ガジュマルって剪定しないまま放置しているとどうなるの…?
ガジュマルを長く育てていると思ったように育たず、剪定をすべきかどうか悩むタイミングがやってくるはずです。
ただ、剪定というとなんだか難しそうでハードルが高い…。
今回はそんな方へ向け、ガジュマルを剪定しないまま育てるリスクと、簡単な剪定の仕方を画像付きで分かりやすく解説します。
ガジュマルを剪定しないとどうなる?写真で解説します
ガジュマルを剪定せずに育て続けていると、形が崩れたり枝が伸びすぎたりして、見栄えが悪くなってきます。
場所を取ってしまう
ガジュマルは非常に成長が早く、放置すると枝が暴れるように伸びてしまいます。
その結果、樹形が崩れて置き場所に困ってしまうこともあるでしょう。
病害虫のリスクが高まる
ガジュマルは剪定をしないと枝が過密になり、風通しが悪くなります。
その結果、株まわりが蒸れることで病害虫の発生リスクが高まります。
光が届かない部分が出来る
ガジュマルを剪定せずに放置していると、葉や枝が重なり合い、内側に十分な光が届かなくなります。
その結果、内側の葉が黄変し落葉することがあります。
ガジュマルの剪定方法を画像付きで分かりやすく解説
ガジュマルの剪定 手順①適期は春から秋
今回は実際にこちらのガジュマルを剪定で整えてみましょう。(↓写真)
枝が伸びすぎてしまい置き場所に困るサイズ感となっています。こちらのガジュマルを切り戻し剪定で整えていきます。
ガジュマルの剪定適期は春~秋の暖かい時期
暖かい時期はガジュマルが活発に成長する時期です。
剪定することで植物はストレスを感じ、そのストレスに対抗するために成長を促進しようとします。
ただし、枝葉を半分以上剪定する場合は春に実施するのがおすすめ。気温が上がり始める春は、新しい枝や葉がより早く生える傾向があるよ。
ガジュマルの剪定 手順②伸びすぎている枝をカット
植物の中心に向かって伸びる交差した枝や、病気や虫害の影響を受けた枝など、見栄えの悪い枝や健康でない枝は根元から切り取ります。
ガジュマルの剪定 手順③直射日光を避けた風通しの良い場所で管理
剪定後のガジュマルは、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所に置いて管理を続けましょう。
室内なら南~東向きの窓際、屋外なら半日陰に置きます。
室内で栽培している場合は、冷暖房や冷気の直接当たる場所から遠ざけて、温度と湿度を適切に保ちましょう。
直射日光を避けるのはなぜ?
剪定によって枝や葉が切り取られると、植物はその部分から水分を失います。
直射日光の下では蒸散(葉からの水分の蒸発)が増加し、剪定された部分の葉がさらに水分を失いやすくなります。
これにより、剪定部分の枯れや葉の黄変が進む可能性が高まるのです。
剪定は植物にとってストレス。直射日光によりさらにストレスを受けると、回復が遅れたり健康状態が悪化する可能性があるんだ。
ガジュマルの剪定 手順④土が乾いたらたっぷりと水やり
水やりは土の表面が乾いたら与えます。
土が乾かないうちに次から次へと水やりをするのは×。過度な水やりは根の腐敗を招く可能性があります。
あわせて読みたい 「ガジュマルの水やり方法!水やりのタイミングと量までを徹底解説」
土が乾いているかどうかをチェックする方法は?
土が乾いているかどうかは指を土に刺して湿り気を感じるかどうかで判断します。
慣れるまでは「水やりチェッカー」を使うのもおすすめです。
スティック状のチェッカーを土に挿しておくだけで、土の乾き具合を色でお知らせしてくれます。
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あわせて読みたい 「観葉植物は置かない方がいい?室内でも清潔にグリーンを楽しむ4つの方法」
ガジュマルを剪定する際、丸坊主にするか切り戻するかの判断基準は?
丸坊主にするか切り戻すかは、その目的によって異なります。
- 丸坊主剪定…すべての枝葉をカットし幹だけにする剪定方法。ひょろひょろになった姿を整る時や新しい枝を出させたい時などに有効。幹だけにするのでリスクが高い
- 切り戻し剪定…不要な枝のみをカットする剪定方法。枝と枝がぶつかる部分や見栄えの悪い部分のみカットし形を整える。丸坊主に比べてリスクが低く済む
ひょろひょろに乱れた樹形や新しい枝を出させたい時におこなうのが「丸坊主剪定」
ひょろひょろになって切り戻しでは元に戻せない場合に有効な剪定方法です。また、新しい枝を出させたい時にも適しています。
ただし、すべての枝葉をカットするためリスクは高めです。
丸坊主にするなら実施する時期が超重要。気温が上がり始める5月~6月頃が適しているよ。春は新しい枝や葉が出やすく回復しやすい時期。逆に寒くなる前の秋は避けるべき。
さらにくわしく 「ガジュマル 丸坊主の方法をわかりやすく解説します!」
樹形を整えるため不要な枝のみをカットし整えるのが「切り戻し剪定」
切り戻し剪定は不要な枝のみをカットする剪定方法です。
枝と枝がぶつかる部分や見栄えの悪い部分のみカットし形を整えます。丸坊主に比べてリスクが低く済むのが特徴です。
葉が混みあって風通しが悪くなっている部分を剪定することは害虫予防にも効果的だよ。
あわせて読みたい 「虫が付きにくい・付かない観葉植物はこれ!虫を付きにくくする方法や土も紹介」
ガジュマルの剪定で必ず押さえておくべき5つのポイント
ガジュマルを剪定する際に押さえておくべき5つのポイントは以下の通りです。
ガジュマルの剪定時に押さえておくべきポイント①目的を明確に
剪定の目的によって切り戻しにするか丸坊主にするか、どの部分を剪定するかが異なります。
乱れた樹形を整えたいのか?混みあっている枝のみを整理したいのか?
