ちょっと待って。
オリヅルランの葉が全部枯れてしまってもすぐに捨てないでください!
状態によってはまだ復活の可能性も残されていますよ。
オリヅルランの葉が全部枯れちゃったときに確認すること
オリヅルランの葉が全部枯れちゃった場合、もう処分するしかないと思われるかもしれません。
しかし、株の状態によっては復活できる可能性も残されています。
オリヅルランの葉が全部枯れちゃった時に確認するポイントは株元
オリヅルランの葉が全部枯れてしまった場合、まずは株元を確認しましょう。
オリヅルランは地上部が枯れたように見えても、根が生きていれば復活する可能性があります。
明らかに枯れた葉はカット。株元に触れて抵抗を感じるようなら復活の可能性あり
明らかに枯れてしまった葉は切り取っておきます。
オリヅルランの株元に触れ、抵抗を感じるようなら復活の可能性は十分にあります。
株元に触れてグラグラしたりブヨブヨしたりする場合は復活が難しいよ。
葉が全部枯れちゃったオリヅルランを復活させる方法
では、実際に葉が全部枯れてしまったオリヅルランを復活させてみましょう。
葉が全部枯れちゃったオリヅルランの復活方法 手順①傷んだ葉をカット
こちらはマイナス5度の寒さに当たって葉がシナシナになってしまったオリヅルランです。
ほぼ全部の葉が寒さで傷んでしまいました。
しなしなになったり茶色くなったりしている葉を取り除く
まずは極端な寒さや暑さに晒されない場所に移動します。
その後、切れ味のよい清潔なはさみで明らかに枯れた部分をカットします。
このとき、まだ張りのある葉があれば残しておこう。
葉が全部枯れちゃったオリヅルランの復活方法 手順②20度~25度前後の明るく風通しの良い場所で養生
株の状態と時期をみて水遣りを判断します。
- 明らかに水不足が疑われる場合(主に春~秋)➡土がカラカラに乾いているなら土の表面が湿る程度に水を与えて様子をみる
- 土が湿っている場合➡しばらくは水やりを控える。春~秋なら土が乾いたタイミングで水を与え、冬なら土が乾いてさらに3~4日してから控えめに水を与える
大きめの子株があれば水差しにして発根させることもできる
株からランナーが伸びて子株が残っている場合、子株から根っこが出ているようなら水差しにしてみましょう。
上手くいけば発根してそのまま土に植え替えて育てられます。
ただし、子株が小さすぎる場合は元株から引き離すのは慎重に。子株の根元から白い根っこが出ていれば水差しで発根する可能性は高いよ。(下画像)
葉が全部枯れちゃったオリヅルランの復活方法 手順④約1か月後、株元に触れて抵抗を感じるようなら成功
1か月程経って株元に触れ、抵抗を感じるようならセーフ。
さらに新しい葉が茂り始めたら復活成功といえるでしょう。
【余談】約10か月後、片方の鉢は見事に復活を果たしました
今回は2鉢のオリヅルランのうち、片方のみ復活させることができました。
オリヅルランは寒さには強いものの、極端な暑さや寒さが苦手だよ。できるだけ気温と湿度の安定した明るい場所で管理しよう!
オリヅルランの葉が全部枯れてしまう主な原因とは?
オリヅルランの葉が全部枯れてしまう場合、考えられる主な原因は以下の通りです。
オリヅルランの葉が全部枯れてしまう主な原因①根腐れ
オリヅルランの根っこは太いのが特徴です。この太い根っこの中には沢山の水分が蓄えられています。
そのため、オリヅルランは比較的乾燥に強いのです。水を与えるのは土が乾いてからが基本になります。
オリヅルランの葉が全部枯れてしまう主な原因②極端な寒さ
オリヅルランは多くの観葉植物の中でも寒さには比較的強いです。 耐えられるのは5度程度まで。
5度を下回ると徐々に葉がしおれ始め、そのまま弱って枯れてしまうこともあります。
オリヅルランの葉が全部枯れてしまう主な原因③直射日光によるダメージ
オリヅルランは適度な光を必要としますが、屋外の直射日光は苦手です。
室内に置いていたオリヅルランをいきなり屋外の日向に移動した場合、高確率で葉が茶色く焦げます。
オリヅルランの葉が全部枯れてしまう主な原因④過度の乾燥
オリヅルランは太く丈夫な根っこに沢山の水分を蓄えています。
とはいえ、土の乾燥状態があまりにも長く続くとそのまま弱ってしまいます。
オリヅルランの葉が全部枯れてしまう主な原因⑤病害虫による被害
オリヅルランに付きやすい害虫にはカイガラムシ、ハダニ、アブラムシなどがあります。
オリヅルランを室内で栽培している場合、特に気を付けたいのがハダニとカイガラムシです。
オリヅルランがよく枯れちゃう…そんな人がやりがちな間違ったお手入れ3つ
オリヅルランがよく枯れてしまう…そんな人がやりがちな間違ったお手入れは以下3つです。
オリヅルランを枯らしがちな人がやりがちなこと①水の与え過ぎ
オリヅルランは過度な水分を嫌います。
涼し気な見た目のオリヅルランですが、その根っこはゴボウのように図太く、多くの水分を蓄えているのです。
冬は土が乾いてさらに2~3日してから水を与えよう
特に気を付けたいのが寒い時期の水遣りです。冬のオリヅルランは生育が緩慢になっています。
根腐れを防ぐためにも、水を与えるのは土が乾いて2~3日してからにしましょう。
オリヅルランを枯らしがちな人がやりがちなこと②窓を閉め切った室内に置きっぱなし
オリヅルランを窓を閉め切った室内で管理している人も多いでしょう。
窓を閉め切った室内は空気が滞りやすく、酸素供給が不足しやすいです。
植物は新鮮な空気を必要とし、換気不足の環境では二酸化炭素が蓄積して植物の健康に悪影響を及ぼします。
室内なら南~東向きの窓際に置くのがベスト
室内であれば南~東向きの窓際に置いて日当たりと風通しを確保してやりましょう。
真夏や真冬など窓を閉め切る時期はサーキュレーターを使用し、室内に空気の流れを作りだすことで根腐れを防ぎます。
オリヅルランを枯らしがちな人がやりがちなこと③2年以上植え替えないまま放置
オリヅルランは春~秋にかけて生育が旺盛になります。
多くの観葉植物の中でも、オリヅルランは生長が早く根詰まりを起こしやすい植物です。
2年以上放っておくとあっという間に鉢内が根っこでぎゅうぎゅうになるでしょう。
根詰まりしたオリヅルランを放置しているとどうなる?
根詰まりを放置していると、鉢内の水はけが悪くなることで根腐れを起こしやすくなります。
もちろん、根腐れに発展すると高確率でそのまま根が腐敗し枯れてしまいます。
オリヅルランの葉が全部枯れちゃった時の対処法【まとめ】
- オリヅルランの葉が全部枯れちゃったときはまず株元を確認する
- 株元に触れて抵抗を感じる(ぐらぐらしない)、ハリのある葉が残っているという場合は復活の可能性あり
- オリヅルランは葉が全部枯れてしまっても根が生きていれば復活する
- オリヅルランの葉が全部枯れてしまう原因には「根腐れ」「5度以下の寒さ」「過度の乾燥」などがある
- オリヅルランを枯らしがちな人がやりがちなことには「2年以上植え替えないまま」「水の与え過ぎ」「窓を閉め切りっぱなし(風通しが極端に悪い)」などがある
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