育てやすい観葉植物ですが、水やりの頻度を間違えるとあっというまに弱ってしまいます。
この記事では、ザミオクルカスの水やりの基本から、季節ごとの適切な頻度やポイントを詳しく解説します。
ザミオクルカスの水やり頻度【季節ごと】
ザミオクルカスの水やり頻度は、季節によって微妙に異なります。
基本的な水やりのルール
- 土が完全に乾いてから水やりをする。土の表面だけでなく、鉢の中まで乾燥しているか確認しましょう。
- 水やりはたっぷりと行い、鉢底から余分な水が流れるまで与えます。ただし、受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。
春(成長期の始まり)
- 土がしっかり乾いてから鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やり
気温が上がり、ザミオクルカスの成長が活発になり始めます。根茎が水分を必要とする時期です。
土が完全に乾いてからを目安に水やりを行います。気温が安定するまでは、湿りすぎに注意が必要です。
夏(成長のピーク)
- 土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり。早朝や日暮れ後におこなう。
高温多湿の環境で、蒸散量が増えるため水分の消費が激しくなります。
土が乾いたらすぐに水を与えるようにします。1週間に1回程度が目安ですが、地域や室温によって頻度は変わります。
水やりは涼しい時間帯(朝や夕方)に行い、土や植物が熱を持っているときは避けましょう。
秋(成長の減速期)
- 土が完全に乾いてから水やり
気温が下がり、ザミオクルカスの成長が徐々に緩やかになります。水分の必要量も減少します。
心配な場合、土が乾いてから3~4日後に水やりをするくらいでも十分です。
冬(休眠期)
- 土が乾いてさらに3日~4日ほどしてから、土の約1/3が湿るくらいの量で水やり。夜間の水やりは避ける。
成長が完全に止まり、土が乾燥した状態を好むようになります。休眠中は水分が少なくても問題ありません。
土が乾いてから3~4日後を目安に常温の水を与えます。できるだけ晴れた日の日中に済ませるのがコツです。
ザミオクルカスの水やりでよくあるトラブルと対処法
ザミオクルカスの水やりに関するよくあるトラブルには、以下のようなものがあります。
水のやりすぎによる根腐れ
土が乾ききらないうちに次から次へと水やりすると、あっという間に根が腐ります。
また、水はけの悪い土や鉢も根を傷める原因です。
対処法
根腐れが進行していれば、腐った部分を取り除き、清潔な土に植え替える。芋がぶよぶよなら部分的に切って取り除く。
土が湿った状態で極端な暑さ・寒さに当たる
土が湿った状態で極端な暑さや寒さに当たると、根が深刻なダメージを負います。
最悪の場合、根腐れを起こして地上部まで腐敗が拡がってしまうこともあります。
対策
- 土が湿った状態で冬の窓際や、夏の直射日光に当てない
- 冷たくなった床面や熱くなった床面に鉢を直置きしない
- ポットフィート等と使用し、鉢を浮かせることで水はけを確保
ザミオクルカスの水やりで失敗しないために咲終えておくべきポイント
ザミオクルカスの水やりで失敗しないためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
水やりは土が中心部まで乾いてからが基本
鉢底に近い部分の土が乾いているか、指で確認します。
いちいち土の乾き具合を確認するのが面倒な場合は、市販の水遣りチェッカーを使うと正確です。
水はけの良い土を選ぶ
ザミオクルカスには、水はけの良い観葉植物用の土や、多肉植物用の土が最適です。
室内管理の場合、虫が湧きにくく清潔な「室内向けの土」を使うのもおすすめです。
プロトリーフの室内向けの土は、鹿沼土がベースのため、土が濡れている時と乾いている時で色が変化します。
鉢は通気性に優れるものを使う
鉢は底に排水穴がある鉢を選びましょう。
小さな穴1つだけよりは、小さな穴が複数開いているものの方が根が蒸れにくいです。
材質は、プラスチック鉢よりも通気性の良いテラコッタの方が蒸れません。
ザミオクルカスの正しい水やり頻度は?季節ごとのコツ【まとめ】
ザミオクルカスの水やりは「乾燥してからたっぷり」が基本です。
季節ごとに植物の状態や環境を観察し、適切なタイミングで水を与えることで、元気に育てることができます。
また、水やりを適切に管理することで、根腐れや葉の変色などのトラブルも未然に防げます。
本記事を参考に、季節ごとの水やり頻度やポイントを取り入れ、ザミオクルカスをより健康に育ててみてください!