ザミオクルカスの茎が外側に広がり、バランスが崩れちゃった。。
葉の重みで茎が下向きになる。。
ザミオクルカスを育てていると、「枝が広がって倒れる」「形が乱れてしまう」などの症状に悩まされることがよくあります。
そこで今回は、ザミオクルカスが倒れる・広がる原因と、仕立て直し方、倒れないように育てるコツを紹介します。
農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!
ザミオクルカスが倒れる・広がる主な原因
ザミオクルカスの茎が倒れる、横に垂れて広がるという場合、よくある原因には以下のようなものがあります。
徒長による重心の乱れ
葉と葉の間隔が伸びるのも光線不足の症状。
徒長とは、光量不足が原因で茎が間延びしてしまう状態です。
徒長した茎は細く弱いため、葉の重みに耐えられず倒れてきます。
光線不足の症状
- 茎が不自然に細長い
- 葉が小さく間隔が広い
鉢のサイズや土が合っていない
ザミオクルカスは、根がしっかりと張ることで安定します。
鉢が大きすぎたり、軽い土が使用されている場合、茎が支えきれず倒れることがあります。
チェックポイント
- 鉢が植物に比べて大きすぎる
- 土が乾燥しすぎて軽くなっている
水やりの頻度が適切でない
過剰な水やりは根腐れを引き起こし、植物が不安定になります。
一方で、水不足も茎や根を弱らせる原因となり、結果的に倒れることがあります。
チェックポイント
- 葉が黄色くなっている(過剰水やりのサイン)
- 茎がカラカラに乾燥している(乾燥しすぎのサイン)
成長期に支えが必要な場合
ザミオクルカスは成長期に茎を新しく伸ばしますが、初期の茎はまだ柔らかく、自立が難しいことがあります。
チェックポイント
- 新しい茎が柔らかく、垂れている
ザミオクルカスが倒れたときの仕立て直し方法
支柱を使って安定させる
倒れた茎を支柱で支えることで、植物全体を安定させることができます。
手順
- 園芸用の支柱や竹の棒を用意する
- 倒れた茎の近くに支柱を刺す
- 柔らかい園芸用テープで茎を固定する
ポイント:
- 茎を傷つけないよう、ゆるめに固定する
- 支柱は茎の高さに合わせて選ぶ
剪定で形を整える
倒れてしまった茎や古い茎は、剪定することで全体のバランスを整えられます。
手順
- 消毒したハサミを用意する
- 倒れた茎や弱った茎を根元から切る
- 切った茎は挿し木として再利用可能
注意点
- 成長期(春~夏)に行うと植物が回復しやすい
- 一度に全ての茎を切らず、数回に分けて行う
土や鉢を見直す
鉢が植物に合っていない場合は、植え替えを検討しましょう。
手順
- 鉢の直径は根鉢の1~2回り大きいサイズを選ぶ
- 重みのある培養土を使用して安定性を高める
- 植え替え後は数日間水を控える
ポイント
- 根が傷つかないよう慎重に作業する
- 植え替えは春または秋が最適
ザミオクルカスを倒れないように育てるためのコツ
適切な光量を確保する
ザミオクルカスは明るい間接光を好みます。
光不足を防ぐために、明るい場所に置くか植物用ライトを活用しましょう。
水やりを控えめにする
水を与えるタイミングは、土が完全に乾いた後が基本です。特に冬場は水やりの頻度をさらに減らします。
特に冬は根腐れを起こしやすいため注意が必要です。
風通しを良くする
窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須!
窓を閉め切る時期はサーキュレーター必須です。
ただでさえ風通しが大きく制限される室内ですので、風通しが悪いと根腐れやカビ、病害虫のリスクが高まります。
ザミオクルカスが倒れる?枝が広がる原因と仕立て直し方【まとめ】
ザミオクルカスが倒れる原因は、徒長や鉢・土の不適切な選択、水やりの過不足など、さまざまな要因が絡み合っています。
しかし、原因を特定し適切な対策を取ることで、健康的で美しい姿を保つことができます。
今回紹介した方法を参考に、ザミオクルカスの管理を見直し、美しい観葉植物ライフを楽しんでください!