今回はガジュマルに関するこういったお悩みにお答えします。
- ガジュマルが枯れる原因とは?原因別の対処法
- 枯れそうなガジュマルを復活させる方法
- ガジュマルが枯れる前のサイン!こんな症状が見られたら注意
- ガジュマルがすぐ枯れる人がやりがちな間違ったお手入れ3つ
- 絶対枯れないガジュマルが欲しい!そんな人に最適な人工観葉とは
ガジュマルが枯れる原因とは?原因別の対処法
ガジュマルが枯れる原因はさまざまですが、室内で育てているガジュマルに生じやすいのが「水の与え過ぎによる根腐れ」です。
ガジュマルが枯れる原因①水の与えすぎによる根腐れ
土が乾かないうちに次から次へと水を与えていると、根が呼吸できずに腐って傷む根腐れを起こして枯れることがあります。
特に室内は日光、風通しなどが制限されているため屋外管理よりも土が乾きにくい傾向です。
対処法
- 土が湿っているなら土が乾くまで水を与えない。水を与えるのは土がしっかりと乾いてから
- 冬は生育が鈍っているため、土が乾いてさらに3~4日経ってから土の表面が湿る程度に水を与える
- 室内なら南~東向きの窓際に置いて日当たり・風通しを確保する
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ガジュマルが枯れる原因②過度の乾燥
あまりにも土が乾燥しすぎると根が十分に水分を吸収できず、ガジュマルが枯れる原因となります。
ガジュマルを健康に育てるためには適切な水やりが重要です。
対処法
- たっぷりと水を与えた後、明るく風通しの良い場所に置いて様子をみる
- 春~秋の生育期であれば1~2日ほどで葉にハリが戻る(冬はもう少し時間がかかる)
土に挿しておくだけで土の乾き具合を色で知ることができる。
あわせて読みたい「ガジュマルの水やり方法!水やりのタイミングと量までを徹底解説」
ガジュマルが枯れる原因③光線不足
耐陰性があり室内で育てられる「観葉植物」として人気のガジュマルですが、本来は日光が大好きです。
そのため、長期間にわたり日光不足が続くと徐々に株が弱り、ちょっとしたストレスが致命傷となって枯れることがあります。
対処法
- 室内なら南~東向きの窓際に置いて十分な日光と風通しを確保する
- 日光不足によって間延びした枝は春に剪定して樹形を整えるとよい
- どうしても日当たりが確保できない場合は「植物育成LEDライト」を活用するのもあり
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ガジュマルが枯れる原因④5度以下の寒さ
ガジュマルは寒さにも比較的強い丈夫な植物です。しかし、本来は沖縄のような暖かい場所を好みます。
ガジュマルが耐えられるのは5度程度までですが、それは枯れないための最低温度。
ガジュマル本来の美しい姿を保ちたいなら最低でも10度、できれば15度は欲しいところです。
対処法
- ガジュマルを窓際に置いている場合、冬の夜は窓から1~2m離す(朝になって気温が上がってきたら元の場所へ)
- 最低でも10度、できれば15度は保つこと
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ガジュマルが枯れる原因⑤病害虫による被害
暖かく風通しが悪くて薄暗い。このような条件が揃うと室内でも発生しやすいのがハダニ、カイガラムシなどの害虫です。
これらの害虫がガジュマルに付くと葉を変色させ、被害が拡がることで株を弱らせ最悪の場合枯れてしまうこともあります。
対処法
- 数が少ないうちなら面倒やピンセットなどを使って物理的に取り除く
- 数が多かったり、取ってもすぐ再発するなら殺虫剤の使用を検討
- 管理環境の見直し。明るく風通しの良い場所に置くこと
害虫を放置していると最悪の場合、他の観葉植物にまで被害を拡げてしまう可能性もある。被害を最小限に抑えるためには早目の駆除が大切!
