ガジュマルの枝を切ったけど樹液が出ない。。弱ってるのかな?
ガジュマルは通常、枝や葉を切ると断面から白い樹液が滲み出てきます。
ただ、ガジュマルの状態によっては樹液が出ないこともあるんです…。そして、樹液が出ない時は要注意。
今回は、ガジュマルを切っても樹液が出ない理由とその対処法について詳しく紹介します。
ガジュマルを切っても樹液が出ないのは弱っている証拠
ガジュマルを切っても白い樹液が出ない場合、株が弱っている可能性が高いです。
白い樹液はガジュマルが健康である証拠であり、樹液が出ない場合は根が水分を十分に吸えていないサインです。
カットして出る樹液は元気な証拠
ガジュマルの樹液は乳液と呼ばれ、樹皮や枝を傷つけると白い液体が流れ出します。
この樹液は傷を治すための役割を持ち、病原菌や害虫から守るための防御機能も兼ね備えています。
ガジュマルを切っても樹液が出ない原因
ガジュマルを切っても白い樹液が出ない場合、以下のような原因が考えられます。
根腐れ
水のやり過ぎや寒さ、蒸れなどにより根が腐ると、根が水分を吸収できなくなるため、樹液の生産に影響を与えます。
根が健康でなければ、樹液の分泌も期待できないのです。
水分不足
ガジュマルは湿度を好む植物であり、土の乾燥状態が長くなりすぎると樹液の分泌が減少することがあります。
樹液は植物体内の水分を含んでおり、乾燥状態では十分な量が供給されません。
寒さ(15度以下)
ガジュマルは20度以下になると徐々に生育が鈍り、それと同時に根が水分を吸い上げる力も弱まります。
極端な寒さに当たり続けることで徐々に株が弱り、樹液が出にくくなることもあります。
ガジュマルを切っても樹液が出ないときの対処法
ガジュマルを切っても樹液が出ない場合、以下の対処法を試してみましょう。
土がカラカラに乾いている場合の対処法
- 鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりして、明るく風通しの良い場所で様子を見る
土がカラカラに乾いているなら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりして様子を見ましょう。
過度の乾燥が原因の場合、水やりして数日すれば少しずつ樹液の量が増えてくるはずです。
根腐れが疑われる場合
- 土が完全に乾くまで水やりは控える
- 明るく風通しの良い場所に置き、土が乾いたら鉢から取り出して傷んだ根を取り除く
- 清潔で水はけの良い土に再度、植え付ける。根の量が少ないなら小さめの鉢を選ぶ
土が湿っているのにも関わらず樹液が出ないなら、根が水分を吸えなくなっている可能性が高いです。
ガジュマルを元気に!樹液の分泌を促すための追加ケア
ガジュマルの樹液分泌を促すために、以下の追加ケアを行うことも有効です。
湿度を保つ
ガジュマルは湿度を好むため、室内の湿度を適切に保つことが重要です。
特に冬は室内が乾燥しやすいため、加湿器を使用するか、霧吹きで葉に水を与えることで湿度を保ちます。
定期的な剪定
ガジュマルは剪定を行うことで、健康な成長を促進し、樹液の分泌を促すことができます。
剪定時には清潔な剪定ばさみを使用し、病気や害虫の感染を防ぎます。
室内なら南~東向きの窓際
ガジュマルは耐陰性があるため室内でも育てられますが、あまりにも日当たりが悪いと徐々に弱ってしまいます。
室内なら明るく風通しの良い南~東向きの窓際に置いて育てましょう。
ガジュマルを切っても樹液が出ないのは弱っている証拠?【まとめ】
ガジュマルを切っても白い樹液が出ない場合、水分不足や根腐れ、寒さなどによって株が弱っている可能性が高いです。
ただ、早めに対処することで健康を取り戻し、樹液の分泌を促進することができます。
この記事を参考にして、健康で美しいガジュマルを育ててください。