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モンステラの葉の縁がギザギザに傷むときの原因と対処法

根詰まりを放置して葉が茶色くなったモンステラ モンステラ

モンステラの葉の縁がギザギザに傷んじゃった。原因が分らない。。

モンステラを長く育てていると、葉の縁がギザギザに傷んでしまうことがあります。

葉がギザギザになると見た目が悪いだけでなく、放っておくと株自体をさらに弱らせてしまう恐れもあります。

そこで今回は、モンステラの葉がギザギザに傷む原因を徹底的に解説し、対処法についても詳しくご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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モンステラの葉の縁がギザギザに傷むときの原因と対処法

葉が丸まったモンステラ

葉の縁がギザギザに傷む原因は一つではありませんが、以下に代表的なものを紹介します。

空気の乾燥(湿度40%以下)

モンステラは湿度の高い環境を好む植物です。湿度が40%を下回ると、葉が乾燥し、特に葉の縁がギザギザに傷んでしまうことがあります。冬の暖房や夏の冷房を使用すると室内が乾燥しやすく、注意が必要です。

対処法

湿度が低い環境では、湿度を補うための工夫が必要です。次の方法を試してみましょう。

  • 加湿器の利用:空気中の湿度を保つために加湿器を設置すると、モンステラの葉が乾燥しにくくなります。
  • 葉水(霧吹き):葉に霧吹きをして、葉全体が湿気を吸収しやすくします。特に乾燥する冬場は1日1回程度行いましょう。
  • 植物用のミストスプレー:葉水とは別に、植物専用のミストスプレーを使うことで、保湿効果が高まります。
  • 湿度計の設置:湿度を40〜60%に保つのが理想ですので、湿度計を用意し、モンステラの置き場所を適切に調整します。
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水やりの問題

過剰な水やり、または水不足が原因で、モンステラの葉にダメージが生じることもあります。特に、土が常に湿っていると根が酸欠状態に陥り、葉先からギザギザに枯れ始めることが多いです。逆に、水不足になると葉が乾燥し、葉の縁が傷む原因となります。

対処法

  • 水やりの頻度を見直す:土が乾いてからたっぷりと水を与え、余分な水は必ず鉢底から排水します。季節によって水やり頻度を調整し、根が蒸れないように注意します。
  • 鉢の排水性を改善:鉢の底に穴があることが重要です。底が詰まっている場合は、排水性のよい鉢に植え替えるか、鉢底に軽石を敷くことで水はけをよくします。
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日光の過剰照射や不足

モンステラは半日陰を好む植物ですが、日光が強すぎると葉焼けを起こし、葉の縁がギザギザに枯れたり、茶色く傷んでしまうことがあります。また、日光が不足すると、葉が薄く弱くなり、縁が傷みやすくなることも。

対処法

  • 適度な日陰に移動する:直射日光が当たりすぎる場合は、カーテン越しの日光が当たる場所に移動しましょう。
  • 室内の明るい場所で育てる:窓際などで柔らかい光が当たる場所に置くと、葉が丈夫に育ちます。日光不足を感じたら、植物用LEDライトを使うのも一つの方法です。
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栄養不足

モンステラの葉がギザギザに傷む原因には、植物が必要とする栄養素が不足している可能性もあります。特に、窒素やカリウム、カルシウムが不足すると、葉が弱くなり、縁が枯れてしまうことがあります。

対処法

  • バランスの良い肥料を定期的に与える:春から秋の成長期に、植物用の液体肥料を2週間に1回程度与えると、葉が健康に保たれます。
  • 緩効性肥料の使用:緩やかに効く肥料を土に混ぜ込むことで、栄養が持続的に供給されます。肥料の成分に窒素が含まれているか確認し、葉がより緑濃く、しっかりと育つようにします。
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物理的なダメージ

モンステラの葉は大きく広がるため、部屋の壁や家具、その他の物に触れて傷つくことがあります。このような物理的ダメージが蓄積すると、葉の縁がギザギザに傷んでしまうことがあるのです。

対処法

  • 葉の周りに十分なスペースを確保する:モンステラは広がりやすいため、他の植物や家具と少し距離を置き、葉が伸びやすい環境を作りましょう。
  • 風通しの良い環境を保つ:空気が流れやすくなることで、葉が清潔に保たれ、傷つきにくくなります。窓を開けて通気するか、サーキュレーターを使用して空気を循環させましょう。
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モンステラの葉がギザギザにさせないためのコツ

剪定から1年後のモンステラ

モンステラの葉を健康に保つためには、以下のポイントに注意して日々の管理を行いましょう。

湿度は最低でも50%はキープ

モンステラは湿度が高い場所を好みます。エアコンや暖房の影響で乾燥しがちな季節には特に注意が必要です。湿度計を設置し、50〜60%を目安に湿度を管理します。加湿器や葉水を使って、湿度を維持することが重要です。

室内なら南~東向きの窓際に置く

直射日光を避けつつ、明るい場所に置くことで、葉焼けを防ぎながら、元気に育ちます。葉が黄ばみ始めたら、日照不足が原因の可能性があるため、もう少し明るい場所に移動させると良いでしょう。

春~秋は肥料を与えてみる

栄養が不足しないよう、成長期には液体肥料を定期的に与えましょう。肥料の与えすぎは逆に葉を傷める原因になるため、適量を守り、植物の様子を観察しながら調整してください。

1~2年に一度、春に植え替える

根詰まりも葉が傷む原因の一つです。鉢が小さすぎる場合は、少し大きな鉢に植え替え、通気性の良い土を使用して、根が伸びやすい環境を整えます。根詰まりは根が呼吸できなくなる原因にもなるので、定期的に鉢のサイズを見直すことも重要です。

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モンステラの葉の縁がギザギザに傷むときの原因と対処法【まとめ】

モンステラの葉がギザギザに傷む原因は、空気の乾燥、過剰な水やり、日照不足や過剰、栄養不足、物理的なダメージなど多岐にわたります。

植物の健康を保つためには、これらの要因をバランスよく管理することが必要です。

湿度管理や水やり、日光と肥料のバランスを意識することで、モンステラの葉を美しく保ち、健やかに成長させることができます。

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モンステラ
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