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枯れそうなガジュマルを復活させる方法【状況別】
次に、枯れそうなガジュマルを復活させる方法を状況別で解説します。
ただし、ガジュマルが完全に枯れてしまった場合は復活が難しい。復活のポイントはできるだけ早く行動すること。
水の与え過ぎで枯れそうなガジュマルの復活方法
結論から申し上げると、すでに根腐れに発展したガジュマルを復活させるのはかなり難しいです。
とはいえ、根の状態によっては以下の方法で救える可能性もあります。
- しばらく水を与えるのは控え、土がしっかりと乾くまで待つ
- 風通し、日当たりの良い場所に置く。室内なら南~東向きの窓際、気温が許すなら屋外の日陰~半日陰
- 春~初夏のあいだに植え替えを実施し、その際に傷んだ根を取り除く。清潔で切れ味のよいハサミを使うこと
- 水はけの良い土とちょうど良いサイズの鉢を用意。鉢は底に穴がしっかり開いているものを選ぶ
- 植え替え後は明るく風通しの良い場所で引き続き管理。水を与えるのは土がしっかりと乾いてからたっぷりと
すでに株元が柔らかく腐敗している場合は復活は困難。その場合は「挿し木」で育て直せる可能性も残っているよ。
あわせて読みたい「ガジュマルの挿し木【初心者でも簡単に増やす方法!】」
過度の乾燥で枯れそうなガジュマルの復活方法
過度の乾燥によって枯れそうなガジュマルを復活させることは比較的簡単です。
なぜなら、ガジュマルは乾燥に強い植物であるから。
特に、春~秋の暖かい時期であれば乾燥によるダメージを修復できる可能性は高いです。
- 土が乾いていることを確認できたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与える
- 受け皿に溜まった水はこまめに捨てる
- 明るく風通しの良い場所に置いて管理を続ける
葉が乾燥しているようなら霧吹きで水分を吹きかける葉水(はみず)を。葉の裏を中心に水分を吹きかけるのがコツ。ただし冬は株が冷えやすいから、葉水をするなら午前中までに済ませてね。
あわせて読みたい「ガジュマルを太くする方法!太らせたいなら春~秋のお手入れが重要」
幹だけになって枯れそうなガジュマルの復活方法
すべての葉が取れて幹だけになったガジュマルであっても、幹がぶよぶよになって腐敗していなければ復活できる可能性は十分にあります。
幹だけになったのが冬の場合、適切な管理を続けていれば、春先に新芽が出てくることも多いです。
- 5度以下の寒さに当たらないこと・水やりは土がカラカラに乾いてから与えることを意識し、明るく風通しの良い場所に置いて管理を続ける
- 新しい葉が出てきたら徐々に通常の管理へ移行。気温が許すなら屋外の半日陰に置くと生育がさかんになる
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ガジュマルが枯れる前のサイン!こんな症状が見られたら注意
ガジュマルに以下のような症状が現われたら株が弱っているサイン。早期に対処することで枯れるのを防ぐことができます。
ガジュマルが枯れる前のサイン①葉の色が悪くなる
ガジュマルの葉が健康な緑色から黄色や褐色に変色している場合、まずは害虫がついていないか確認してみましょう。
葉がベタベタしていたり、白い綿状のものを付着していたりする場合はカイガラムシが付いている可能性が高いです。
株元近くの古い葉のみが変色しているなら新陳代謝によるものの可能性が高い。注意したいのが新しい葉が変色する場合。新しい葉が変色したり枯れ落ちたりする場合は管理方法を見直してみて。
ガジュマルが枯れる前のサイン②葉が取れる
ガジュマルが枯れそうなとき、葉が異常に多く取れることがあります。
葉が大量に散らばっている場合、根や茎の問題がある可能性が高いです。
極端な暑さや寒さに晒されていないかったか?水の与え方は適切だったか?鉢の中が根っこでいっぱいになっていないか?落葉する場合はさまざまな原因が考えられるよ。
ガジュマルが枯れる前のサイン③葉がカラカラになる
ガジュマルの葉が乾燥していて、触れると枯れているように感じる場合、水分不足が原因である可能性があります。
この場合、土が乾き過ぎていないか?エアコンの風が直接ガジュマルに当たっていないか?を確認してみましょう。
エアコンの風は乾燥した空気を運ぶ。エアコンの風が直接ガジュマルに当たると葉が乾燥し、葉の枯れや脱落が起こる可能性が高まるよ。
ガジュマルが枯れる前のサイン④7日以上土が湿ったまま
前回水を与えてから7日以上土が湿り続けている場合、根が呼吸できずに腐るリスクが高まります。
この場合、まずはできるだけ風通しの良い場所にガジュマルを置きます。
特に窓を閉め切る時期は土が乾きにくくなり、根腐れを起こしやすいため注意が必要です。
植物は光合成によって酸素を生成して二酸化炭素を吸収する。風はこのプロセスに欠かせないもの。適度が風があることで光合成が効率的に行われ、同時に土も乾きやすくなるよ。
ガジュマルが枯れる前のサイン⑤幹がぶよぶよしている
ガジュマルの幹に触れるとぶよぶよしていたり、柔らかくなっていたりする場合は根腐れを起こしている可能性が高いです。
根腐れに発展してからでは復活がかなり困難になります。
根腐れが疑われる場合は土が乾くまで水やりは控えて。風通しの良い場所に置いて様子を見よう。すでに株元がぐらつく場合は残念ながら復活は難しい。
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ガジュマルがすぐ枯れる…そんな人がやりがちな間違ったお手入れ3つ
「なぜかガジュマルがすぐ枯れる…」。そんな人がやりがちな間違ったお手入れは以下3つです。
ガジュマルがすぐ枯れる人がやりがちなこと①窓を閉め切る
ガジュマルをすぐ枯らしがちな人に多いのが「窓を閉め切りがちにしている」ということ。
ただでさえ風通しが悪くなりがちな室内。
窓を閉め切っていると室内の空気は停止し、湿気や冷気が一か所に停滞します。
植物に欠かせないのが「光」「水」そして「風」!
