ガジュマルを長く育てていると、枝が1本だけ異常に伸びることがあります。
これでは見栄えも悪い。かといってどう仕立て直すべきか分からない…。
そこで今回はは、ガジュマルの枝が1本だけ伸びてしまう原因と、乱れた樹形の仕立て直し方について詳しく解説します。
ガジュマルの枝が1本だけ伸びる原因
ガジュマルの枝が1本だけ異常に伸びる原因は以下のようなものが考えられます。
光の偏り、日光不足
ガジュマルは光を好む植物ですが、均等に光が当たらないと、光を求めて一方向に枝が伸びることがあります。
特に窓際に置いている場合、窓側の枝だけが長く伸びる傾向があります。
栄養の偏り
栄養が特定の枝に集中すると、その枝だけが異常に成長します。
これは、土の中の栄養分が均等に行き渡っていない場合や、根の分布によって特定の部位が多くの養分を吸収している場合に起こります。
剪定不足
適切な剪定を行わないと、枝がバランスを崩して一方にだけ伸びることがあります。
剪定はガジュマルの樹形を整え、全体的なバランスを保つために重要です。
ガジュマルの枝が1本だけ伸びた場合の仕立て直し方
枝が1本だけ異常に伸びた場合、適期の切り戻しで樹形を整えることができます。
適期は春~初夏
ガジュマルを切り戻すなら、回復力が高い春~初夏(5月~6月頃)がベストです。
寒くなる前の秋や極端な暑さに晒される真夏は、株に大きな負担を与えて弱らせてしまう恐れがあります。
伸びすぎた枝を切る
伸びすぎた枝を根元から切るか、適度な長さに切り戻します。
剪定後、切り口が直径5mm以上ある場合は癒合剤を塗ることで、雑菌の侵入を防ぐことができます。
明るく風通しの良い場所で休ませる
15度以上なら屋外の半日陰に置いて新芽が出るのを待ちます。室内なら南~東向きの窓際に置くと良いでしょう。
切り戻し後は、明るく風通しの良い場所で新芽が出てくるのを待ちましょう。
日当たり・風通しの悪い場所だと、新芽が間延びしやすいので注意です。
土がしっかり乾いてから水やり
剪定後は、葉が大幅に減った場合は水のやりすぎに注意です。
水やりは土がしっかり乾いてからおこない、土が常に湿りっぱなしにならないよう気を付けます。
1ヵ月もすれば葉が茂ってこんもりとした樹形になるはずです。
ガジュマルの樹形をキープするコツ
ガジュマルの枝が1本だけ伸びるのを防ぐためには、日々のケアが重要です。以下のポイントを押さえて、ガジュマルの美しい樹形を維持しましょう。
室内なら南~東向きの窓際に置く
室内で育てる場合は、明るく風通しの良い南~東向きの窓際に置きます。これにより、枝がバランスよく育ちます。
定期的に鉢を回転させ光をまんべんなく当てる
鉢を定期的に回転させ、均等に光が当たるようにします。これにより、特定の方向にだけ枝が伸びるのを防ぐことができます。
春~初夏に剪定
定期的に剪定を行い、全体のバランスを保ちます。特に成長期には、剪定を積極的に行うことで、健康な成長を促します。
ガジュマルの枝が1本だけ伸びる時の原因と仕立て直し方【まとめ】
ガジュマルの枝が1本だけ伸びる原因は、光の偏り、栄養の偏り、剪定不足など様々です。
そのまま育てることもできますが、せっかくなら今回紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか?
ガジュマルはとっても丈夫。時期さえ間違わなければ、幹だけになっても新しい葉を展開してくれるはずです。