鮮やかな緑と特徴的な葉の切れ込みが魅力のモンステラ。観葉植物の中でも特に育てやすく、室内のインテリアとしても人気です。
ただ、せっかく育てるならできるだけ長く楽しみたいものです。
今回は、モンステラの寿命と寿命を縮める間違ったケア方法について解説します。
モンステラの寿命はどのくらい?
環境が合えば10年以上育てることが可能
モンステラは、適した環境下であれば10年以上育てることが可能です。
室内での栽培も比較的簡単で、適切なケアを行えば長寿命を楽しむことができます。
適切な管理で美しい葉を長期間楽しめる
モンステラは適切な管理を続けることで、美しい葉を年間を通して楽しむことができます。
比較的葉に厚みもあるため、空気が乾燥する冬の室内でも葉が傷みにくいのも特徴です。
モンステラの寿命を縮める!間違ったケア3つ
間違ったケア①土の表面が乾かないうちに頻繁に水やりをする
土の表面が乾かないうちに頻繁に水やりをすると根が常に湿った状態になり、根腐れの原因となります。
特に成長が緩慢になる冬は、根が水分を吸い上げる力が弱まるため、土が湿りっぱなしになりやすいです。
間違ったケア②直射日光に当てる
モンステラは耐陰性が高いため、直射日光に当てると葉が焼けて茶色くなります。
特に夏場に屋外に出す場合、直射日光を避けるようにしてください。
モンステラは明るい間接光を好むため、室内なら南~東向きの窓際に置くと間延びしにくいです。
間違ったケア③2年以上植え替えをしない
2年以上同じ鉢と土で育てると、根が蒸れて弱りやすくなります。
特に土は時間が経つと粒が崩れ、団子状に固まります。
モンステラは排水性の良い土を好むため、蒸れると根が傷みやすくなります。
モンステラに関するよくある質問
鉢底から根が出ていなければ植え替えしなくてもいい?
モンステラは1〜2年に一度、植え替えを行うことで、土を更新する必要があります。
土は徐々に粒が崩れて粘土状に固まり、蒸れることで根を傷めてしまうからです。
比較的水を好むモンステラですが、極端な蒸れには弱いという特徴を持ちます。
地植えは可能?
モンステラは10度以下の寒さに弱いため、移動が容易な鉢植えで育てるのが基本です。
しかし、年間を通して気温が15度以下にならない地域では地植えもできます。
肥料は必要?
春から秋にかけて、薄めた液体肥料を与えるとよく育ち、葉の色ツヤも良くなります。
ただし、以下の場合は肥料は不要です。吸いきれないほどの肥料分は根を傷める原因となります。
- 明らかに弱っている
- 気温が20度以下
- 植え替えや株分けから1か月経っていない
- 2年以上植え替えていない
- 十分な日光と風通しが得られない
葉に切れ込みが入らなくなったらどうする?
モンステラの葉に切れ込みが入らない原因は、主に光量不足です。
すでに開いた葉に今後、新たに切れ込みが入ることはありません。
葉に切れ込みの入った葉が出なくなった場合は、光が十分に当たる場所に移動させてみましょう。
根詰まりが疑われる場合は、春~初夏のあいだにひとまわり大きめの鉢へ植え替えます。
モンステラの寿命を延ばすためのポイント【まとめ】
モンステラは適切に管理すれば、10年以上生きることもありますが、間違ったケアは寿命を縮める原因となります。
今回の記事を参考に、モンステラの寿命を延ばして美しい葉を長く楽しんでくださいね。