金のなる木を挿し木で増やしたいけど、なかなか根が出ない。。どうすれば発根するの?
金のなる木の挿し木に挑戦中の方の中には、なかなか根が出ずにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、金のなる木の挿し木の根が出ないときの対処法についてくわしく解説します。
金のなる木の挿し木の根が出ない原因①挿し木が傷んでいる
大前提として、挿し木に使う枝が健康であること、カットした切り口がしっかり乾燥していることなどが発根の鍵です。
特に挿し木をカット後、土に挿してすぐに水やりすると切り口が腐敗しやすいです。
対処法
- 挿し木に使用する枝は、健康で病害虫の影響を受けていないものを選ぶ
- 土に挿す前は切り口をしっかり乾燥させる
- すぐ土に挿す場合は14日ほど経ってから水を与える
- 切り口がぶよぶよに腐った場合は切り戻してから再度、土に挿してみる
金のなる木の挿し木は、まず切り口を清潔な刃物でカットし、数日間陰干しして切り口を乾燥させることが重要です。
切り口がしっかりと乾燥することで、腐敗のリスクが低減されます。
金のなる木の挿し木の根が出ない原因②水のやりすぎ
挿し木の際、水分が多すぎると根が出ないだけでなく、挿し木自体が腐ってしまうことがあります。
金のなる木は葉や茎に沢山の水分を蓄えているため、根が出るまでは水のやりすぎに気を付けましょう。
対処法
- カットした茎をすぐ土に挿す場合、14日ほどは水やりを控える
- 挿し木を行った後は、土が常に湿った状態にするのではなく、土が乾燥したら水を与える
発根までは水のやりすぎに注意です。
経験上、発根自体は水やりせずとも新聞紙等の上に転がしておくだけで成功することが多いです。
発根後は土に挿し、水やりを開始すると腐敗のリスクが少なく済みます。
金のなる木の挿し木の根が出ない原因③時期外れ
金のなる木の挿し木を行う際、もっとも成功率が高いのが生育が盛んになる春先、または暑さが落ち着く秋口です。
特に冬場や夏場は成長が抑制されるため、根が出るまでに時間がかかるか、全く出ないことも多いです。
対処法
- 金のなる木の挿し木を成功させたいなら春先におこなうのが理想。春先が難しければ秋
挿し木を行うのに最適な時期は春から初夏にかけてです。
この時期は気温が安定しており、植物の成長が活発になるため、根が出やすくなります。
金のなる木の挿し木の根が出ない原因④土が適切でない
金のなる木の挿し木で使用する土の保水性が高すぎると、茎が蒸れて根が出る前に腐敗する可能性が高くなります。
また、使いまわしの土だと茎の切り口から雑菌が侵入し、根が出る前に挿し木が傷んでしまう恐れもあります。
また、栄養分が豊富すぎる土は挿し木にかかる負担が大きく、根の発生が遅れることもあります。
対処法
- 水はけよく、肥料分を含まない清潔な土を使う
- 市販の「挿し木・種まき用の土」か、バーミキュライトや赤玉土(小粒)などが理想
挿し木には、多肉植物用の軽い土や、砂やパーライトを混ぜた排水性の良い土を使用するのが理想です。
挿し木が安定するように、土はしっかりと押し固める必要がありますが、過度に硬くすることは避けましょう。
金のなる木の挿し木の根が出ない原因⑤挿し具合が適切でない
挿し木を行う際に、土に挿す深さが不適切であることも、根が出ない原因となります。
浅すぎると土に安定せず、根がうまく土中に伸びていけません。
逆に深すぎると、切り口に酸素が行き渡らず、根の発生が妨げられることがあります。
対処法
- 挿し木の深さは、枝の約1/3程度が土に埋まるくらいが理想
適度に土に挿すことで挿し木が安定し、根が成長しやすい環境が整います。
また、土に挿す際は、事前に土に穴を開けておくことで、切り口に余計なダメージを与えずに済みます。
金のなる木の挿し木の根が出ない原因⑥枝が成熟しすぎている
挿し木に使用する枝が木質化している場合、若い茎に比べると根が出くいことが多いです。
対処法
- 挿し木には、健康で、少し若い枝を選ぶ
- 枝の長さは10cm程度が目安で、葉が数枚付いているものを選ぶ
また、病害虫が付いていないか、事前にしっかりとチェックすることも大切です。
挿し木に適した枝を選ぶことで、根が出やすくなります。
金のなる木の挿し木の根が出ない?原因と対処法を徹底解説【まとめ】
金のなる木の挿し木で根が出ない場合、考えられる原因は多岐にわたりますが、適切な準備と管理を行うことで、成功率を高めることができます。
成功の最大のコツは、「春または秋におこなうこと」です。
どんなに正しい手順でおこなっても、時期が適していなければなかなか根が出ません。
今回の記事を参考に、金のなる木をどんどん増やして楽しんでくださいね。