ガジュマルの土がいつの間にか減ってしまった。。土を足した方が良いの?
ガジュマルを長く育てていると、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ガジュマルの土が減る原因と、その対処法について詳しく解説します。
ガジュマルの土が減る原因は?
ガジュマルの土が減る原因は様々ですが、主に以下の要因が考えられます。
水やりの際に鉢底から流れ出る
土は水やりの度に鉢底から少しずつ流れてていきます。
特に強い水流を直接土に当てていると、土が底から流出しやすいです。
成長した根に土が押し出される
ガジュマルは成長が早く、根が鉢内で広がると土を押し出してしまうことがあります。
特に鉢が小さい場合、根が非常に強健なガジュマルではこの現象が顕著です。
風化と分解
土は時間と共に風化し、細かく分解されます。
特に有機質が多い土(腐葉土やピートモスなど)は、微生物によって分解されやすく、結果的に土の体積が減少します。
鉢の振動や移動、風雨によって減る
鉢を頻繁に移動したりして振動が加わると、土が圧縮されて体積が減少します。
特に外で育てている場合、風や雨による振動も土の減少を招く原因となります。
土が減ったガジュマルを放置すべきでない理由
土が減った状態を放置すると、以下のような問題が生じる可能性があります。
根が乾燥で傷む
土が減ると根が十分に土に埋もれず、空気に触れやすくなります。
これにより根が乾燥しやすくなり、株が弱ってしまう可能性があります。
養分が十分に吸えない
土が減少することで、ガジュマルが必要とする養分が不足することがあります。
特に有機質が豊富な土が減ると、栄養分が不十分となり成長が鈍化します。
水分保持の低下
土が減少すると水分保持能力も低下します。
水やりを頻繁に行わなければならず、ガジュマルがストレスを感じる原因となります。
倒れやすくなる
土が減ることでガジュマルが不安定になり、ぐらつきが生じやすいです。
土が減った状態のガジュマルは、見た目にも美しいとは言えません。
ガジュマルの土が減った時の対処法
ガジュマルの土が減った場合、以下の対処法を実践することで株へのダメージを防ぐことができます。
新しい土を追加する
減った土の部分に新しい土を追加して、ガジュマルの根が十分な養分と空間を得られるようにします。
その際、根が多く見えているなら根詰まりが疑われるため、ひとまわり大きめの鉢に植え替えるのが良いでしょう。
適切な水やり方法
水やりはコーヒーを淹れる時のように優しくゆっくりと行い、土が流れ出ないように注意しましょう。
また、土の表面が乾いたら水を与えるという基本を守り、過剰な水やりを避けることも重要です。
鉢の交換
ガジュマルは1~2年に一度、植え替えで土を更新する必要があります。
いつまでも同じ鉢と同じ土に植えたままだと、鉢内で根が蒸れ根腐れを起こしやすいです。
ガジュマルの土が減るのを防ぐ方法
ガジュマルの土の減少を防ぐためには、日々の管理にも工夫が必要です。以下の点に注意しましょう。
鉢底ネットを使う
水やりの際に土が流れ出るのを防ぐために、鉢底に鉢底ネットを敷くことをおすすめします。
鉢底ネットを使うことで土の流出するのを防ぎ、長期間にわたって土の量を維持することができます。
振動を避ける
鉢を頻繁に移動させる際には慎重に扱い、振動を最小限に抑えることも大切です。
また、屋外の場合は風で土が飛散するのを防ぐため、土の表面にマルチング材(矢作砂や化粧石等)を詰めておくのも手です。
ガジュマルの土が減る原因は?土が減った時の対処法も解説【まとめ】
ガジュマルの土が減る原因は様々ですが、主に根の成長、水やりの影響、風化と分解、鉢の振動や移動が考えられます。
土が明らかに減った状態を放置していると、根が傷む原因にもなります。
新しい土の追加するか、春~秋なら植え替えを検討するのが良いでしょう。