冬になってからスイカペペの調子がイマイチ。。寒さ対策が必要なのかな?
スイカペペを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
スイカペペは熱帯地域原産の植物。寒さにはかなり弱いです。
とはいえ、室内に置いてさえいれば元気いっぱいかと思いきや、そうともいかないのが難しいところ…。
そこで今回は、スイカペペが冬を無事に乗り越えるために必ず押さえておくべき2つのポイントを紹介します。
スイカペペの冬越しで必ず押さえておくべきポイント2つ
初心者の方でも、以下2つのポイントさえ押さえておけば、スイカペペを冬越しさせることができます。
土が乾いてさらに3日ほどしてからの水やり
冬の水やりは、土が完全に乾いてさらに3日ほど経ってからおこないます。
水の量は土の約1/3が湿るくらいの量で十分です。
冬になるとスイカペペは成長が鈍化し、水分の吸収が減少します。
暖かい時期と同じ頻度で水を与えていると根腐れを起こしやすい
そのため、夏場と同じような頻度で水を与えると、根が過剰な水分を吸収できず、結果的に根腐れを引き起こす可能性が高いです。
土の乾き具合がイマイチ分からない…という場合は、水やりチェッカーを使うのも良いでしょう。
スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、土の乾き具合を可視化できます。
冬の場合、チェッカーが白になってさらに3日ほど経ってから水を与えます。
土が完全に乾燥するまで待つことで、根が冷えすぎることを防ぎ、過剰な湿気を避けることができます。
冬場は常温の水を使用し、根にかかる負担を最小限に抑えましょう。
水やりの際には、水温にも注意が必要です。冷たい水を直接与えると根が冷え、ダメージを与えるためです。
夜になったら窓から1~2m離す
スイカペペを窓際に置いているなら、冬は夜になったら窓から1~2m離します。
スイカペペは明るい場所を好みますが、冬場の夜間~朝に窓際に置いたままにすると、冷気が窓を通じて伝わり冷えてしまいます。
エアコンの風に当てない
暖房機器の近くやエアコンの風が直接当たる場所に置くと乾燥で葉が傷むため、加湿器を併用して湿度を保つことも大切です。
スイカペペは湿度が高すぎるとカビや病気の原因になるため、適度な湿度(40~60%)を維持するようにしましょう。
スイカペペが耐えられる寒さはどれくらい?
スイカペペは熱帯地域に自生するため、寒さに非常に弱い植物です。
10度を切ると徐々に弱ってしまう
冬場に気温が10℃を下回ると、植物がストレスを感じ始め成長が鈍化します。
特に、根が冷えることで水分や栄養の吸収が滞り、葉が黄色くなったり、しおれたりしやすいです。
15度以下の寒さに当てない
スイカペペが冬を無事に越すためには、温度管理が最も重要です。
室内とはいえ、暖房を切ったあとの夜間~朝にかけては想像以上に冷え込みます。
鉢の近くには温度計を設置し、最低でも15度は保つのが理想です。
スイカペペを冬越しさせる際の注意点
冬場の肥料は不要!
冬場はスイカペペが休眠期に入るため、肥料を与える必要はありません。肥料を与えすぎると根が栄養過多になり、逆に根を傷める原因となります。肥料を与えるのは、春~秋の暖かい時期で、かつ根詰まりを起こしていない・株が明らかに弱っていないことが条件です。
空気の流れを意識する!
冬場は空気が乾燥しがちですが、スイカペペは湿気がこもる環境を嫌います。特に窓を閉め切った室内は風通しが悪く、根腐れや病害虫のリスクも高まります。とはいえ頻繁に窓を開け閉めするのは現実的ではありません。サーキュレーターをまわしっぱなしにして、湿気や冷気が一か所に溜まり続けるのを防ぎましょう。
床に直接鉢を置かない!
冷気は下に溜まる性質を持つため、鉢を直接床に置いていると冷気の影響を受けやすいです。床に直接鉢を置くことは避け、フラワースタンドや植物用の棚などを使うのが理想です。
スイカペペの冬越し方法!寒さ対策で押さえておくべきポイント2つ【まとめ】
スイカペペが冬を無事に越すためには、適切な水やりと温度管理が不可欠です。
特に「土が乾いてさらに3日ほどしてからの水やり」と「夜になったら窓から1~2m離す」という2つのポイントを押さえることで、
寒さから植物を守ることができます。冬の寒さ対策をしっかり行い、スイカペペを美しく育てていきましょう。