室内で育てているスイカペペの調子がなんとなく良くない。。ちゃんと水やりしているのに、なぜ?
スイカペペを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ちゃんと水やりしてるし、明るい場所に置いて育てているのに元気がない。。
そこで今回は、スイカペペが元気を失う原因と、その復活方法についてまとめてみました。
スイカペペの元気がないときによくある原因
スイカペペの元気がない場合、以下のような原因が考えられます。
水のやりすぎ
スイカペペは、ぷっくりとした葉や茎に沢山の水分を蓄えています。
そのため、土が乾かないうちに次から次へと水を与えていると、根が傷んで腐ってしまいます。
対処法
- 根腐れが疑われる場合は、土が完全に乾くまで水やりを控える
- 春~秋は土の表面が乾いてから水やり。冬は土がしっかり乾いてさらに2日ほど経ったら水を与える
- 水やりの際には、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと与えるが、鉢皿に溜まった水は必ず捨てる
日照不足
スイカペペは耐陰性があるものの、暗すぎる場所では光合成が不十分となり、元気を失います。
特に室内で育てる場合、明るく風通しの良い南~東向きの窓際に置くことが理想的です。
対処法
- 明るい場所に置くが、直射日光が当たらないように注意する
- 窓際に置く場合は、レースカーテン越しに光が入るようにする
- 室内なら、明るく風通しの良い南~東向きの窓際に配置する
10度以下の寒さ
スイカペペは寒さに弱いため、温度が10℃以下になるとダメージを受けやすいです。
また、急激な温度変化もストレスを引き起こす原因となります。
対処法
- 屋外管理の場合は、冬は室内へ移動
- 窓際に置く場合、夜になったら窓から1~2m離して冷え込みを防ぐ
- 冬は根を冷やす恐れがあるため夜間に水やりしない
- 室温は15℃以上を保つ
保水性の高すぎる土
スイカペペを育てる上で重要なのが土選びです。
スイカペペは水はけの良い土を好むため、保水性の高すぎる土だとどうしても蒸れやすくなります。
対処法
- 排水性の良い観葉植物用の土を使用する
- 室内なら虫が湧きにくい土を選ぶのも良い
2年以上植え替えていない
スイカペペは、2年以上植え替えをしていないと、根詰まりを起こしやすくなり、根が十分に発育できない状態になります。
また、土は経年により粒が崩れで団子状に固まるため、放置していると根腐れのリスクが高まります。
対処法
- 春~秋の暖かい時期に植え替えを済ませる
- 少なくとも2年に一度は植え替えを行い、根が十分に伸びられるようにする
- 植え替え時には、古い土を軽く落とし、新しい栄養豊富な土を使用する
病害虫によるダメージ
スイカペペは、特にハダニやカイガラムシなどの害虫が付きやすい植物です。
葉がまばらに変色する、べたつく、白い粉が湧く等の症状がみられる場合、害虫が潜んでいる可能性があります。
対処法
- 葉の裏を定期的にチェックし、異常があればすぐに駆除する
- 必要に応じて、市販の害虫駆除スプレーを使用する
元気がないスイカペペを復活させる方法
環境の見直し
元気がなくなったスイカペペを復活させるためには、まず環境の見直しが必要です。前述の水やりや日照、温度の管理を徹底することが第一歩です。
ステップ
- 植物の置き場所を確認し、必要に応じて移動する。
- 水やりの頻度や量を見直す。
- 温度計を使用して、室温を適切に管理する。
根のチェックと対策
もしも根腐れが疑われる場合は、根の状態を確認し、腐った部分を取り除く必要があります。腐った根をそのままにしておくと、全体に悪影響を及ぼします。
ステップ
- 植物を鉢から取り出し、根を丁寧に洗う。
- 黒く腐った根を清潔なはさみで切り取る。
- 新しい土に植え替え、しばらく水やりを控える。
葉の手入れ
元気がなくなった葉をそのままにしておくと、植物全体の回復が遅れることがあります。必要に応じて、傷んだ葉を取り除くことで、新しい葉の成長を促進します。
ステップ
- 変色やしおれた葉を剪定ばさみで取り除く。
- 剪定後は、風通しの良い場所に置いて回復を待つ。
冬場のケア
スイカペペは冬季に休眠期を迎えることがあり、この期間は成長が緩やかになります。この時期に元気がないと感じる場合は、過度な世話を控え、自然なリズムに任せることも重要です。
ステップ
- 冬の水やりは土が乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量でok
- 肥料は不要
- 最低でも15度をキープ
- 暖房の風に直接当てない
スイカペペの元気がない!原因と復活させる方法を解説【まとめ】
スイカペペの元気がない場合、まずはこれまでの管理方法を思い出してみましょう。
安易に肥料を与えたり、必要以上の水を与えることは、さらに株を傷めてしまう原因になることも多いです。
スイカペペは風通しの良い場所を好むため、室内ならできるだけ明るく風通しの良い場所で育てると、元気な姿を長く楽しめます。
今回の記事が、あなたの弱ったスイカペペが復活する助けになれば幸いです。