植物は光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。
そして、酸素の放出や二酸化炭素の吸収を助けるためには風が不可欠です。
風によって新鮮な空気が供給され、光合成が効率的に行えます。
ガジュマルがすぐ枯れる人がやりがちなこと②毎日水を与える
初心者がやってしまいがちなのが「毎日の水やり」です。 植物の根は呼吸しています。
土が常に湿った状態では、根が呼吸できずに腐ってしまうのです。
特にガジュマルは蒸れを嫌います。ガジュマルに水を与えるのは「土が乾いてからたっぷりと」が基本です。
「○日に1回」などと決めるのは×。土の乾き具合を確認してから
水を与える頻度を「3日に1回」のように決めていませんか?
ガジュマルに水を与えるのは「土が乾いてから」が基本です。
土が乾く速度は気温・日当たり・風通しなどの環境条件によって異なります。
あわせて読みたい 「観葉植物 冬の水やりの方法!【管理のコツ3つと失敗例も】」
ガジュマルがすぐ枯れる人がやりがちなこと③購入後、すぐ植え替え
観葉植物を買うと同時に欲しくなるのがお洒落な鉢植えではないでしょうか?
ホームセンターや100円ショップで購入できる観葉植物の場合、その多くがビニールポットに植えられていますね。
しかし、購入してすぐに(当日に)植え替えるのは避けた方が無難です。
購入後は5日~7日程度経って場所に慣れてきてから植え替える
観葉植物は新しい環境に慣れるための「適応期間」が必要です。
新しい環境に慣れる前に植え替えるとさらなるストレスが加わります。
最初の数日間は観葉植物が新しい環境に慣れるまで待ってやることが大事です。
あわせて読みたい 「枯れない観葉植物が欲しい人へ!絶対枯れない&消臭効果を持つ優秀グリーン」
絶対枯れないガジュマルが欲しい!そんな人に最適なのが「人工観葉」
土も水も使わないから虫も湧かず室内でも清潔。もちろん枯れる心配も不要!
人工観葉であれば土も水も不要。もちろん、面倒な水やりも植え替えも必要ありません。
日当たりの悪い北側の寝室や窓の無い玄関などにも、グリーンを取り入れることができます。
日当たりや風通し、気温などの環境に気を配る必要が無いため、置きたい場所に置いて楽しめます。
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肉厚感がリアルなサンスベリアは蒸れを嫌います。
風通しの悪い場所や日当たりがイマイチな場所に置いていると弱々しい見た目になりがち。
でも、人工観葉のサンスベリアなら枯れることも病害虫の被害を受けることもありません。
面倒な水やりも難しい湿度管理も不要です。
土も水も使わないから食卓テーブルや寝室など、衛生面が気になる場所でも気兼ねなく飾って楽しめます。
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まとめ
- ガジュマルが枯れる主な原因は「水の与えすぎによる根腐れ(特に窓を閉め切る真夏や真冬は注意)」「過度の乾燥」「長期にわたる光線不足」「5度以下の寒さ」「病害虫」など
- 枯れそうなガジュマルを復活させる場合は状況によって方法が異なる
- 根腐れで枯れそうな場合は復活が難しい。土が濡れている場合はしばらく水やりを控え、できるだけ風通しの良い場所に置いて様子をみる
- 過度の乾燥で枯れそうなガジュマルはたっぷりと水を与えれば復活の可能性が大いにある
- 幹だけになって枯れそうなガジュマルはそのまま管理を続けていれば新芽が出てくることも多い。諦めずに管理を続けてみる
- ガジュマルに「葉の変色(新しい葉まで)」「落葉」「土が7日以上湿ったまま」「幹がぶよぶよ」などの症状がみられる場合は要注意
- ガジュマルがすぐ枯れる人がやりがちなのが「窓を閉め切る(無風)」「毎日水を与える」「買ってすぐ植え替える」など
- 絶対枯れることのないガジュマルが欲しいなら人工観葉がおすすめ
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