がっつり樹形を整えたいなら丸坊主。軽く形を整えるなら切り戻し。剪定の目的に応じた剪定方法を選択しよう。
ガジュマルの剪定時に押さえておくべきポイント②切れ味のよいハサミを使う
剪定には切れ味の良い剪定ばさみを使いましょう。
清潔で切れ味の良いはさみを使うと枝や葉を綺麗に切断できます。特に太い枝をカットする場合は剪定はさみが望ましいです。
綺麗な切断面は植物の回復を助け、切り口の傷が最小限に抑えられます。
切れ味の悪いはさみを使うと枝や葉が破れることで不規則な切断面ができる。すると、回復が遅れたり感染のリスクが高まったりするよ。
ガジュマルの剪定時に押さえておくべきポイント③健康状態の確認
剪定する前にガジュマルの健康状態をよく確認しましょう。
病気や虫害が見られる場合はそれらを処理してから剪定することが重要です。
弱っている株は回復力が低下していて、剪定後の回復が難しくなっているよ。剪定によって切り取られた部分の修復や新しい成長が遅れる恐れもあるんだ。
あわせて読みたい「ガジュマル 元気がないときの原因と対処方法【多幸の木】」
ガジュマルの剪定時に押さえておくべきポイント④植物の成長方向を考慮
剪定する際には植物の成長方向や自然な形を考慮しましょう。
無理な剪定を行うと、植物のバランスを崩す可能性があります。
大胆に刈り込む場合は気温が上がり始める春に実施するのがおすすめ。地域によっても異なるけど関東地方なら5月~6月頃がベスト。
ガジュマルの剪定時に押さえておくべきポイント⑤剪定後は直射日光を避ける
剪定は植物にとってストレスとなります。
そして、直射日光の下で剪定後の植物がさらにストレスを受けると、回復が遅れたり、健康状態が悪化する恐れがあるのです。
剪定後の植物は新しい枝や葉を成長させるためにエネルギーを使っているため、過度のストレスは植物の成長に悪影響を及ぼします。
室内なら南~東向きの窓際。明るく風通しの良い場所に置こう。屋外なら日陰~半日陰。日向は避けよう。
あわせて読みたい「ガジュマルを太くする方法!太らせたいなら春~秋のお手入れが重要」
剪定も植え替えも不要。土も水も使わない「人工観葉」なら虫がわかずに室内でも清潔
水やり不要で難しい剪定や面倒な植え替えも不要。害虫がわく心配も無い上に絶対枯れない。
そんな観葉植物が欲しいなら「人工観葉」が最適です。その理由は以下のとおり。
土も水も使わない人工観葉なら虫が苦手な方でも安心。室内でも清潔キープ
人工観葉であれば土も水も不要。もちろん、面倒な水やりや難しい剪定も必要ありません。
日当たりや風通し、気温などの環境に気を配る必要も無いため、窓の無いトイレや玄関などにも気軽に取り入れられて、その上虫もカビもわかずに清潔です。
窓を閉め切りがちな一人暮らしの人でも人工観葉なら枯れずに清潔。虫がわかないからベッド脇や食卓テーブルにも飾れるね。
本物そっくり、超リアルな人工観葉が欲しいなら造花専門店で探してみるのがおすすめ
でも、人工観葉って所詮はツクリモノでしょ?安っぽくならないかなぁ…。
そんな方におすすめなのが、造花専門店こだわりの人工観葉「アーティフィシャルグリーン(高品質な人工観葉)」です。
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観葉植物の中でも枯らしやすい植物といえるでしょう。
その点、フェイクグリーンであればその心配も不要。面倒な水やりも難しい湿度管理も不要です。
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ガジュマルを剪定しないとどうなる?写真で解説します【まとめ】
ということで、今回はガジュマルの剪定方法をご紹介しました。
剪定によるストレスを最小限に抑えるためには剪定前後の適切なケアが重要です。
また、葉を大幅に減らした場合は水のやり過ぎに注意。土の乾き具合をしっかり確認することが大切です。
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