今回はガジュマルの根詰まりに関するこういった疑問にお答えします。
- ガジュマルが根詰まりした時のサイン
- 根詰まりを放置しているとどうなる?
- 根詰まりしたガジュマルの対処法
- 根詰まりしていなければ植え替え不要なのか
ガジュマルが根詰まりしたときのサインは?
ガジュマルは非常に生育旺盛な植物です。ガジュマルが根詰まりを起こすと以下のようなサインが表れます。
ガジュマルが根詰まりした時のサイン①鉢底から根っこがはみ出る
鉢の中が根っこでいっぱいになると、鉢底から行き場を失くした根がはみ出てきます。
また、ガジュマルの根は強力。根詰まりが起こると根が土から突き出してくることもあります。
ガジュマルが根詰まりした時のサイン②土に水が浸み込みにくくなる
鉢の中が根っこでいっぱいになると、鉢内の水はけが悪くなって土に水分が浸透しにくくなります。
水やり後、以前に比べて「水分が浸み込むまで時間がかかるようになってきたなぁ」と感じたら根詰まりの可能性があります。
ガジュマルが根詰まりした時のサイン③葉が変色、落葉する
根詰まりすると根の成長が阻害されるため、栄養分が不足し葉が黄変したり、枯れ落ちたりすることがあります。
ガジュマルが根詰まりした時のサイン④新芽が出にくい
根が詰まると成長が鈍化し、新しい葉や枝の発生が減少することがあります。
根詰まりしたガジュマルの対処法は?
根詰まりを起こしたガジュマルはひとまわり大きめの鉢に植え替えるか根を整理して、鉢内の排水性を取り戻す必要があります。
根詰まりしたガジュマルの対処法 方法①ひとまわり大きめの鉢に植え替える
根詰まりしたガジュマルは、春~秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。
ガジュマルの植え替え【手順】
- 適期は春~秋(生育旺盛な5月~6月頃が最適)
- 鉢からガジュマルを取り出す
- ひとまわり大きめ(=今の鉢より直径プラス3cm程度)の鉢を準備
- 鉢底に新しい底石を敷き、新しい用土を鉢の1/3程入れる
- 根鉢を崩して古い根や傷んだ根をカット。根に絡みついた古い土を落す(だいたいでok)
- 鉢に株を配置し隙間に残りの土を入れ込む
- たっぷり水やりし、直射日光を避けた風通しのよい場所で休ませる
根詰まりしたガジュマルの対処法 方法②根を整理する
ガジュマルを大きくしたくない場合、「同じ鉢」か「ほぼ同じサイズの違う鉢」で育てたいですよね。
根詰まりしたガジュマルを「これ以上大きくしたくない(同じサイズの鉢で育てたい)」という場合の植え替え方法は以下の通り。
同じサイズの鉢植えに植え替える【手順】
- 適期は生育旺盛な5月~6月頃
- 鉢から株を取り出す
- すべての土を取り出す
- 鉢を洗ってから鉢底に新しい底石を敷き、新しい用土を鉢の1/3程入れる
- 根鉢を崩す⇒古い根や傷んだ根をカットし根に絡みついた古い土を落す(だいたいでok)
- 鉢に株を配置し隙間に残りの土を入れ込む
- 根を多くカットした場合、株への負担が大きくなるため既存の枝や葉をカットする
- たっぷり水やりし、直射日光を避けた風通しのよい場所で休ませる
根詰まりしたガジュマルを放置し続けているとどうなる?
根詰まりしたガジュマルをそのまま放置していると、以下のような悪影響が起こる可能性があります。
根詰まりを放置すると起こりうるトラブル①成長の停止
根詰まりにより根の成長が制限されるため、ガジュマルの成長が停止してしまうことがあります。
新しい葉や枝がなかなか発生せず、そのうち株自体も弱ってしまうこともあります。
根詰まりを放置すると起こりうるトラブル②葉が落ちる
根詰まりを放置していると、根が適切に水や栄養を吸収することができなくなります。
結果として、葉が黄変したり枯れたりして栄養不足の症状が現れることがあるのです。
根詰まりを放置すると起こりうるトラブル③根腐れ
根詰まりによって鉢内の水はけが悪くなると根腐れを引き起こす恐れがあります。
水はけが悪くなることで土が過湿になって通気性も低下し、結果、根腐れを招くことも多いです。
根詰まりしていなければ植え替えは不要?
このように思われるかもしれませんが、植え替えは根詰まりの解消のためだけにおこなうわけではありません。
土は経年によって劣化し水はけが悪くなる
土は経年により粒が崩れてカチコチに固まっていきます。
すると、水はけが悪くなることで根が蒸れやすくなり、根腐れを起こしやすくなるというリスクが高まるのです。
あわせて読みたい 「虫が付きにくい・付かない観葉植物はこれ!虫を付きにくくする方法や土も紹介」
土の栄養補給のためにも、2年に1回程度の植え替えが必要
また、土の栄養分は時間とともに使い果たされてしまいます。
定期的な植え替えによって土の排水性と栄養分を回復させ、植物が栄養を適切に摂取できるようにします。
ガジュマルの根詰まりサインとは?鉢から根が出てきた時の対処法も【まとめ】
- ガジュマルが根詰まりした時のサインには「鉢底から根がはみ出る」「土に水分が浸透しにくくなる」「葉が黄色くなる・葉が落ちる」「新芽が出にくい」などがある
- ガジュマルの根詰まりを放置していると「根腐れ」「落葉」「成長の停止」を招く恐れがある
- 根詰まりしたガジュマルは植え替えで根が生長するスペースを確保する必要がある
- 根詰まりしていなくても2年以上植え替えていない場合、土を更新するために植え替えた方が良い
冬に根詰まりに気付いた場合は植え替えずに春まで待つのが基本。冬は生育が緩慢になるから急がなくてもok。やむを得ない場合は根鉢を崩さずにひとまわり大きめの鉢に植え替える。
あわせて読みたい 「観葉植物は置かない方がいい?室内でも清潔にグリーンを楽しむ4つの方法」
ガジュマルを育てている方におすすめの便利アイテム
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓
あわせて読みたい 「ガジュマルの水やり方法!水やりのタイミングと量までを徹底解説」
☆★土の上に置くだけて超手軽。効果は約2か月。錠剤タイプの肥料↓↓
☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのがおすすめ↓↓
あわせて読みたい 「観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?」
☆★コバエの原因となる堆肥を含まないから室内でも清潔にガジュマルが育てられる「室内向けの土」↓↓
☆★土に混ぜ込むor撒くだけでガジュマルに付きやすい害虫を予防↓↓
あわせて読みたい「観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの選択肢も」
☆★鉢底の通気性を確保し根腐れを防ぐ。蒸れを嫌うガジュマルにおすすめの鉢を浮かせるアイテム「ポットフィート」↓↓
あわせて読みたい 「観葉植物好きなら必ず持っておくべき!優秀すぎる園芸アイテム【厳選】」
関連topicsはこちら
「ガジュマルがひょろひょろになったときの対処法を解説します!」
「ガジュマルをこんもりさせる方法 スカスカの樹形はどうすべき?」
「ガジュマルに直射日光を当てても大丈夫?最適な置き場所とは」