ガジュマルは水をやり過ぎると根が腐っちゃうって聞いた。でも水やりのタイミングがイマイチ分からない。。
ガジュマルを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
お世話に慣れるまでは水やりのタイミングがなかなか難しいものですよね。
そこで今回は、ガジュマルが水不足に陥ったときの症状と、水やりのタイミングや量について詳しく解説します。
ガジュマルが水不足に陥ったときの症状
ガジュマルが水不足に陥ると、以下のような症状が現れます。
葉のしおれ
水不足の最も顕著な症状は葉のしおれです。葉が元気をなくし、しなびたような状態になります。特に新芽や若い葉が先に影響を受けやすいです。
葉の変色
葉が黄ばんだり、茶色くなったりすることがあります。これは水分不足によって葉が十分な栄養を受け取れなくなるためです。
葉の落下
葉が自然に落ちることがあります。特に下部の葉から落ち始めることが多いです。これは植物が生き延びるためにエネルギーを節約しようとするためです。
ガジュマルが水不足=水やりが必要とは限らない
注意したいのが、水不足の症状が出ているからといって、原因が乾燥とは限らないということです。
根腐れの場合、水やりすることで腐敗が進む恐れがある
根がダメージを受けている場合、水やりしたところで水を吸い上げることができません。
土が5日以上湿っている・水やり後数日しても葉にハリが戻らないという場合、根が弱っている可能性が高いです。
その場合は以下の記事を参考に対処してみてくださいね。
ガジュマルの水やりのタイミング【時期別】
ガジュマルの水やりのタイミングは、時期によって異なります。
春~秋(最低気温15度以上が目安)
- 土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与える
春~秋はガジュマルの成長がさかんな時期です。水分を多く必要とします。
冬(最低気温15度以下が目安)
- 土が乾いてさらに3日~4日ほど経ってから、土の約1/3が湿るくらいの量で水を与える
秋~冬は生育が鈍る休眠期です。暖かい時期と同じ頻度で水やりしていると、根が蒸れて腐りやすいため、水やりの頻度を減らす必要があります。
ガジュマルの土が乾いたかどうかの確認方法
ガジュマルの土が乾いたかどうかを確認する方法には、以下のようなものがあります。
指を土に挿す
土に指を2~3cmほど差し、湿気を感じないなら土が乾いたサインです。
表面の土が乾いていても、内部がまだ湿っている場合があります。
鉢の重さを確認する
水をあげる前に鉢の重さを確認するのも一つの方法です。
水をあげた直後と土が乾いた時の重さを覚えておくと、感覚的に水やりのタイミングが分かりやすくなります。
サスティーを使う
水やりのタイミングがイマイチ分からないという方には、「サスティー」が便利です。
サスティーは土に挿して使う水やりチェッカーで、土の湿り具合を視覚的に確認できます。
- 土が乾いたら白
- 土が濡れていたら青
ガジュマルの水やりの注意点
夏の水やりの注意点
夏の時期は気温が高く、水分の蒸発が早いです。以下のポイントに注意しましょう。
- 朝や夕方に水やりを行う 夏場は気温が高く、水分が蒸発しやすいので、朝や夕方の涼しい時間帯に水やりを行いましょう。直射日光の当たる時間帯に水をあげると、水が急速に蒸発し、葉焼けの原因になることがあります。
- 頻繁に水やりを行う 夏はガジュマルが多くの水分を必要とします。土が乾いたらすぐに水を与えるようにし、土の表面が乾いているときは頻繁に水やりを行いましょう。
- 葉水を行う ガジュマルは湿度を好むため、葉に霧吹きで水を与える「葉水」を行うことで、葉の乾燥を防ぎ、健康を保つことができます。
冬の水やりの注意点
冬の時期はガジュマルの成長が緩やかになり、水やりの頻度を減らす必要があります。以下のポイントに注意しましょう。
- 水やりの頻度を減らす 冬場はガジュマルの成長が遅くなり、水分の消費も少なくなります。土が完全に乾いてから水を与えるようにし、水やりの頻度を減らしましょう。
- 室温に注意する 冬場は室温が低くなることが多いため、ガジュマルを暖かい場所に置きましょう。特に窓際や外気の影響を受けやすい場所は避けるようにしましょう。
- 水の温度に注意する 冷たい水はガジュマルにストレスを与えるため、室温に近い水を使用することをおすすめします。
ガジュマルが水不足に陥ったときの症状は?水やり頻度と量を解説【まとめ】
ガジュマルの健康を保つためには、適切な水やりが欠かせません。
水不足による症状を見逃さず、適切なタイミングと量で水やりを行うことで、美しいガジュマルを長く楽しむことができます。
是非、この記事を参考にしてガジュマルの育成に役立ててください。