ザミオクルカスの葉が茶色く変色してお悩みですか?
葉が茶色くなる場合、原因によっては株全体にダメージが広がり、手遅れになることもあります。
そこで今回は、ザミオクルカスの葉が茶色くなる主な原因と、それぞれに対する具体的な対処法を解説します。
ザミオクルカスの葉が茶色くなる時によくある原因は?
ザミオクルカスの葉が茶色くなる場合、よくある原因には以下のようなものがあります。
直射日光によるダメージ
ザミオクルカスは強い日光を嫌います。
特に夏場の直射日光に当たると葉焼けを起こし、葉が茶色っぽく焼けたように変色することがあります。
空気の乾燥(湿度40%以下)
乾燥した空気は葉にストレスを与え、縁が茶色くなる原因となります。
特に冬の暖房の効いた室内は要注意。エアコンの風が直接葉に当たるのは厳禁です。
水のやりすぎ
土が乾かないうちに次から次へと水やりしていると、根が蒸れて腐りやすいです。
根が腐ると必要な水分が吸収できず、徐々に腐敗が拡がって葉の色も悪くなります。
肥料の与えすぎ
肥料を過剰に与えると肥料焼けを起こし、葉の縁が茶色く焦げたように変色することがあります。
寒い時期や根詰まりした状態で肥料を与えると、この症状が出やすいです。
病害虫の発生
ハダニやアブラムシなどの害虫、あるいはカビなどの病気が原因で葉が茶色になることも。
特に害虫の吸汁被害がある場合は、葉に斑点状の茶色が現れるのが特徴です。
ザミオクルカスの葉が茶色くなったときの対処法【原因別】
ザミオクルカスの葉が茶色になる場合、まずはよく観察し、思い当たる原因に応じて早めに対処しましょう。
葉焼けが疑われる場合
まずは直射日光の当たらない明るい場所に移動させましょう。
屋外なら半日陰へ移動するか、遮光ネットを使用して直射日光を避けます。
すでに葉焼けした葉を元に戻すことはできないため、どうしても気になるようなら切り取っても構いません。
☆★切り取ったザミオクルカスの葉を発根させて育てる方法はこちら↓↓
水のやりすぎが疑われる場合
土が湿っている場合は、まずは土が完全に乾くまで水やりを控えます。
- 土がある程度乾いたら、鉢から植物を取り出して根を確認。
- 腐った根や芋があれば切り取り、乾燥させてから新しい土に植え直す。
- 水やりは土が完全に乾いてからおこなうのが基本。
☆★根茎(芋部分)まで柔らかく腐敗してしまった場合はこちら↓↓
空気の乾燥が疑われる場合
室内の場合、冷暖房の風が直接当たる場所に置くのは避けます。
冬場の乾燥対策としては、加湿器を使用するか、植物の周囲に水を張ったトレーを置いて湿度を保つのがおすすめです。
ただザミオクルカスの場合、蒸れを苦手とするため、霧吹きをし過ぎるのはあまりおすすめしません。
肥料のやりすぎが疑われる場合
肥料を与えすぎた場合は、土を水で洗い流すか、植え替えを検討してください。
ただ筆者の経験上、ザミオクルカスは肥料を与えずとも問題なく育つことが多いです。
肥料を与えられるのは、「春~初夏の成長期」「根詰まりを起こしていない」「明らかに弱っていない」の条件全てをクリアした時のみです。
害虫被害が疑われる場合
害虫がいる場合は、数が少ないなら綿棒やティッシュで拭き取ります。
数が多く、取り切れないなら専用の殺虫剤(ベニカXネクストスプレー等)を使用して駆除します。
☆★虫が苦手な方には、土も水も使わず清潔な「フェイクグリーン(人工観葉)」がおすすめ↓↓
ザミオクルカスの茶色くなった葉を取り除くべき?
茶色くなった葉は取り除いても構いませんが、植物の健康状態に応じて判断します。
- 軽度の場合
茶色の部分だけをハサミで切り取ると良いでしょう。清潔なハサミを使用してください。 - 重度の場合
葉全体が茶色くなった場合は、根元から切り取ります。病気が原因の場合、早めの処置が他の葉への影響を防ぎます。
ザミオクルカスを健康に育てるポイント
再発を防ぐために、以下のポイントを守りましょう。
適切な水やり
土が完全に乾いてからたっぷり与え、水が鉢底から流れるのを確認します。季節によって頻度を調整しましょう。
適切な置き場所
直射日光を避け、明るい間接光が入る場所を選びます。室内なら、南~東向きの窓際に置くのがおすすめです。
定期的な観察
葉の状態をこまめにチェックし、異常があれば早めに対処します。特に害虫やカビには注意しましょう。
ザミオクルカスの葉が茶色に変色?よくある原因と対処法【まとめ】
ザミオクルカスの葉が茶色くなる原因は、水やりの失敗や直射日光、低湿度、肥料焼け、害虫・病気など様々です。
適切な管理を行うことで、元気で美しい葉を取り戻すことができます。
今回ご紹介した原因別の対策を試し、再発防止のポイントを実践すれば、ザミオクルカスを長く楽しむことができるでしょう。
あなたのザミオクルカスが再び元気を取り戻すことを願っています!