カラテア・オルビフォリアの葉がどんどん黄色くなっていく。。
カラテア・オルビフォリアは、デリケートな性質を持つため、葉が黄色くなるトラブルも少なくありません。
この記事では、カラテア・オルビフォリアの葉が黄色くなる主な原因と、その対処法を解説します。
オルビフォリアの葉が黄色くなる原因と対処法
カラテア・オルビフォリアの葉が黄色くなる原因はいくつかありますが、主に以下の5つが考えられます。
水のやりすぎ
カラテア・オルビフォリアの根は、長時間水に浸かる環境が苦手です。
土の中に水が溜まると、酸素不足で根腐れが起きやすくなり、葉が黄色く変色する原因となります。
対処法
- 排水性の良い土を使用する:カラテアには水はけの良い土が適しています。観葉植物用の土に軽石やパーライトを混ぜて排水性を向上させましょう。
- 水やりは控えめに:土の表面が乾いたタイミングで水を与えます。水を与える際は鉢底から少し水が出る程度にし、鉢皿に水が溜まらないようにします。
直射日光
カラテア・オルビフォリアは直射日光に弱く、明るい日陰や間接光を好む植物です。
直射日光に当たると葉焼けを起こし、黄色や茶色に変色することがあります。
対処法
- 置き場所を見直す:レースのカーテン越しに光が入る場所が理想です。窓辺の直射日光が当たる場所や、寒暖差が激しい場所は避けましょう。
- 温度管理:カラテアに適した温度は18~24度です。冬場は室温が15度以下にならないように注意し、寒い時期は室内で栽培するようにします。
寒さ(15度以下)
カラテア・オルビフォリアは寒さに弱いため、気温が下がると葉が変色する原因となります。
新芽が開く前に寒さに晒されると葉が傷み、綺麗に開かなかったり、葉の縁が茶色く傷むことも多いです。
対処法
- 最低でも15度をキープする
- 窓際に置いている場合、冬場は夜になったら窓から1~2m離す
肥料焼け
肥料の与えすぎは「肥料焼け」と呼ばれる症状を引き起こします。
肥料のやりすぎは根に深刻なダメージを与えるため、適度な量と適切な時期を守ることが重要です。
対処法
- 成長期に適切な量の肥料を与える:春から秋にかけては、観葉植物用の液体肥料を2週間に1回程度、薄めて与えます。
- 肥料焼けを避ける:冬の休眠期には肥料を控えます。また、肥料の濃度はパッケージの指示より少し薄めにするのがおすすめです。
害虫被害
カラテアは暑い時期にハダニやアブラムシ、スリップスなどの害虫が付きやすくなります。
害虫が葉に付くと、栄養が吸われて葉がまばらに黄色くなる原因になります。
対処法
- 定期的な葉水:葉に水をかけて湿度を保ち、乾燥を防ぎます。
- 害虫の駆除:もし害虫が確認された場合は、市販の害虫スプレーや石鹸水で駆除しましょう。また、葉の裏側も忘れずにチェックすることが大切です。
カラテアの葉が黄色くなるときによくある質問
Q1. 葉が黄色くなった場合、すぐに切り落とすべき?
A. 黄色くなった葉は取り除いても構いません。特に枯れている部分は他の葉にも悪影響を与える可能性があるため、早めにカットするのがよいでしょう。
ただ、害虫や病気の可能性が無いなら、自然に落ちるまで放置でも良いでしょう。緑の部分がある限り、植物は光合成を続けます。
Q2. カラテア・オルビフォリアの葉がくたっとしたり、しおれたりすることがあるのですが?
A. しおれの原因としては、土が乾燥しすぎているか、水分が多すぎるかが考えられます。土の状態を確認し、水やりの頻度を見直しましょう。
Q3. 湿度はどのくらいが適切ですか?
A. 湿度は50~70%が理想です。乾燥しやすい環境では加湿器を使い、葉水を定期的に行いましょう。
カラテア・オルビフォリアの葉が黄色くなる原因と対処法【まとめ】
カラテア・オルビフォリアの葉が黄色くなる原因には、水やりの管理、日照や温度、栄養、害虫などさまざまな要因が関係しています。
それぞれの要因をしっかりと把握し、適切にケアすることで、元気で美しいカラテアを育てることができます。
もし葉が黄色くなってしまっても、原因を特定して対処すれば改善が期待できますので、焦らずに取り組んでみてくださいね。