ガジュマルは、その独特の樹形と丈夫さから、室内外問わず育てやすい植物として人気です。
特に夏場の暑さに対する耐性が高く、上手に管理すれば日本の暑い夏も問題なく乗り越えられます。
今回はガジュマルが暑さに強い理由と、夏越しのポイントを3つに分けて解説します。
ガジュマルが暑さに強い理由
ガジュマルは熱帯地域に自生しているため、高温多湿の環境に適応しています。以下はガジュマルが暑さに強い理由です。
高温耐性
ガジュマルは30度を超えるような高温でも問題なく成長します。
むしろ、気温が高いと新芽の成長が促進され、より健康的な姿を見せることが多いです。
湿度への適応
熱帯地域では高い湿度が常態ですが、ガジュマルはそのような環境でも枯れることなく育ちます。
高湿度の中での水分保持能力が高く、根や葉が蒸散による水分ロスを最小限に抑えることができます。
強健な根系
ガジュマルの根は非常に強健で、地中深くまで広がり、安定して栄養と水分を吸収することができます。
多少の乾燥にも耐えられますし、過湿による根腐れのリスクも他の観葉植物より低いです。
ガジュマルを夏越しさせるポイント3つ
夏越しのポイント①水遣りは早朝か日暮れ後におこなう
水やりは朝か夕方に行うのがベストです。
昼間の暑い時間帯に水をやると、鉢内が蒸れて根が傷む恐れがあります。
ただし、常に土が湿った状態になると根腐れの原因となるので、土の表面が乾いたら水やりをするという基本を守りましょう。
夏越しのポイント②直射日光は避ける
ガジュマルは日光を好みますが、直射日光が強すぎると葉焼けを起こすことがあります。
夏は直射日光を避け、半日陰の場所に置くのが理想的です。特に午後の日差しは強いので気を付けましょう。
夏越しのポイント③肥料は一旦ストップ
35度を超える時期は高温によって、根が熱によるストレスを受けやすくなります。
この状態で肥料を与えると、その吸収や処理にエネルギーが必要となり、植物に負担がかかることがあります。
屋外でガジュマルを夏越しさせる場合の注意点2つ
夏場にガジュマルを屋外で管理する際には、以下の点に注意することが重要です。
土が湿った状態で直射日光に当てない
土が湿ったまま直射日光に当たると、水温が急上昇して根が煮え、根腐れの原因となります。
水やり後は日陰に移動させるか、早朝や夕方の涼しい時間帯に水やりを行いましょう。
熱くなった床に置かない
アスファルトやコンクリートのような熱を吸収しやすい床に直接鉢を置くと、鉢内の温度が上昇し根が煮えて傷みやすいです。
木製の台や草の上に置くなどして、鉢の温度が上がらないよう工夫しましょう。
ガジュマルは暑さに強い?夏越しのポイント3つを解説!【まとめ】
ガジュマルはその暑さに対する強さから、日本の夏でも元気に育つ観葉植物です。
適切な水やり、置き場所の工夫、定期的な葉水、そして屋外管理時の注意点を押さえて、ガジュマルを夏の暑さから守りましょう。