モンステラを木質化させてかっこよく自立させたい。でもいつになっても茎が緑色のまま。。
モンステラを育てている方のなかには、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
茶色く木質化した茎はワイルドでカッコいいですよね。ただ、長く育てているからといって、無条件に木質化してくれるとは限らないんです。
そこで今回は、モンステラの木質化がどれくらいの期間で進むのか、そして木質化させる具体的な方法について解説します。
モンステラはいつになったら木質化する?期間はどれくらいかかる?
モンステラが木質化するまでの期間は、環境や管理方法によって異なりますが、一般的には数年単位で進行します。
通常、2~3年はかかる
通常、モンステラの木質化が始まるのは、植え付けから2〜3年が経過したころです。
この時期に入ると、茎の基部が徐々に硬くなり、色も深みを帯びてきます。
木質化には適度な光・風、温度と湿度が不可欠
木質化が完了するまでの期間は、その後も成長とともに進行し、5〜7年ほどでしっかりとした木質の幹が形成されます。
ただし、栽培環境によってはこの期間が長くなることもあるため、急がずに植物の成長を見守ることが大切です。
モンステラを木質化させるための条件
木質化を促進するためには、モンステラが健康に育つ環境を整えることが必要です。以下に、木質化を促すための条件を挙げます。
十分な光量
モンステラは明るい間接光を好みます。直射日光は避けつつ、できるだけ多くの光を取り入れる場所に置くことで、光合成が活発になり、成長が促進されます。光量が不足すると、茎が細く弱くなり、木質化どころか弱々しい姿になっていきます。
適切な水やり
水やりは土の乾燥具合を見ながら行い、過度な水やりや乾燥を避けることが重要です。土が常に湿っていると根腐れを引き起こし、逆に乾燥しすぎると成長が鈍化します。木質化を進めるためには、適度な湿度を保ちながらも、しっかりと根が呼吸できる環境を作ることが必要です。
温度と湿度の管理
モンステラは熱帯植物であるため、温度と湿度の管理も重要です。適切な温度は18℃〜27℃で、湿度は50%〜60%を目安に保ちます。特に冬場は室内の乾燥が進むため、加湿器を使用したり、葉水をこまめに行うことで湿度を維持しましょう。
モンステラを木質化させる方法
モンステラの幹を太くし、自立させるためには、以下のポイントに注意する必要があります。
気温が許す限りは屋外管理
モンステラを木質化させるためには、可能であれば成長期の間(春から秋)に屋外で管理することが効果的です。屋外では自然の風が植物を通り抜けるため、幹が強くなります。風にさらされることで、植物は自らを支えるために幹を強化しようとするため、木質化が促進されます。
室内なら南~東向きの窓際に置く
南向きの窓際は、一日を通して多くの光が入るため、モンステラに必要な光量を確保できます。光が不足すると成長が遅くなり、木質化も進みにくくなります。東向きの窓際も朝日をしっかり受けることができ、午前中に強い光を浴びることで、木質化を促進することができます。
定期的な剪定
モンステラは成長が早く、剪定を怠ると茎が細くなりやすくなります。定期的に古い葉や茎を剪定することで、植物全体にバランスよく栄養が行き渡り、幹が太くなりやすくなります。特に、頂芽を剪定することで側芽の成長を促し、幹が一層強化されます。
1~2年に一度の植え替え
木質化を促すためには、根の健康も重要です。根詰まりを防ぐために、定期的に植え替えを行い、新しい土を使用して根をリフレッシュさせます。また、鉢の底に排水性の良い素材を敷くことで、過剰な水分が溜まらないようにします。健康な根が育つことで、幹の太さと木質化も促進されます。
窓を閉め切る時期はサーキュレーターを使用
モンステラは風通しの良い環境を好みます。通気性が悪いと、幹が軟弱になり、木質化が進みにくいです。部屋の中でも風通しを意識し、必要に応じてサーキュレーターを使用することで、幹の強化に繋がります。
モンステラはいつ木質化する?幹を太く木質化させる方法【まとめ】
モンステラの木質化には、時間と環境が大きく影響します。
一般的には2〜3年で木質化が始まり、5〜7年でしっかりとした幹が形成されますが、一般家庭内ではなかなか難しいです。
木質化を促進し、幹を太らせて自立させるためには、光、水、風、温度、湿度の管理を徹底しなければなりません。
おすすめは春~秋のみ屋外の半日陰に置いて育てること。ぜひ試してみてくださいね。