モンステラの土がなかなか乾かず湿ったまま。。大丈夫かな?。
モンステラを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
水やり後、5日以上経っても土が湿りっぱなしの場合、根が弱っている可能性があります。
そこで今回は、モンステラの土が乾かない原因と、その対処法について詳しく解説します。
モンステラの土が乾かない原因とは?
根腐れ
土が乾かなくなる最も多い原因は根腐れです。
水やりの頻度が多すぎると土が常に湿った状態になり、根が呼吸できずに腐ってしまいます。
放置し続けていると根の腐敗が地上部まで拡がり、復活が困難な状態に陥ります。
寒さ(15度以下)
モンステラは熱帯植物のため寒さには弱いです。
気温が20度以下になると成長が鈍り、15度以下になると根が水分を吸い上げる力も弱まります。
特に冬場は水やり頻度に注意が必要です。
蒸れ(風通しが悪い、極端な高温)
モンステラを窓を閉め切りがちな室内で育てている場合、風通しが悪いため土が乾きにくいです
また、夏場は土が湿った状態で高温に晒すことで、鉢の中が蒸れて根が傷む恐れもあります。
保水性の高すぎる土、水はけの悪い鉢
保水性が高すぎる土や水はけの悪い鉢を使用していると、どうしても土が乾きにくくなります。
特にモンステラは蒸れを嫌うため、室内で育てる場合、水はけの良い室内向けの土や鉢を選ぶことが重要です。
日光不足
モンステラは耐陰性があるため室内でも育てることができますが、あまりにも日当たりが悪いとうまく光合成ができません。
光合成には水と光、風が必要ですが、光が不足すると水分だけがいつまでも残り、根が蒸れ傷む原因になりがちです。
2年以上植え替えていない
モンステラを2年以上植え替えていない場合、鉢の中が根でいっぱいになっている可能性が高いです。
また、土は経年とともに粒が崩れて団子状に固まり、水はけが悪くなります。
水はけが悪くなった土と根詰まりを放置していると、鉢内が蒸れて根を傷める原因になります。
モンステラの土が乾かない場合の具体的な対処法
根腐れ、蒸れが疑われる場合
根腐れが疑われる場合は、まずは水やりを控え、風通しの良い場所に置いて様子を見ます。
室内なら南向きの窓際、真夏や真冬など窓を閉め切る時期ならサーキュレーターや扇風機を使用します。
土が完全に乾いても復活の兆しが見えないようなら鉢から取り出し、傷んだ根を取り除きます。
寒さが原因の場合
寒さが原因の場合は、モンステラを暖かい場所に移動します。
特に冬場は、夜間に寒さが厳しくなるため、温度計で室温をチェックし、必要に応じてヒーターを使用します。
冬の水やりは、土が完全に乾いてさらに3日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で十分です。
風通しが悪い場合
風通しが悪い場合は、モンステラを風通しの良い場所に移動します。
窓を開けて換気を良くするか、サーキュレーターや扇風機を使用して空気を循環させましょう。
日光が不足している場合
日光が不足している場合は、モンステラを日当たりの良い場所に移動します。
室内なら南~東向きの窓際に置くのが理想です。
日光が確保できない場合は、植物用のLEDライトを使用して光を補います。
モンステラの土が乾かないトラブルを防ぐための管理ポイント
水やりの見直し
まずは水やりの頻度を見直しましょう。基本的には「土が乾いてからたっぷりと水を与える」ことが大切です。土が乾くまで待つことで、根が呼吸できる状態を保ちます。
温度管理
モンステラにとって理想的な温度は20度以上です。冬場は室温を15度以上に保つようにしましょう。室温が低い場合、ヒーターを使って温度を調整することも有効です。
風通しの確保
蒸れを防ぐためには、風通しの良い場所にモンステラを置くことが大切です。室内で育てる場合は、サーキュレーターや扇風機を使用して空気を循環させると良いでしょう。
水はけの良い土と鉢を使用
室内で育てる場合は、保水性が高すぎない土や水はけの良い鉢を選びましょう。例えば、観葉植物専用の土や、底に排水穴がある鉢を使用すると良いです。
日光の確保
モンステラは明るい間接光を好みます。日光が不足している場合は、窓辺に置くか、植物用のLEDライトを使用して光を補うと良いでしょう。
モンステラの土が乾かない時の原因と対処法を解説【まとめ】
モンステラの鉢の土が乾かない原因には、「根腐れ」「寒さ」「蒸れ」「保水性の高い土や水はけの悪い鉢の使用」「光不足」などが考えられます。
特に根腐れを起こしている場合、土が湿り続けると根が腐って枯れてしまう可能性が高いです。
ただ、根腐れを起こしている場合でも、早めに気付いて対処することで、復活の可能性は十分に残されています。