クワズイモの葉が全部なくなっちゃった。。どうすればいいの?
クワズイモの葉がなくなると、「もう復活は無理かも?」と心配になる方もいるでしょう。
しかし、クワズイモは元の環境やケアを整えれば、再び元気に育つ可能性が高いです。
本記事では、クワズイモの葉がなくなる原因と対処法、そして効果的な復活方法を解説していきます。
農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!
クワズイモの葉がなくなる原因
葉がなくなる原因は多岐にわたりますが、以下のような要因が考えられます。それぞれの原因に対する詳細な解説と対処法も併せてご紹介します。
水やりの頻度が適切でない
春~秋は、土の表面が乾いてからたっぷりと与えるのが基本!
クワズイモは比較的水を好む植物ですが、過剰な水やりや乾燥しすぎた状態では葉が枯れて落ちやすくなります。
特に、土が常に湿った状態だと根腐れを引き起こし、葉が次第に黄色くなり、最後には落葉する可能性があります。
逆に、乾燥が続きすぎると水不足で葉がしおれてしまいます。
対処法
- 水やりのポイント: 土の表面が乾いてから2〜3日後を目安に、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりを行いましょう。
- 冬場の水やり: 冬は生育が止まる時期なので、土が乾いて数日後まで水やりを控え、休眠状態を保つことが重要です。
- 水やりチェッカーを使う:土の乾き具合をいちいち確認するのが面倒なら、水やりチェッカーを使うのもおすすめです。土に挿しておくだけで、土の乾き具合を色で確認できます。
寒さ(10度以下)
クワズイモは寒さに弱く、温度が低すぎると生育不良を引き起こします。
室温が10℃を下回るような環境では葉が枯れるリスクが高く、急激に葉がなくなることもあります。
対処法
爬虫類などに使える「ピタリ適温」を鉢底に敷いておくのもおすすめ。
- 冬場の温度管理: 室温は15℃以上をキープし、急激な温度変化を避けるために窓際や玄関などの寒冷地帯に置くのは避けましょう。
- ヒーターや加湿器の併用: 乾燥を防ぐために加湿器を使用し、暖房をかけすぎないように注意します。
直射日光や日照不足
日光不足が続くと茎ばかりが間延びしてしまう。
クワズイモは半日陰を好みますが、日照が不十分な場所に置かれたり、逆に強い直射日光にさらされた場合、葉がしおれてしまうことがあります。
対処法
- 南~東向きの窓際に置く:室内なら明るく風通しの良い南~東向きの窓際に置くのが理想です。 レースカーテンは基本不要ですが、葉が焼けるようなら使用するのも良いでしょう。
- 室内でも成長ライトを使用: 日照時間が短い冬場などは、植物用のLEDライトを使用することで光不足を解消しましょう。
根詰まり
クワズイモが長期間同じ鉢で育てられていると、根が鉢の中で絡み合い、根詰まりを起こします。
根が栄養を吸収できなくなると、葉が黄色くなり、やがて落ちてしまいます。
対処法
- 植え替えのタイミング: 1〜2年に一度、春の時期に植え替えを行いましょう。一回り大きな鉢を使用し、根が自由に成長できる環境を整えます。
- 土の選定: 通気性のある土を使用することで、根腐れや水はけの悪化を防ぎます。
病害虫の影響
葉がまばらに変色したり、葉の裏に蜘蛛の巣が湧く時は要注意!
クワズイモは、ハダニやアブラムシなどの害虫被害にも注意が必要です。
害虫が葉に付着すると葉が元気を失い、次第に枯れて落ちることがあります。
対処法
観葉植物に付きがちな害虫や病気を退治&治療してくれる「ベニカXネクストスプレー」は1本持っておきたい。
- 定期的な葉のチェック: 葉や茎の裏側をよく確認し、異常があればすぐに駆除を行いましょう。
- 適切な薬剤の使用: 害虫が発生した場合、早めに殺虫剤を使用し、害虫の再発を防ぐことが大切です。
葉がなくなったクワズイモを復活させる方法
クワズイモの葉がなくなった場合でも、根や茎が健康な状態であれば復活が見込めます。以下の方法で、再び葉を生やし、元気な状態に戻す手助けをしてあげましょう。
休眠期を見越したケア
葉がなくなったクワズイモは、多くの場合、休眠期の過ごし方や回復期の準備が重要です。
温かく湿度のある環境を作り、植物の自然な休眠を助けましょう。
- 日当たり: 冬場であれば光が少ないこともあるので、植物用のライトを活用するのも効果的です。
- 温度: 15℃以上の環境を維持し、急激な温度低下を避けることが大切です。
新しい芽を引き出すための「剪定」
クワズイモが元気を取り戻し始めたら、必要に応じて茎の剪定を行います。
根元から新しい芽が出ることがあり、古い部分を剪定することでエネルギーが新しい成長に集中します。
肥料の使用タイミング
葉がなくなったからといって、すぐに肥料を与えるのは逆効果です。
春から初夏にかけての成長期に入ってから、徐々に肥料を与えるようにしましょう。
- 液体肥料: 成長期に入ってから薄めた液体肥料を月1回程度与えると効果的です。
- 緩効性肥料: 植え替え時に少量の緩効性肥料を土に混ぜておくと、安定した栄養供給ができます。
葉がなくなったクワズイモを再生させるためのポイント3つ
クワズイモを元気に育てるためのポイントを押さえて、長期間健康に保つことが大切です。以下のケア方法を日常的に心がけましょう。
水やりの管理
水やりは、葉の色や土の乾き具合を確認しながら調整しましょう。特に冬場の過湿を避けることが大切です。
空気の循環
室内ではサーキュレーターや換気を行い、空気の循環を良くすることで病害虫を予防します。
湿度が保たれた環境で育てることで、クワズイモが健康に育ちやすくなります。
定期的な葉水の実施
クワズイモは葉の湿度も必要とします。
霧吹きで葉に葉水を与えるとともに、時々葉の表面を拭いて清潔に保つと良いでしょう。
クワズイモの葉がなくなった?原因と対処法~復活方法【まとめ】
クワズイモの葉がなくなってしまった場合でも、適切な原因の把握と対処を行えば再び元気な姿に戻る可能性は十分にあります。
まずは、水やり、温度、光の管理を見直し、定期的なケアを行うことが重要です。
焦らず、ゆっくりと時間をかけて回復をサポートし、再び生き生きとした葉が見られるようにしましょう。