ベンジャミンがなかなか成長しないなぁ。。
ベンジャミンが、「なかなか大きくならない」「成長が遅い…」と感じている方も多いのではないでしょうか?
ベンジャミンの成長速度は品種や管理環境に左右され、思うように成長しない原因もさまざまです。
そこで今回は、ベンジャミンが大きくならない理由と成長を促すコツ、さらに成長速度に関するよくある質問にもお答えします。
農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!
ベンジャミンの成長速度はどれくらい?
ベンジャミンは、観葉植物の中でも成長速度が比較的ゆっくりですが、条件が整えば年間で約20~30センチ程度成長します。
成長が遅い場合、まずは原因を探ってみよう
適切な管理環境が整っていれば、順調に大きくなることが期待できます。
しかし、ベンジャミンの成長が遅い、もしくは成長が止まっていると感じる場合は、栽培環境やケア方法に問題があるかもしれません。
ベンジャミンが成長しない原因とは?
ベンジャミンが思うように成長しない場合、以下のような原因が考えられます。
日光不足
ベンジャミンは光合成が活発に行える明るい場所を好みますが、日光が不足すると成長が滞ります。
特に室内で育てる場合は日照不足になりがちです。
対策
- 室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想
- 日当たりの良い場所に置く、もしくは植物用のLEDライトで補光を行いう
- 午前中の日光が当たる東向きの窓辺や、光がしっかり届く場所が理想的
温度管理が不十分
ベンジャミンは20度~25度くらいを好む植物です。気温が低いと休眠状態に入りやすくなり、高温でもストレスがかかり成長が鈍ります。
対策
- 年間を通して温度が15℃を下回らないようにする
- 夏場には涼しい風が通るように環境を整えましょう。エアコンの風が直接当たらない場所に置くと良い
水分の過不足
ベンジャミンは水の量が多すぎても少なすぎても成長が止まります。特に過湿状態が続くと根腐れを起こしやすくなります。
対策
- 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、余分な水が受け皿に溜まらないようにします。
- 湿気の多い季節は、風通しの良い場所に移動するなどして調整しましょう。
ベンジャミンが成長しないときの解決策
成長しない原因を特定したら、以下のような解決策を試してみましょう。
日当たりと温度の改善
日光と温度はベンジャミンの成長に欠かせない要素です。特に日光不足は多くの問題を引き起こします。
方法
- 日当たりの良い場所に置き、定期的に位置を変えて日光が全体に当たるようにする
- 温度も15℃以上を保ち、季節に応じた管理を心がける
1~2mに一度の植え替え
ベンジャミンの成長が止まっている場合、根が鉢に詰まっている可能性があります。根詰まりを解消するために、定期的に植え替えを行いましょう。
方法
1~2年に一度植え替えを行い、ひと回り大きな鉢に移してあげましょう。軽石を混ぜた土や、排水性の高い観葉植物用の土を使用すると、根腐れの予防にも役立ちます。
4. ベンジャミンが元気に成長するための環境作り
ベンジャミンを健やかに育てるための具体的なポイントを紹介します。
4-1. 風通しの確保
ベンジャミンは風通しの良い環境を好みます。空気が滞っていると成長が鈍り、害虫の発生リスクも増します。
方法
室内でもサーキュレーターや扇風機で風を循環させると良いでしょう。特に湿度が高い季節や水やり後は、空気の流れを意識してあげると根が健全に保たれます。
4-2. 定期的な剪定
剪定はベンジャミンの成長を促すために効果的です。古い葉を剪定することで、栄養が新しい葉に行き渡り、全体のバランスが良くなります。
方法
春と秋の成長期に剪定を行い、形を整えると同時に風通しを確保しましょう。枯れた葉は随時取り除きます。
ベンジャミンの成長速度が遅いときによくある質問
Q1. ベンジャミンバロックの成長速度はどれくらい?
ベンジャミンバロックは通常のベンジャミンに比べて、成長速度がやや遅い傾向です。
特に、特徴的なカールした葉が原因で、葉全体に十分な光が当たりにくいため、光合成が少し遅れがちです。
そのため、通常のベンジャミンに比べるとゆっくりと成長しますが、適切な管理を行えば年間15~20センチほど成長します。
Q2. 葉が白い斑入り品種は生長が遅いって聞いたけど、本当?
はい、斑入り品種は一般的に光合成能力が低くなるため、成長がやや遅くなります。
白や黄色の斑の部分にはクロロフィル(葉緑素)が含まれていないため、通常の品種よりも光合成が制限されます。
そのため、成長がゆっくりになる傾向がありますが、適切な光量を確保することで成長を促すことが可能です。
Q3. 肥料を与えば成長速度は上がるの?
肥料を与えると栄養が補われ、成長速度が向上する可能性があります。
ただし、過剰に与えると肥料焼けの原因になるため、適量を守ることが重要です。
成長期には窒素を多く含む観葉植物用の肥料を与え、冬場には肥料を控えめにするか、完全に停止しても問題ありません。
ベンジャミンの成長速度はどれくらい?大きくならない時の解決策【まとめ】
ベンジャミンの成長が遅いと感じる場合は、日光、温度、水分、肥料など、さまざまな要因を見直してみることが大切です。
適切なケアと対策を行い、健やかな成長を目指しましょう。長く育てていくことで、美しい観葉植物としての魅力が増していきますよ。