購入当初はこんもり可愛かったガジュマル。いつの間にか形が悪くなってしまった。でも、整え方がさっぱり分からない…。
今回はガジュマルの樹形に関するこういったお悩みにお答えします。
この記事を読めば、
- 形が悪いガジュマルの整え方
- ガジュマルの形が悪くなる主な原因
が分かるよ!
形が悪いガジュマルの整え方を画像付きで分かりやすく解説します
今回は実際に形が悪いガジュマルを使って整え方をご紹介していきます。下写真がそのガジュマルです。
日照不足が続いたこと、放置期間が長かったことが原因で枝がひょろひょろに間延びしてしまいました。
このガジュマルを剪定と管理方法の見直しで整えていきます。
形が悪いガジュマルの整え方 手順①適期は5月~6月ころ
まずは伸びすぎた枝や混みあっている枝を剪定します。今回はひょろひょろに間延びした枝が1本あるので、これをカットします。
剪定の適期は春~秋ですが、今回のように今ある葉を大胆に切り落として幹だけにする場合は、できるだけ負担の少ない春に実施するのがおすすめです。
気温が上がり始める5月~6月頃に剪定することで、秋までの間により沢山の生育期間が確保できるよ。逆に冬直前に大胆な剪定をするのは避けるべき。
形が悪いガジュマルの整え方 手順②伸びすぎた枝をカット
切れ味の良い清潔なはさみで伸びすぎている枝を整えます。
断面から白い樹液が滲み出てくるので素手で触れないようにしてください。皮膚がかぶれる恐れがあるためです。
カットした枝は挿し木で増やすことができるよ。水はけの良い清潔な土に挿して発根するまでは土が乾かないようにしてね。(下写真)
形が悪いガジュマルの整え方 手順③屋外の日陰半日陰で管理
姿良く育てたいなら日光と風が欠かせません。春から秋の暖かい時期であれば、できるだけ屋外で育てます。
直射日光を避けた日陰~半日陰に置くのがおすすめです。
剪定で葉が大幅に減った場合は水やりに注意
剪定で葉数が大幅に減った場合、水のやり過ぎに気を付けます。
葉が減ると蒸散によって放出される水分量が減るため、剪定前よりも土が乾きにくくなるのです。
根腐れを防ぐためにも、水やりは土が乾いてからたっぷりと与えよう。「○日に1回」と決めるのは×。土の乾き具合をしっかり確認してね。
形が悪いガジュマルの整え方 手順④剪定で形を整える
剪定からしばらくすると新しく出てきた枝が伸び散らかってきました。形を整えたい場合は再度剪定しましょう。
カットした部分から枝分かれするように育つので、生長後の姿を想像しながら切るとうまくいきます。
こんな感じ。葉数がかなり減りました。ついでに植え替えも済ませました。
形が悪いガジュマルの整え方 手順⑤経過
剪定から約1年半経ちました。樹形を整える前の姿と比べてみましょう。(下写真)
形が悪かったガジュマルがこんもりしたボリューミーなフォルムに変わりました。
こんな感じで時間はかかりますがガジュマルは形を整えることができます。
ガジュマルの形が悪くなる主な原因は?
ガジュマルの形が悪くなる理由はさまざまです。以下にいくつかの主な理由を挙げてみます。
ガジュマルの形が悪くなる原因①日光不足
植物は光を受ける方向に成長する性質を持っています。
しかし、日光不足が続くと枝や茎が光を求めて縦方向ばかりに伸びてひょろひょろになることがあります。
光に向かっての成長反応が強く働くことで、植物は光を受ける場所へ向かって伸びる。結果、本来の健康な成長とは異なり茎が細く弱くなり樹形が乱れやすい。
ガジュマルの形が悪くなる原因②栄養不足
適切な栄養を得られない場合、ガジュマルの成長が妨げられ形が悪くなることがあります。
栄養が偏っている場合、特定の成長を促進する栄養が不足しているため、葉や茎の形が異常になることがあります。
葉が変形したり、茎が弱くなったりすることもあります。
肥料を与えるのは、春から秋にかけての暖かい時期。株が健康であること・根詰まりしていないことを事前に確認してから与えよう。
※ガジュマルはゴムの木の一種です。
ガジュマルの形が悪くなる原因③根詰まり
ガジュマルの根は広がりやすく十分な空間を確保する必要があります。
2年以上植え替えないままであったり、鉢底から根がはみ出ていたりすると、新しい根が健康に成長するのが難しくなります。
根が健康に成長しないと植物の成長も制限され、根が自由に成長できずに健康な形を保つことが難しくなります。
根詰まりを放置し続けていると鉢内が蒸れやすくなる。すると、根が腐敗して弱る「根腐れ」を引き起こすことも…。
形が悪いガジュマルの整え方【まとめ】
ということで、今回は形の悪いガジュマルの整え方をご紹介しました。
今回のように、元の枝が少ない場合は剪定するのが怖いという方も多いでしょう。
失敗を防ぐポイントは「適期に実施すること」。これに尽きます。
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