アンスリウムの葉がベタベタしているのを見つけて、「病気?それともお手入れ不足?」と心配になったことはありませんか?
葉のベタつきにはいくつかの原因があり、状況によっては早目の対処が必要なケースもあります。
そこで今回は、アンスリウムの葉がベタベタする主な原因とその解決方法、さらに予防策まで解説します。
アンスリウムの葉がベタベタする時によくある原因
葉のベタつきは、主に以下の原因で起こることがあります。
害虫の発生
葉がベタつく場合、害虫が原因であることがよくあります。
特にカイガラムシは、植物の汁を吸い取り、その過程で「甘露」と呼ばれるベタベタした液体を分泌します。
- チェックポイント
葉の裏や茎の付け根を確認し、小さな白い斑点や黒い点、または動いている虫を見つけたら害虫の可能性が高いです。
艶出しスプレーの過剰使用
観葉植物用の艶出しスプレーを使いすぎると、葉が不自然にベタつくことがあります。
スプレーは見た目を良くするためのアイテムですが、多用すると葉にダメージを与えることもあります。
- チェックポイント
艶出しスプレーの使い過ぎはべとつきの他にも、葉のシミ、生育に影響を及ぼす恐れがあるため注意。葉の裏面ではなく、表面に薄く均一にスプレーするのがコツ。
アンスリウムの葉がベタベタしているときの対処方法
アンスリウムがベタベタする場合、以下の方法で対処しましょう。
害虫が疑われる場合
害虫が疑われる場合、まずは優しく拭き取ることが大事です。
- 害虫を取り除く
・柔らかい布や綿棒で害虫を物理的に取り除きます。
・大量発生している場合は、植物用殺虫スプレーを使用します。 - 再発するなら殺虫剤を使う
・拭き取ってもべたつきが再発するなら、殺虫剤を使うことも検討します。
・迷ったら「ベニカXネクストスプレー」がおすすめ。アンスリウムに付きやすい害虫と病気の両方に効果を発揮してくれます。
光沢スプレーの使い過ぎが疑われる場合
光沢スプレーの使いすぎが原因の場合は、柔らかい布で葉を拭き取り、ぬるま湯で丁寧に洗浄します。
その後、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
アンスリウムをベタベタさせないための予防策
定期的なチェックと掃除
葉の裏や茎の付け根を定期的に確認し、害虫の早期発見を心がけます。
また、柔らかい布で葉を拭き取ることで、害虫や病原菌が付着するリスクを軽減できます。
風通し良く管理
アンスリウムは適度な湿度と風通しの良い環境を好みます。
湿度が高すぎる場所や風通しの悪い場所で育てないようにしましょう。
適切な光沢スプレーの使用
観葉植物用の光沢スプレーを使う場合は、月に1回程度に抑え、必要以上に使わないように注意しましょう。
正しく使用すれば、ホコリや落ちにくい白シミを綺麗にして、葉に艶を出してくれます。
アンスリウムの葉がベタベタするのはなぜ?原因と解決方法【まとめ】
アンスリウムの葉がベタベタする場合、害虫(主にカイガラムシ)や光沢スプレーの使いすぎなどが考えられます。
まずはよく観察し、原因を見極めて適切な対処法を取ることで、美しい葉を取り戻せます。
また、日々の管理で予防を徹底することで、葉のベタつきに悩まされることは少なくなるでしょう。