購入時はピンク色だったはずのシンゴニウムが、いつの間にか緑色の葉になってしまった…。元のピンク色にするにはどうしたらいいの?
今回はシンゴニウムの葉色に関するこういった疑問にお答えします。
この記事を読めば、
- シンゴニウムをピンク色にするにはどうするべき?
- ピンク色だったシンゴニウムの葉が緑色になる原因は?
- シンゴニウムを色つや良くする3つのポイント
が分かるよ!
「観葉植物をなぜかすぐ枯らしてしまう…」「室内にグリーンを取り入れたいけど虫が無理過ぎる…」という方におすすめの記事はこちら↓↓
シンゴニウムをピンク色にするにはどうするべき?
少ない日光でも育てられるシンゴニウム。
とはいえ、あまりにも日当たりが良くないと葉の色がピンクから緑色になることがあります。
シンゴニウムを室内で育てているなら、南~東向きの窓際に置いてみよう
ピンク色の葉が特徴のシンゴニウム・ネオンやシンゴニウム・バタフライなどを色鮮やかに育てるには日光が欠かせません。
室内に置くなら南~東向きの窓際に置き、十分な日光と風通しを確保します。
ただし、直射日光(窓を通さない光)に当たらないように注意してね。強い光で葉が傷む場合はレースカーテンで調節しよう。
春~秋にかけては屋外の半日陰~日陰に置くと、ピンク色が鮮やかに出やすい
シンゴニウムの生育が盛んになるのが暖かい春~秋にかけて。
この時期は十分な日光と風通しに当てることで、よりピンク色が鮮やかに出やすいです。
ただし、屋外の直射日光は厳禁。高確率で葉焼けを起こす
ただし、シンゴニウムを屋外に置く場合は直射日光は厳禁。
なぜなら、シンゴニウムは強光によって葉が焼け傷む「葉焼け」を起こしやすいからです。
屋外に置く場合は遮光ネットを使うか、半日かげ~日陰(真夏)に置いてね。
ピンク色だったシンゴニウムの葉が緑色になる原因は?
ピンク色だったはずのシンゴニウム。葉が緑色になってしまう主な原因は「光線不足」にあります。
とはいえ、日光さえ当てればシンゴニウムの葉がピンク色になるというわけではないんだ。なぜなら、植物が光合成するには光の他にも風や水、気温や湿度などが必要だから。くわしく解説するよ!
日光不足さえ解消すればピンク色の葉になる?
日光不足を解消することで葉の色は改善されるでしょう。
しかし、日光だけを当てたところで葉の色がピンクになるとは限りません。
光合成に欠かせないのが光・水・風。そして適度な気温と湿度!
シンゴニウムが光合成する上で欠かせないのが光(直射日光は×)・適度な風・水。さらに適度な気温と湿度も必要です。
日当たりは良くても寒ければ生育が鈍って光合成も制限され、養分が生成できなくなり、結果、葉の色がピンクから緑色に変化することがあります。
葉がピンク色から緑色になる場合、光合成が制限されたことによる栄養不足が考えられる。植物は栄養不足に陥ると緑の葉を増やし、光合成を補おうとすることがあるんだ。
肥料を与えたらシンゴニウムの葉はピンク色になる?
「栄養不足=肥料を与えれば良い?」
このように思われるかもしれません。しかし、日光や風、気温などが不足している状態で肥料を与えても、根が養分を吸収しきれません。
吸収しきれずに残った肥料分は鉢内に停滞し、根を傷めてしまこともあります。
肥料を与えるのは株が元気で光や風がある程度確保できている時。光合成ができる状態のときに与えると効果を発揮してくれるよ。
シンゴニウムを色つや良くするなら3つのポイントを押さえておこう!
シンゴニウムを色つや良く育てたいなら、以下3つのポイントを意識してお手入れしてみてください。
シンゴニウムを色鮮やかにするコツ①十分な明るさと風通し
シンゴニウムの葉を美しく保つには光と風、そして適度な水分が必要です。葉の色は光合成に大きく影響を受けます。
直射日光を避け、明るい窓辺などで育てることが重要です。光量が不足すると葉の色が褪せることがあります。
日当たりの良い場所が確保できない場合は「植物育成LEDライト」を使うのもあり
「日当たりの良い場所がなかなか確保できない」「屋外に置くのは抵抗がある」
このような方におすすめなのが、太陽光を似た光を照射して日光不足をサポートしてくれる「植物育成LEDライト」です。
植物育成LEDライトにはスタンドタイプ、クリップタイプ、吊り下げタイプなどがあるよ。選び方については下記事を参考にしてみてね。
シンゴニウムを色鮮やかにするコツ②適度な湿度を保つ
シンゴニウムは高い湿度を好みます。空気が乾燥していると葉が傷みやすいです。
葉が美しく輝くためには、最低でも湿度50%は保つことを意識してみてください。
こまめな葉水で空中湿度を保とう
本来は湿度70%以上を好むシンゴニウム。
とはいえ、一般家庭内でこれほどの湿度を保つのははっきり言って無理です。
そんなときは霧吹きで水を吹きかけてやりましょう。
特に秋~冬の室内は空気が乾燥しがち。葉の裏面を中心に水分を吹きかけてやると乾燥による葉の傷みを防げるよ。ただし、冬は夜間の葉水は避けてね。残った水分が朝晩のうちに冷えて、葉を傷めてしまうことがあるんだ。
シンゴニウムを色鮮やかにするコツ③冬は緑色になりいやすいと割り切る
冬のシンゴニウムはどうしても葉の色が悪くなりがちです。
それは気温だけでなく、日照時間や風通しなども不足しやすいためです。
冬のシンゴニウムは見た目の追求よりも冬越しに集中しましょう。
冬は乾燥気味に管理。水を与えるのは土が乾いてさらに2~3日ほどしてからでok
比較的水を好むシンゴニウムですが冬は別です。
寒さによって根が水分を吸収する力が弱まっています。この状態で次から次へと水を与えると根腐れを招きます。
冬は葉の色にこだわるよりも「現状維持」と「寒さを乗り切ること」が大事です。
春になって気温が上がってきたら光合成も盛んになる。この時期に日光不足にならないようにすれば、また美しいピンク色が楽しめるよ。
まとめ
- 日当たりが悪いと葉の色がピンクから緑色に変わりやすい
- 冬は日照時間、気温、湿度などが不足することで光合成が制限され、葉の色がピンクから緑色になりやすい
- シンゴニウムの葉を元のピンク色にしたいなら日光・風・水が不可欠
- 光合成が盛んになる春~秋は屋外の半日陰~日陰(真夏)に置くとピンク色が綺麗に出やすい。ただし直射日光は×
- 肥料を与えるのは株が元気で生育がさかんな春~秋にかけて。鮮やかなピンク色の葉にしたいなら肥料をうまく使うべき
- 冬は葉の色にこだわるより寒さ対策が最重要
- 春になって気温が上がってきたら、栽培環境を整えることで綺麗なピンク色が出やすい
シンゴニウムを育てている人におすすめの便利アイテムはこれ
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓
☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのがおすすめ↓↓
☆★コバエやキノコの原因となりやすい堆肥や腐葉土を含まない。室内でも清潔にシンゴニウムが育てられる「室内向けの土」↓↓
☆★土に混ぜ込むor撒くだけでシンゴニウムをはじめとする観葉植物に付きやすい害虫を予防「オルトランDX」↓↓
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