ダイソーで手軽に購入できる観葉植物の中でも、ザミオクルカスはその育てやすさと独特のフォルムで人気です。
小さなポットに収まったダイソー産ザミオクルカスでも、大きく育てれば主役級の存在感を放つ植物になります。
今回は、ダイソーで買えるザミオクルカスを大きく育てる方法をご紹介します。
ダイソー産ザミオクルカスの特長は?
ダイソーで販売されているザミオクルカスは、小さなポットに植えられた状態で流通していることが多いです。
置き場所に困らず手軽ですが、以下のような特徴があります。
- サイズがコンパクト:成長するスペースが限られている。
- 根詰まりしやすい:小さなポットのため、購入時からすでに根詰まりしていることも多い。
- 基本的に健康な苗:比較的丈夫な個体が多い。
これらの特徴を踏まえて管理すれば、ダイソー産ザミオクルカスでもかなり大きく立派な株に育てることが可能です。
ダイソー産ザミオクルカスを大きく育てる方法
まずは根詰まりチェック
購入直後のザミオクルカスは、小さなプラスチックポットに植えられています。
そのままでは成長スペースが足りず、根が詰まってしまうため、早めに植え替えを行いましょう。
- 植え替え時期:春~秋がベスト。冬の植え替えは避けた方が無難。
- 鉢選びのポイント:現在のポットよりひと回り大きい鉢を選ぶ。直径プラス3センチくらいもの。
- 土の選び方:観葉植物用の培養土か、赤玉土7:腐葉土3の割合でブレンドしたもの。室内管理なら、虫の湧きにくい「室内向けの土」がおすすめ。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想
ザミオクルカスは明るい間接光を好みます。
- 置き場所:室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想。最低気温が15度以上ある時期は、屋外の半日陰に置くと生育が良くなる。
- 注意点:屋外の場合、直射日光に当てると葉焼けを起こすため、遮光ネットを使用。室内の場合は風通しの悪さによる根腐れやカビ、害虫に気を付ける。
水やりは土が乾いてからたっぷり与えるのが基本
ザミオクルカスは多肉質の根茎を持ち、水を蓄える能力が高い植物です。過度な水やりは根腐れの原因になるため注意しましょう。
- 水やりの頻度:土が完全に乾いたらたっぷり与える。受け皿の水はこまめに捨てる。
- 冬場の管理:成長が止まる冬は、土が乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える。
冬は最低でも15度をキープ
ザミオクルカスは暖かく湿度のある環境を好むため、以下のポイントに注意しましょう。
- 理想的な温度:15~25℃。冬場は10℃以下にならないように注意。できれば15度を下回らないようにする。
- 湿度の維持:乾燥が気になる場合は霧吹きで葉を湿らせる。
春~初夏に、ひとまわり大きめの鉢に植え替える
ザミオクルカスは根の成長が比較的早いです。鉢内が根や芋でぎゅうぎゅう詰めになると、根腐れを起こして弱ってしまいます。
1~2年に一度、鉢から取り出し、古い土や傷んだ根を取り除き、水はけの良い清潔な土に交換しましょう。
ダイソーのザミオクルカスを育てる際の注意点
最初から弱った個体もある
100円ショップの植物は管理が簡易的な場合があるため、購入時に葉や茎が健康的か確認してください。
株元に触れて、柔らかくなっている個体は根腐れの可能性があります。
虫が付いていないかチェック
葉がまばらに変色したり、原因不明の汚れが付着している場合、害虫が付いている可能性もあります。
葉がべとついたり、白い綿状のものや蜘蛛の巣が湧いている場合は、購入を避けた方が無難です。
ダイソーのザミオクルカスの失敗しない育て方・完全ガイド【まとめ】
ダイソーのザミオクルカスは、手軽に購入できるだけでなく、正しい方法で育てることで立派に成長し、美しい観葉植物として楽しめます。
植え替えや光の管理、水やりの工夫を取り入れて、ザミオクルカスの成長をサポートしてみてください。
小さな苗が大きく育つ姿を楽しみながら、日々の生活に緑の癒しを取り入れてみましょう!